hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日本シリーズ第3戦のポイント

2016-10-26 05:00:09 | 日記

たまには野球の話。日本シリーズも3戦目、カープ2勝で迎えた札幌ドーム、先発はカープはこのシリーズでラストとなる黒田、ファイターズは有原。

初回、日ハムは2番近藤がヒットで出塁、3番大谷が三塁線を破る2塁打で1死2.3塁。4番中田の内野ゴロの間に1点取る。2回 広島は鈴木のポテンヒットで1アウト1塁、6番エルドレッドがレフトスタンドに2ランで1ー2となる。その後は両チームともランナーは出るがタイムリーまで行かず8回裏まで進む。実はここまでは序章に過ぎなかった。

終盤、後のない日ハムは先頭の9番中島が10球粘って四球で出塁。1番西川が送り、1死2塁を作る。2番近藤は外野フライに倒れ、3番大谷となる。すると当たりのない中田を考え、大谷を敬遠、1.2塁で中田登場。ここが、最初の大きなポイント、4番の意地がレフトへのタイムリーヒットとなる。しかし、広島のレフト松山が突っ込んでダイレクトキャッチを試みるも逸らし、1塁ランナーまでホームインさせてしまう。あまり、解説者は指摘しなかったが、松山の^_^プレーにより、広島は主導権を渡してしまう。実は同点で止めるか、逆転するかでは大きな差がある。

しかし、これで終わらない。9回表は6番鈴木の3塁打で無死3塁から始まる。日ハムの抑えの代役谷本は粘ってエルドレッド、松山は討取るが、2死から8番安部に初球をライト前に打たれ同点となる。難しい判断だが、次の石原との勝負を考える手もあり、高めに初球を放ったのはやや不用意か。

さらに10回裏日ハムの攻撃はなぜかまた9番中島から。しかし、大瀬良のストレートにはかすらず、三振。1番西川は簡単に四球を選ぶ。2番陽は守備固めからのスタートであったが、送るとまた敬遠となるからか、打たせるが全く合わず三振。ついで3番大谷が打席に、1ー1からすかさず西川が盗塁、2死2塁を作る。大谷は盗塁を助けるためにスイングをして1ー2のカウント。

8回は敬遠したのにカウントからか大谷との勝負を選ぶが、インコース低めに落ちるフォークボールを大谷が上手くライト前に運び、サヨナラ勝ちという試合。

ポイントは3つ、(1)8回日ハム先頭の中島が粘って四球を選んだのが逆転を呼び込む、(2)9回広島は無死3塁が2アウトになったあと、安心したのではないが、谷本が不用意な高めにボールを投げて同点、(3)最後は2死2塁から広島は敬遠策も外野の前進守備も取らず、らくらくサヨナラ負けとなる。この微妙な采配がシーソーゲームを演出し、最後まで息のつけない今年最高の試合となった。

あと、広島は点に繋がった攻撃は6番鈴木から、同じく日ハムは9番中島からという点もある。いや、とにかく面白かった。阪神が出てこないとじっくり野球が観れて楽しいもんだ。という負け惜しみ。