老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

疲れると頭は働かなくなる

2024-02-23 11:16:56 | 老いの光影

白河の関を越えた地にも春が訪れる 縁石の淵にみどりの名も知らぬ草が生きる。今日は寒風となり小雪が降る

2038 生きるとは


ここ3,4日、89歳のひとり暮らし老人と接し、ほとほと心身ともに疲れてしまった。
老夫婦の家を訪問したとき、「疲れた顔しているね」、と言葉をかけられた。
「大丈夫です。体調は変わりないです。元気です」と言葉を返すも、
気持ちのなかで「疲れた顔に見えたさせたのは失敗」、と呟いてしまった。

その日は眼鏡をかけることも忘れていた。
眼鏡をかけると、気持ち的に老けてきた顔を少しでも隠すことができる。
在宅訪問のときは、疲れた顔を見せず、元気な表情と声を出すことが大切。
反省をしてしまった。

疲れると蒲団に入ってもなかなか眠れなかったり
夢が途切れ目を覚ましたとき、あれこれと頭のなかで言葉が飛び交う。
 何のために此の世に生まれ、生きているのか・・・・。
 何で自分は生きているのか・・・・。
 もう、生きることに疲れた・・・・。
 死ぬことより生きることの方が難しく、厄介。
 
 自分ひとりならば野垂れ死にしようと放浪しようとかまわない。
 背負っているものがあるとそれを棄てる訳にはいかない。
 疲れてももう一度奮い立ち、生きるしかない。
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