静かな、静かな奈良井宿での一夜が明け、目覚めると外は真っ青な空の下、まさに旅日和。標高があるせいか、部屋の窓辺に座っていると、ひんやりとした風が肌をなでていきます。
松本城大天守
朝7時30分からの食事の前に、前日見落としていた奈良井宿の杉並木を見にいきました。朝日を遮る宿場の家並みがつくる日陰を辿るように江戸口方面に進み、江戸見附辺りに社殿を構える八幡宮のそばに目指す杉並木はあるといいます。
朝の宿場風景
道標に従って進むと八幡宮の参道となっている石段をのぼり、その途中から右手に折れるように古い道筋が延びています。
その古い道筋をほんの少し進むと50mほどの区間に旧中山道の杉並木が僅かに残っています。
杉並木
杉並木
ちょうど江戸方向から奈良井宿の江戸口に入るちょっと手前に位置するのがこの杉並木です。この杉並木を抜けると道は下り坂となり奈良井宿の宿内へとつながっていたを思われます。
京へのぼる旅人は奈良井宿のはずれから始まる鳥居峠(1197m)を越える前に、ここ奈良井宿で鋭気を養うために宿をとったのではないでしょうか。
せっかくなので杉並木の至近に鎮座する八幡宮の社殿まで行ってみることにしました。石段を上りきると境内の奥にかなりシンプルな社殿が構えています。
八幡宮社殿
これで奈良井宿の見どころをすべて見たことになります。ちょうど朝食の始まる時間が迫ってきたので、宿に戻ることにしました。
朝の散歩で少しお腹がへったので、朝食を美味しく食べることができました。ワンプレートの可愛らしい朝食は奈良井宿らしい気持がこもった献立です。
宿の朝食
腹ごしらえができたところで、今回の旅の最終目的地である松本行きの列車の出発時刻が迫ってきました。松本に行く理由はもちろん現存する日本最古の城として400年もの歴史を刻む「松本城」の見学です。
奈良井宿発9時25分の列車は所要1時間ほどで松本に到着します。松本での滞在時間が2時間30分と限られているので、まずは松本のランドマークである国宝・松本城を目指すことにします。
松本駅から周遊バスに乗り、市街を眺めながら松本城公園近くの市役所前で下車することにしました。市役所前からお堀に架かる橋を渡り、太鼓門へと進んで行きます。
太鼓門
太鼓門をわたるといよいよ内堀へと近づいていきます。目の前に目指す松本城の天守がやおら現れます。内堀の向こうに美しいシルエットを描く大天守が聳えています。
大天守
まるで絵葉書を見ているような光景が目の前に広がっています。それほど高さのない石垣の上に置かれた大天守は5層6階のスラリとしたまるでスレンダー美人のように立っています。美しすぎるほど美しく、まるで黒衣を纏った麗人のような佇まいです。
お城の天守の姿は城それぞれに特徴をもっていますが、松本城はこれまで見た城とは異なる美しさを備えています。天守を支える石垣はそれほど高くなく、スラッとのびる天守を堅固に守るかのような安定感を見せています。
さあ!それでは大天守へ登城とまいりますか。大天守へは内堀を渡り黒門を抜けて、かつて本丸があったエリアへと入らなければなりません。黒門を抜けると、さきほど内堀越しに眺めた大天守とは異なる趣とシルエットが待っています。
しばし見とれていると、甲冑を身に纏った一人の武将が現れました。一緒に記念撮影をしてくれるというのでパチリ。
武将と共に
美しい大天守を背景にして武将との記念撮影を終えて、いよいよ大天守へと進んでいきます。入口で下足し天守内へと入っていきます。6階まではかなり急な階段を登っていきます。天守最上階に到着すると、かなり息は荒くなり、足腰にも負担を感じます。
誠に無礼とは知りつつも、思わず天守最上階の床にゴロリ!
ちょっと失礼!
