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山陽新幹線が始発から8時間半ストップ!!!

2010-07-23 06:36:25 | Weblog
山陽新幹線の脱線…東海道へも影響広がる 2010年7月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100722-OYT1T00180.htm
 22日午前4時20分頃、神戸市須磨区西落合の山陽新幹線・新神戸―西明石間の須磨トンネル(全長2388メートル)内で、上り線に停車していたレール保守車両(2両)にトンネル保守車両(8両)が追突し、トンネル保守車両の3、4両目が脱線した。 けが人はなかった。
 山陽新幹線は新大阪―姫路間で上下線とも始発から運休しており、正午現在、約5万4000人に影響、上下85本が運休。東海道新幹線もダイヤが乱れた。トンネル保守車両は重い作業用機械を積んでいるため撤去に手間取り、JR西日本は、運転再開は午後2時半と発表した。ダイヤ正常化は夕方以降になる見通し。
 JR西によると、保守車両には、別の車両が300メートル以内に接近すると警報が鳴り、非常ブレーキがかかる衝突防止装置が備え付けられている。今回、同装置は正常に作動しなかったとみられる。トンネル保守車両の運転手は、兵庫県警の事情聴取に「視界が悪く、(手動)ブレーキが間に合わなかった」と説明しているという。

「どうなっている」怒る利用客…脱線山陽新幹線 2010年7月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100722-OYT1T00525.htm
 22日早朝、神戸市須磨区のトンネル内で起きた山陽新幹線の保守車両同士による追突脱線事故で、新幹線は新大阪―姫路間は運転ストップとなり、混乱が広がった。けが人はなかったが、再開のめどはたたず、保守点検作業中のお粗末な安全確認の実態が浮き彫りに。JR西日本では、列車の防護無線の予備電源ヒューズを抜き取った車掌が逮捕される事件があったばかり。利用者らは「JRは一体どうなっているんだ」と怒りを募らせた。
 新大阪駅(大阪市淀川区)では博多方面行きが午前6時台の始発から運転見合わせとなった。改札前では「ただいま運転を見合わせています」のアナウンスが繰り返されるだけ。足止めされたビジネスマンや観光客らはいらだち、「いつ運転を再開するのか」と駅員を取り囲んだ。
 駅員らは約220人で対応したが、精算所には払い戻しで長蛇の列ができ、在来線のホームは乗り換えの人らであふれかえった。
 商談で岡山に向かう途中の大阪市の会社員、山田史郎さん(39)は「1時間半待ったが、詳細がわからない。払い戻して在来線を使う」と憤慨、家族旅行で島根に行くという堺市の中学1年北野友暉さん(12)は「初めて新幹線に乗るのを楽しみにしていたのに……」と表情を曇らせた。
 姫路駅(兵庫県姫路市)は、大阪方面から在来線で同駅に到着し、博多方面への新幹線に乗り換える人らで混雑。改札口に人があふれ、入場制限が行われた。
 岡山駅では精算窓口に約200人が殺到。東京で商談があるという岡山県倉敷市の会社員萩原邦章さん(56)は「安全運転のための保守整備で事故を起こすとはどういうことか」と憤った。

保守作業巡るトラブル、過去にも…新幹線脱線 2010年7月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100722-OYT1T00546.htm
 新幹線や在来線での保守作業を巡るトラブルは、過去にも起きている。
 1998年9月、岡山市の山陽新幹線で、トンネル保守車両が線路に砂利を補充する別の保守車両に追突して脱線、運転士らがけが。99年9月には新神戸―西明石駅間で、保守車両同士が追突、脱線し、作業員ら3人が重軽傷。2005年10月には、山口県防府市の新山口―徳山駅間で、架線の取り換え作業をしていた保守車両同士が衝突、作業員ら3人が重軽傷を負った。
 在来線では鳥取県内の伯備線で06年1月、作業中の保線区員が特急列車にはねられるなどし、5人が死傷した。この事故では、通過列車の順番を間違えたとして、当時の現場責任者だったJR西日本社員が業務上過失致死傷罪で在宅起訴され、有罪が確定した。

トンネル保守車両、規定速度も超過…山陽新幹線 2010年7月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100723-OYT1T00117.htm
 神戸市須磨区の山陽新幹線トンネル内で22日早朝、保守車両同士が追突し脱線した事故で、追突したトンネル保守車両は規定速度を超過していた上に、衝突防止装置も正常に作動しなかったことが同日、JR西日本による走行データ解析でわかった。
 兵庫県警は、業務上過失往来危険容疑での立件を視野に、実況見分などを進めている。
 近畿運輸局は22日、JR西に原因究明と再発防止を求め、文書で指導した。指導は電車のヒューズを抜き取ったとして車掌が逮捕された事件に続き、2日連続となった。
 保守車両の最高時速は、運行規則で40キロに制限されているが、追突したトンネル保守車両は事故現場の手前900メートルを時速47キロで走行。「前方車両まで500メートルに達した段階で30キロ以下に減速する」との規則もあるが、レール保守車両の136メートル手前でも時速は36キロ出ており、速度超過だった。
 衝突防止装置は、時速30キロを超えたまま、前方車両に300メートルまで接近すると、自動的にブレーキが作動し、195メートル前からは警報も鳴る仕組み。今回ブレーキがきき始めたのは117メートル手前で、警報が作動したデータもなかった。今年1月に定期検査を行い、当日の始業前点検も実施したが、異常はなかったという。
 県警の事情聴取に運転手は「時速約40キロで走行中、レール保守車両の手前約200メートルで警報が鳴り、手動ブレーキで約15キロに減速したが間に合わなかった」と説明している。
 山陽新幹線は始発から約8時間半ストップし、22日午後2時30分に新大阪―姫路間の運転を再開したが、上下97本が運休し、約6万2000人に影響した。東海道新幹線も6本が運休、約6000人の足が乱れた。





 う~ん。新幹線と言えば、時間に最も正確と信じられてきた移動手段だけに、ダイヤが乱れることなど想定もしていない方も少なくなかったと思いますが、先日の騒動に巻き込まれた方には心底同情します…。
 それにしても、本来ならば安全を維持するために深夜に運行させている保守車両同士が衝突して、8時間半も新幹線をストップさせるなんて一体何やってんだか…(呆れ
 まあ、在来線の新快速に乗り換えて移動する方もいらっしゃったと思いますが、車掌の予備電源ヒューズ抜き取り事件に続く相次ぐ不祥事。ホント勘弁して貰いたいものだと思います。


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