因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

劇団民藝「神と人とのあいだ」第二部『夏・南方のローマンス』

2018-02-28 | 舞台
*木下順二作 丹野郁弓演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 第一部『審判』と交互上演 3月10日で終了(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32) 当初本作は1970年、『審判』とともに一挙上演の予定であった。しかし作者の意に充たず、 . . . 本文を読む
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劇団民藝公演「神と人とのあいだ」第一部『審判』

2018-02-27 | 舞台
*木下順二作 兒玉庸策演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 第二部『夏・南方のローマンス』と交互上演 3月10日まで(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31)「神と人とのあいだ」は、A級戦犯を裁いた東京裁判の速記録をもとに、木下順二が独自 . . . 本文を読む
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文学座創立80周年記念『真実』

2018-02-24 | 舞台
*フロリアン・ゼレール作 鵜山仁翻訳 西川信廣演出 公式サイトはこちら 東京芸術劇場シアターウェスト 3月5日まで ゼレールは1979年パリ生まれ。2002年にデヴュー作である小説で大きな賞を受賞したのを皮切りに、話題作を次々に発表。ほぼ同時期に劇作家としてもめきめきと頭角を現した新進気鋭である。日本では2016年、俳優の中村まり子の翻訳で『誰も喋ってはならぬ』が加藤健一事務所で初演の運びとなり、 . . . 本文を読む
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MSPインディーズ 唐十郎×シェイクスピア「シェイクスピア幻想」PartⅡ

2018-02-24 | 舞台
*MSPインディーズ・シェイクスピアキャラバン エスパスビブリオ提携公演 唐十郎「シェイクスピア幻想」『劇的痙攣』(岩波書店)所収より 公式サイトはこちら 24日のみ 西村俊彦・丸山港都・笹本志穂(劇団民藝)・道塚なな(音楽)出演 井上優(明治大学文学部准教授)企画 唐十郎がシェイクスピア作品に触発され、編み出した短編連作集の朗読公演である。2016年秋、2017年冬に続く完結編だ。目で読む書物か . . . 本文を読む
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オフィスコットーネプロデュース『夜、ナク、鳥』

2018-02-22 | 舞台
*大竹野正典作 瀬戸山美咲演出 公式サイトはこちら 吉祥寺シアター 24日で終了 2002年に九州・福岡で発覚した看護師4人によ連続保険金殺人事件(参考)をモチーフにした1幕劇だ。4人の女性たちが医療技術と知識を駆使し、夫や愛人を殺し、保険金をせしめていく。いや、せしめるのはリーダーのヨシダだけであり、あとの3人は友情を盾にしたヨシダの巧言によって悪の道に足を踏み入れていくのである。2016年、『 . . . 本文を読む
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