hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

鼻から息漏れ 改善策

2016-06-09 00:21:15 | sax関係
先週6月4日に書いた「鼻から息漏れ」に際して、思いのほか反響が大きく、特に石川県で活動しているサクソフォニスト筒井裕朗さんの改善策をご教示いただき、私自身も記憶にとどめておくため、この項にも掲載したいと思う。


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喉から鼻に抜ける息の通り道のフタ、軟口蓋を意識させると改善することがあります。
1.口を閉じて、鼻から息を出す。
2.口を開けて、口と鼻から息を出す。
3.口を開けて、口からだけ息を出す。
すべて口腔内は楽器を吹いてる時のイメージで(えー、から、あーくらいの開き方。舌は硬口蓋につけないように)。
この1-3を何度か繰り返し、最後に2.と3.を何度も切り替えてやらせると『鼻漏れ』が改善することが多いです。

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舌の両脇を上の奥歯につけながら吹く、というのも軟口蓋を塞ぐ(という表現が妥当かわかりませんが)のがやりやすいと思います。
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以上。
「軟口弁」とは鼻腔と口腔を隔てているもので、Googleの画像検索すると、わかりやすい図解を参照できる。

先週は私自身も息漏れの症状に陥ったが、それは疲労から来ていたものだったので今では回復しているが、中にはこの軟口弁に弱い人もいて(例えば、喋っていても常に鼻から息が漏れている)、同じ症状でも人によって、対応に少しずつ違いがあるかもしれない。

筒井さん自身も、

1.何が起きてるか
2.どうしてそうなるのか
3.どうすれば良いのか


ということを生徒さんと一緒に考え、色々な改善策を考え至ったとのことだ。

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