たまたま止まった建物の、目の前の軒にツバメの巣があった。「鳥たちが新しい命を育む季節でもあるよな」と何気なく巣を観察していると、どうやら今は空のようである。去年の巣でもあるようでもある。
そこでそのまま、ボトルのお茶をコップに注ぎ、一息飲んで、ふっとまた前をみて見ると、上方の巣から、ふわりと下りたものがいる。「ああ、まだただいま使用中だったんだ。」と気がついたのだが、≪ふわり≫が何だか腑に落ちない。引き続き見てみると、あろうことかすぐそこの地面に下りて、トン、トン、トン、と跳ねて歩く。その姿、まぎれもなくスズメである。
キリシマツツジ
キンポーゲの家族
小さな花、キュウリグサの花
テンナンショウ
一片だけ