天守にて
今回の旅の最後の訪問地である松本で国宝のお城に触れることができたことに満足し、東京に戻ることにしました。
木曽川ほとりの山城「国宝・犬山城と城下町探訪」~風薫る新緑に映える名城~
白鷺の如く美しい姿を見せる「姫路城」
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松本城大天守
朝7時30分からの食事の前に、前日見落としていた奈良井宿の杉並木を見にいきました。朝日を遮る宿場の家並みがつくる日陰を辿るように江戸口方面に進み、江戸見附辺りに社殿を構える八幡宮のそばに目指す杉並木はあるといいます。
朝の宿場風景
道標に従って進むと八幡宮の参道となっている石段をのぼり、その途中から右手に折れるように古い道筋が延びています。
その古い道筋をほんの少し進むと50mほどの区間に旧中山道の杉並木が僅かに残っています。
杉並木
杉並木
ちょうど江戸方向から奈良井宿の江戸口に入るちょっと手前に位置するのがこの杉並木です。この杉並木を抜けると道は下り坂となり奈良井宿の宿内へとつながっていたを思われます。
京へのぼる旅人は奈良井宿のはずれから始まる鳥居峠(1197m)を越える前に、ここ奈良井宿で鋭気を養うために宿をとったのではないでしょうか。
せっかくなので杉並木の至近に鎮座する八幡宮の社殿まで行ってみることにしました。石段を上りきると境内の奥にかなりシンプルな社殿が構えています。
八幡宮社殿
これで奈良井宿の見どころをすべて見たことになります。ちょうど朝食の始まる時間が迫ってきたので、宿に戻ることにしました。
朝の散歩で少しお腹がへったので、朝食を美味しく食べることができました。ワンプレートの可愛らしい朝食は奈良井宿らしい気持がこもった献立です。
宿の朝食
腹ごしらえができたところで、今回の旅の最終目的地である松本行きの列車の出発時刻が迫ってきました。松本に行く理由はもちろん現存する日本最古の城として400年もの歴史を刻む「松本城」の見学です。
奈良井宿発9時25分の列車は所要1時間ほどで松本に到着します。松本での滞在時間が2時間30分と限られているので、まずは松本のランドマークである国宝・松本城を目指すことにします。
松本駅から周遊バスに乗り、市街を眺めながら松本城公園近くの市役所前で下車することにしました。市役所前からお堀に架かる橋を渡り、太鼓門へと進んで行きます。
太鼓門
太鼓門をわたるといよいよ内堀へと近づいていきます。目の前に目指す松本城の天守がやおら現れます。内堀の向こうに美しいシルエットを描く大天守が聳えています。
大天守
まるで絵葉書を見ているような光景が目の前に広がっています。それほど高さのない石垣の上に置かれた大天守は5層6階のスラリとしたまるでスレンダー美人のように立っています。美しすぎるほど美しく、まるで黒衣を纏った麗人のような佇まいです。
お城の天守の姿は城それぞれに特徴をもっていますが、松本城はこれまで見た城とは異なる美しさを備えています。天守を支える石垣はそれほど高くなく、スラッとのびる天守を堅固に守るかのような安定感を見せています。
さあ!それでは大天守へ登城とまいりますか。大天守へは内堀を渡り黒門を抜けて、かつて本丸があったエリアへと入らなければなりません。黒門を抜けると、さきほど内堀越しに眺めた大天守とは異なる趣とシルエットが待っています。
しばし見とれていると、甲冑を身に纏った一人の武将が現れました。一緒に記念撮影をしてくれるというのでパチリ。
武将と共に
美しい大天守を背景にして武将との記念撮影を終えて、いよいよ大天守へと進んでいきます。入口で下足し天守内へと入っていきます。6階まではかなり急な階段を登っていきます。天守最上階に到着すると、かなり息は荒くなり、足腰にも負担を感じます。
誠に無礼とは知りつつも、思わず天守最上階の床にゴロリ!
ちょっと失礼!
天守にて
今回の旅の最後の訪問地である松本で国宝のお城に触れることができたことに満足し、東京に戻ることにしました。
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白鷺の如く美しい姿を見せる「姫路城」
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かなり強行軍の行程のため、松本城の天守に登りつめた瞬間、疲れが押し寄せてきたように思います。
大変、不躾で失礼とは思いましたが、天守最上階でゴロリとさせていただきました。