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大牟田4人連続殺害:妻と二男の2被告に死刑判決

2006-10-20 07:14:58 | Weblog
大牟田4人連続殺害:妻と二男の2被告に死刑判決 2006年10月17日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061018k0000m040002000c.html
 福岡県大牟田市で04年9月に起きた4人連続殺害事件で、強盗殺人罪などに問われた同市桜町の元暴力団幹部、北村実雄被告(62)ら一家4被告のうち、妻真美(47)、二男孝紘(22)両被告の判決公判が17日、福岡地裁久留米支部であった。高原正良裁判長は「冷酷非道、極めて凶悪な犯行で、生命の尊厳を無視する自己中心的な動機に酌量の余地は全くない」として、両被告に求刑通り死刑を言い渡した。両被告の弁護士はそれぞれ控訴を検討している。
 高原裁判長は、真美被告を「動機面の中心的存在」、孝紘被告を「4人全員の殺害を実行した」とそれぞれの役割を認定。真美被告について、被害者の同市小浜町、無職、高見小夜子さん(当時58歳)殺害を考えながら自ら踏み切れずに息子2人を引き入れた点を指摘。「反省が深いことなどを考慮しても刑事責任はあまりに重く、極刑で臨むほかない」と述べた。
 孝紘被告についても「人命軽視の反社会的な価値観が強く、矯正は困難」と指弾。「当時20歳3カ月と若かったことなどを考慮しても刑事責任は重い」と述べた。
 殺害の共謀については、実雄被告は被害者3人、長男孝被告(25)は4人についてそれぞれ認定した。
 同事件の公判は「すべて1人でやった」と主張する実雄被告と全面否認の孝被告を分離。今月24日に論告求刑公判が予定され、判決は来春の見通し。両被告の審理も真美、孝紘両被告と同じ高原裁判長が担当しており、共謀について同様の判断をする可能性が高いとみられる。

▽内藤惣一郎・福岡地検久留米支部長の話 適正な判決と考える。改めて被害者の方々のご冥福をお祈りします。
▽孝紘被告の弁護人の永尾広久弁護士の話 判決は検察側の論告を引き写しただけと言ってよく、大変不満。被告に強く控訴を勧めたい。
◇認定事実
(1)04年9月16日、北村孝紘被告が孝被告と共謀し、高見穣吏さん(当時15歳)を殺害し貴金属を強奪=強盗殺人罪
(2)同18日、真美被告と孝紘被告が実雄被告、孝被告と共謀し▽小夜子さん(同58歳)▽龍幸さん(同18歳)▽原純一さん(同17歳)を殺害し現金を奪う=強盗殺人罪、殺人罪
(3)同日、4被告で共謀し、けん銃を所持し発砲=銃刀法違反
(4)同日、4被告で共謀し、3人の遺体を川に捨てた=死体遺棄罪


 こちらの事件については、その犯行のあまりもの残酷さに、2年たっても事件の詳細をすぐに思い出すことができる方も決して少なくないのではないかと思います。
 死刑も当然の判決かと思いますし、遺族の気持ちを考えるならば、この先高裁、最高裁という形でいたずらに裁判を長引かせるのだけはやめて欲しいと思います。


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