故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

何かが生まれる

2015-04-16 06:46:17 | 思い出話
ス ナックえんどうがいっぱい生まれました

毎日の小さな感動を綴っています。

今日の感動は、スナックえんどうの赤ちゃんの絵です。
ふわふわの葉っぱに包まれて、スナックえんどうの小さい花が出てきました。
朝日を浴びて、たくさん出てきています。下の方の花から順に実になっています。

この辺まで、冒頭文を書き始めるといつも何かが出てきます。
その何かを毎日、少し苦しみながら想いとして残しています。

人間の赤ちゃんも、おくるみに包まれて、初めてご対面です。
最初の子供が生まれる時、難産でした。
隣のベッドが空いていたので、休みながら待っていました。
私はいつしか寝ていました。
18時間かかりました。かみさんは唸っていました。

看護婦さんが、もう産まれますよと声をかけると
かみさんは、すたすたと歩いて行きました。
死ぬかと心配したのが、うそのようでした。

何度も、テレビで出産に立ち会う男の馬鹿面を観ていました。
うろうろ、そわそわ、聞こえてくるであろう声を待っているのでした。
はらはらではなく、ただただ不安でした。
よく分からないことですから。
男は、実感が湧かないというか、頼りないのです。

一回経験すれば、もう慣れたもの。
次の子が産まれそうな時、かみさんは玄関に用意していた布袋を抱えて
ピクニックに行くようにタクシーに乗って出かけました。
少しの時間、長女を担いで山を歩き、産院に向かいました。
はあ、次の子が産まれていました。
だんだん増える家族が、肩にずしり、重みを感じた瞬間です。

何かが生まれる。

私にも、生まれました。
喜びと責任感です。
遠い昔のことを、スナックえんどうのおくるみを見て思い出しました。

朝日の窓 豆が二つ目 顔を出す

2015年4月16日
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