1983年 作品。
筒井康隆原作SFの映画化。映画は本作の他に2010年 仲里依紗主演と、2006年のアニメ版がある。
久しぶりに原田知世の「時をかける少女」を観ました。
あれれ? 「こんなに低レベル演技の映画だったっけ?」とたまげることしきりです。この当時、映画界に新風を巻き起こした飛ぶ鳥を落とす勢いの角川映画。しかも大林宣彦の「尾道三部作」の一作目。原田知世をメジャーにした名作という刷り込み、焼き込みがなされていたようです。原田知世の演技は言うに及ばず、周りの若手俳優の台詞回しにも落胆するばかり。こりゃ、痛すぎます。
エンディングロールで 映画ポイントとなるシーンで原田知世が主題歌を歌います。これは楽しい企画ですが、これが表すとおりの原田知世のアイドル映画です。「可愛い女優です」という売りで映画を作っちゃう角川映画は凄かったことが判りました。
アニメを含め3作を観ていますが、一番完成度が高いのはアニメ版ですね。仲里依紗版が本作より僅差で上位にいるかな。5年前に書いた仲里依紗版ぼブログを読み返して赤面。「1983年の原田知世版を100としたら、45点くらいの出来映えでした。」と締めに書いていました。お恥ずかしい限りです。
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原田知世という不思議なオーラをまとう伝説の少女があったからこそ、その後追いができたわけで、それはやはり彼女の透き通るような存在感かな。・・・当時の原田知世の笑顔は褪せることなく可愛いですね。
当時の少年から中年くらいの男性はコロっとやられちゃいましたからね(笑) ちょっとした祭り状態だったような・・・下手に演技がうまくない分、彼女のピュアさが前面に出たともいえます。