妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

いくつかの叶った夢、 数え切れないほどの忘れ去った夢、 平凡だけど、悪くはなかったと思う日々。 変わりのないことを嘆くのでなく、 変わらないことに安堵する、 でも、目を開ければ、小さな様々なことが変わっていく、 そんな小さな変化を言葉に綴り、 週末には酒を飲み、 日々、恥ずかしい妄想を、写真とともに、更新する。 そんなブログなのです。

思い立って、、

2017年03月11日 | QOL

金曜日、夕方、思い立って、上野へ、

目指すは、ヴェネティアの美女。

そのふくよかな、姿、深みのある肌の色、

昨年見た、グラーナハと比較すると、

どうしても、イタリアに軍配を挙げてしまうのは、

アルプスの北には、文化が無いとの思い込みの故でしょうか、

 

とはいえ、こうして西洋の美術品を見るとき、

その作品の背景となった聖書の知識の有無が鑑賞の深さの違いになると、

改めて感じるのでした。

クラーナハにしても、ティチアーノにしても、

男の生首を持った女性を描いています。

それが、聖書の一場面を描いた作品。

それを知っているのと、知らないのでは、

ただの不気味な絵、あるいは、有名な絵なだけなのです。

 

きっと、肖像画に描かれた「教皇パウルス3世」についても、

その人について知れば、

鋭い眼光の理由も、分かるはず、

一つの絵に、たくさんの物語が含まれているのは、

宗教画も、人物画も変わりありません。

 

ベネティアの栄華の半輪に触れた後、

上野の山を下っていくと、寒桜の花が満開、

重厚な宗教画の重さを、少しだけ、軽くしてくれました。


呑んでいるお酒は 05

2017年03月11日 | お酒

寒桜が見頃を迎えつつあるこの頃、

酸味の効いたお酒が続くと、違った味のお酒が恋しくります。

嫌いになった訳でなく、ちょっと目先を変えてみたい、

そんな時は、酒屋さんから変えてみる。

なぜか、胸騒ぎがして、久しぶりに、四谷の酒屋さんへ、

ショウケースを見ると、迷うことなくそのお酒を、手に取る、

南陽酒造 埼玉県羽生市

純米大吟醸 花陽浴(はなあび) さけ武蔵。

アルコール分 16度

原材料名 : 米 (国産)、米こうじ(国産米) 

原料米名 : さけ武蔵100%使用

精米歩合 : 48%

製造年月 :29.3

初めて出会ったのが、八反錦。それが丁度去年の今頃。

前回呑んだのは、純米吟醸の雄町

そして、今回、さけ武蔵で造った大吟醸。

願っていた通りの、甘い優しいお酒、

もちろん、お砂糖系の甘さでなく、果物の甘さ、

それが何かって表現するのは難しいけれど、

少なくとも、柑橘系ではなく、

メロンのそれ、それも、熟成の最終段階の甘さ。

 

極めるってこと、信じるってことは大切だけど、

ちょっと一歩引いてみるのも、大事なのかなって、

今流行りのダイバーシティーの大切さを痛感しているのです、

でも、それ以上に、

このお酒がありそうだって、確信した私の第六感って、

すごいなって、思うのです。