通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

宮島言葉のいろいろ その12 「ぶち」

2012年07月17日 | 広島弁
「宮島の町屋通りに飾ってある「宮島言葉のいろいろ」を紹介するこのシリーズ」

「第12回目の今日は「ぶち」じゃ」




ぶち…とても・すごく
(撮影日:2012年1月4日)




「「ぶち」は、「とても・すごく」という意味じゃね」

「例えば、疲れたときには「ぶちえらいのう(=とってもしんどい)」と言うよの」

「「今回のテストは、ぶち難しかったねぇ(=今回のテストは、すごく難しかったね)」とかね」

「最近は、「ばり」という言葉も使うようになったよのう」

「子どものころはよう(=よく)使いよったけど、大人になって使う回数が減っとる言葉かね」



「「ぶち」といえば、さくまあきらじゃのう」

「誰ね? さくまあきらって?」

「さくま氏は、伝説の雑誌『月刊OUT(アウト)』に載っとった「さくま学園」で、「ぶちぶちぶち」を連発されとったんじゃ。「わしゃ総理じゃよ」という言葉も残されとるがの」

「そんな雑誌、うちゃ知らんよね!」

「ほいじゃ、ゲーム「桃太郎電鉄」シリーズの監督をされるお方といえば、わかるかの?」

「そのむかし、ファミコンの時代じゃけど、「桃太郎電鉄」はやったことがあるよ。へぇ。「桃太郎電鉄」の監督をされとってんじゃ」



↓さくまあきについては、こちら↓

さくまあきらのホームページ



↓『月刊OUT』については、こちら↓

「月刊OUT」ウィキペディア

OUTSITE




↓「桃太郎電鉄」については、こちら↓

桃太郎電鉄 公式サイト





「「ぶち」といえばもう一人、出渕裕(いづぶち ゆたか)を忘れちゃいけんのう」

「また、わけのわからん人の名前を出してくる!」

「出渕氏といえば、「ブチメカ」という言葉があるくらい、有名なお方なんで」

「なんね、その「ブチメカ」いうのは?」

「出渕氏は、ロボットアニメ『闘将ダイモス』(1979年)以来、毎回主役に倒される敵ロボットのデザインを担当されとったんじゃ。以来、誰が名付けたか、氏のデザインするロボットは「ブチメカ」と呼ばれるようになったんよ」

「出渕さんは、うちにもわかるような仕事をされとってんないんかね?」

「最近では、アニメ版『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督を担当されとってんじゃ」

「『宇宙戦艦ヤマト2199』!?」

「あの『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品なんじゃ」

「ヤマトといえば、おととし、実写版の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が公開されたばっかりじゃん」

「2009年(平成21年)には『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』も公開されとるしの」

「ところで、『宇宙戦艦ヤマト2199』って、どんな内容なん?」

「38年前の1974年(昭和49年)にテレビで放送された、第1作目の『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品になるんじゃ」



↓出渕裕については、こちら↓

「出渕裕」ウィキペディア



↓『宇宙戦艦ヤマト2199』については、こちら↓

宇宙戦艦ヤマト2199





↓宇宙戦艦ヤマトについての関連記事は、こちら↓

西崎義展と宇宙戦艦ヤマト

夕日に眠る 戦艦大和






【今日の宮島言葉】

ぶち

意味/とても・すごく

例文/「ぶち痛い(=とっても痛い)」



参考文献:
廿日市市商工会議所『宮島本 改訂版 宮島検定テキスト』2008年
『広島県大百科事典』中国新聞社 1982年






↓宮島言葉のいろいろについての関連記事は、こちら↓

宮島言葉のいろいろ その11 「ほいじゃけん」

宮島言葉のいろいろ その10 「ほぼろをうる」

宮島言葉のいろいろ その9 「みてみいや」






「今日は、「宮島言葉のいろいろ」で「ぶち(とても・すごく)」について話をさせてもらいました」

「今回は余談が多くてすまんかった。ほいじゃあ、またの」

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