因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

玄海灘を上演する会主催 異文化を愉しむ会提携『玄海灘』

2023-08-30 | 舞台
*玄海灘を上演する会主催 異文化を愉しむ会提携 金達寿原作 有吉朝子(劇団劇作家/有吉作品過去記事→1,2,3,4)脚色 志賀澤子(東京演劇アンサンブル)演出 調布市せんがわ劇場 9月3日まで 本作は2022年7月、第15回シアターχ国際舞台芸術祭2022において、有吉朝子脚色、萩原萌(劇団新人会)、松田崇、二宮聡構成・出演で上演されている(未見)。「玄海灘を上演する会『金達寿『 . . . 本文を読む
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演劇仲間ことのみ 第7回公演『輸血』

2023-08-18 | 舞台
*坂口安吾作 桑原睦(東京演劇アンサンブル)演出 公式サイトはこちら studio ZAP! 21日まで  坂口安吾作品の最初の観劇は、1980年代はじめに東京演劇アンサンブル公演の『櫻の森の満開の下』であった。美しくも恐ろしい幻想物語で、異次元空間に誘われた不思議な感覚がいまだに残っている。今回の『輸血』の演出が東京演劇アンサンブルの桑原睦であることに、ある種の「縁」を覚える。続いて2015年秋 . . . 本文を読む
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劇団民藝公演 KEIKOBA『善人たち』

2023-08-10 | 舞台
*遠藤周作作 小笠原響演出 公式サイトはこちら 川崎市黒川・劇団民藝稽古場 13日終了 2021年12月、長崎市遠藤周作文学館で未発表の直筆戯曲数本が見つかった。そのうち、遠藤文学の最も主要なテーマが凝縮された作品として研究者の注目を集めているのが『善人たち』であり、さらに劇団民藝に書き下ろされたものであったという(公演チラシより)、大変な作品である。長い年月眠っていた戯曲が発見され、遠藤周作生誕 . . . 本文を読む
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