故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

解らないこと

2015-04-11 06:39:49 | よもやま話
現場説明の合間に見つけました。

無知の知。
広辞苑によると、「ソクラテスの認識論的自己反省」と
出ていました。

良かったあと思いました。
歴史的に有名なソクラテスが言ってるんだから。

知っている人から、
知らないことを説明される時に、
少しイラッとすることがあります。
私が知らないことを前提に話してくれないからです。
「何故、知らないの」が垣間見えるからです。

実に知らないことの多いことか。
スマホに手を出せない、コンピューターを使いこなせない。
人の気持ちが分からない。道がわからない。

解らないことが多すぎて困るから便利なツールが出てくるのでしょう。

ちょっと待てよ。
トイレに入って座って用を足して、水か湯で洗ってもらって、
いつしか座り込む和便器より、座る洋便器を選んでいます。
これは、何か違うんじゃないかな。
どんどん便利になるのは、良いけど。
駅でも階段よりエスカレーターの方に行き、
歩くより自転車へ、電車へ、車へとなっています。

そして、肥満を抱えダイエットのためにサプリメントを飲む。

知らないことから、ここまで来てしまいました。

本来知らないがために、知ろうと努力したはずで、
知る過程が楽しいと知っているのに、いつしかイラつくなんて
とんでもないことなのです。
知らないことを、教えてもらうのですから、楽しまなければならない。

無知を隠すために威嚇するなんて、言語道断です。
「無知」の鉢巻をして歩くくらいの気持ちで、ちょうど良いのです。
恥じることなんか何もないのです。
ソクラテスさんだって、自己反省しているんだから。

朝ぼらけ 夕ぼらけまで 昼ぼらけ

2015年4月11日
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