2017年 作品。
山田洋次監督のシリーズ2作目。今年 第3作が公開される予定。
マイカーでの外出を楽しみにしている周造(橋爪功)だが、クルマのキズが絶えない。これを心配した家族は周造に運転を辞めてもらおうとするが、全く取り合ってもらえない。そこで周造に免許証を返上させるために、週末に家族会議を開催することになる。その前日、周造は偶然出会った高校の同窓生 丸太と飲み、彼を部屋に泊めた。家族会議で揃った朝、周造の部屋で丸太が死亡していた。
高齢者の運転免許証の返上と老人の孤独死を題材として、家族の絆をユーモアたっぷりに描いた作品。随所に肩の凝らない、ウィットに富んだ画があり、山田洋次色満載の映画となっています。
本作は橋爪功と西村雅彦のレギュラーと、本作のキーパーソン役の小林稔侍にて成立。特に丸太を演じた小林稔侍のまっすぐな演技には感心しました。そして、色を添えるヒロインの蒼井優もひとりの人としての深みが見えてよろし。刑事役で登場した劇団ひとりは、演技のクラスが違いすぎ。これは引き立て役ですね。
笑って、そして人の温かい気持ちを思い出すといういつもの作品でした。
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