講談社 382ページ 1700円+税
東野圭吾さん 59冊目(私の読書数)。
加賀恭一郎シリーズ作品。
明治座でロングランを成功させている演出家 浅居博美を訪れた幼なじみの死体が男一人住まいのアパートで発見された。そのアパートの男も行方不明になっている。時を同じくして行方が分からなくなっていた加賀恭一郎の母親の死亡が伝えられる。母親と交際のあった男にこの事件との関わりがあった痕跡があり。。。
殺人事件の捜査が進むにつれて、家族の思い、悲しみが解き明かされていきます。ここに、加賀恭一郎の行方不明になっていた母親の死がからみ、読者はどうなることか とあれこれと考えさせられっぱなしになります。このあたりは東野圭吾ならではの語り口。引き込まれました。
本作では加賀恭一郎は活躍はするのですが、出番は少なめ。スピンアウトまでは行きませんが、控えめです。
ラストは、、、多少急ぎ足すぎたかな。盛り上がりに欠けます。加賀恭一郎ものとしては、不満足です。東野圭吾さんの作品としては平均点を下回る作品でした。
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