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阿久根市懲戒免取り消し判決に異議、署名活動

2010-04-30 07:23:17 | Weblog
阿久根市懲戒免取り消し判決に異議、署名活動 2010年4月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100429-OYT1T00223.htm
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、人件費の張り紙をはがした元係長の男性(46)を懲戒免職処分にした問題で、市長を支持する市議や市民が、処分を取り消した鹿児島地裁判決に異を唱え、福岡高裁宮崎支部に「公正な判決を求める」とする署名活動を行っていることがわかった。
 判決に反対する署名活動を上級裁判所に行うことは極めて異例。石沢正彰市議ら市長派の4市議が、市民約50人の協力を得て25日頃から開始。5月下旬をめどに同支部に提出するという。署名に法的拘束力はない。



 まだ、強引な理由で懲戒解雇した職員の懲戒解雇無効を訴えて署名活動を行うというのならば理解できなくもないのですが、現実は正反対の運動が…。
 一体この田舎町(阿久根市)では何が起こっているんでしょうね???(呆れ

 懲戒免職というのは、単なる?解雇と異なり、退職金さえ支払わない懲戒の中でも一番重い処分ですし、今回のような事例ではけん責レベルが妥当で、懲戒免職(懲戒解雇)以前に普通解雇も土台無理な話。1カ月程度の出勤停止や10%の減給さえ認められる可能性は低いと判断しますが、多少なりとも労働判例というものを知っている方ならば、この署名運動とやらが、いかに世の中の現実からかけ離れた行為かくらいわかりそうなものですが、こうやって『○○(阿久根)の常識、世間の非常識』と世間で揶揄される行為が発生していくのだろうな…と思うと暗鬱な気持ちになります。
 いくら気に入らない人間を追い出したところで、やる気のある若手が愛想を尽かして逃げ出し、年寄りだけの街になっては、自治体の将来もないというのに、市長支持派と呼ばれる人達はホント何がしたいんでしょう???


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