hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

大城ゼミ2019

2019-05-31 04:53:00 | 洗足
今年も大城ゼミに招いてくださり、お話と演奏で講座をさせてもらった。
 
 
年に1度ずつ、今回で9回目、開講以来ずっと招いてくださっている。
 
 
今回はサクソフォンとピアノとの、のっぴきならない関係、モチベーションを保つために指針を持つこと、そのために自身のヒーローを見つけることなどを話し、ピアノの飯野明日香さんと一緒に以下の曲を演奏した。
 
J.S.Bach(M.Mule): Sonate pour flûte et clavecin BWV1035
P.Vellones: Rapsodie op.92
E.Bozza: «Douze études caprices » n°12
A.Tcherepnine: Sonatine sportive
 
 
 
飯野さんとは初共演。
 
演奏を終えた後、トランペットの学生がこのバッハを演奏してみたいと話していて嬉しくなった。

尚美授業2019年度(第5回)

2019-05-29 04:40:00 | 尚美
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授業メモ
 
E
本、総2年生 ベーシックトレーニング
 
・視聴CDJacques Ibert: Ouverture de fête (Jean Martinon, Orchestre national de l'O.R.T.F)
Exercices Mécaniques vol.3 IV (Jean-Marie Londeix)
・低音域のコントロールの話
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折々で私自身も抱えている奏法の悩みや改善したい事柄を、学生とともに考察していくということを、今年度から取り入れることにした。

東京音大1年生室内楽2019年度 第7回

2019-05-28 07:31:00 | 東京音大
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授業メモ
 
Rivier: Grave et presto 3回目
Lantier: Andante et scherzetto 3回目
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どちらの曲もだいぶ吹けるようになってきたので、強弱の度合い、声部のバランス、横のラインなどを話して進め、特に我々にとって見落としそうになる箇所に付けられた記号、少し表現しづらい表情記号にこそ、作曲家の言いたいことが隠れているとも話した。(箇所によっては誤植もありえるが)
 
 
 
 
次回は少しこの曲を離れて、別の曲を取り上げることにした。

奏法に2

2019-05-24 05:28:00 | 日常
昨日の続き。
 
 
他の楽器も似たような奏法があり、例えば弦楽器の「コル・レーニョ」、ピアノの内部奏法などがあげられるだろうか。
打楽器に至っては枚挙にいとまがない。
 
 
 
 
リードやピアノの弦は消耗品で、普通に使用していても結局は交換する事になるのだから、できるだけ寛容に考えたいが、その周期を早めるだけの価値が、その奏法にあるのだろうかと思うときがある。
 
 
 
 
私の様な者が音楽作品の価値や、その様な奏法が求められる必要性をを疑うのは気がひけるし、しかしその思いに反して、実際とても効果的に使われている作品もあって、なんとも言えない気持ちになる。

奏法に

2019-05-23 05:54:00 | 日常
新しい音楽、表現の多様化に応じるために、色々な奏法も生まれているが、その中で「スラップタンギング」だけは好きになれず、それはリードを傷める可能性があるからで、本番でスラップタンギングした直後に吹き心地や音質が大きく変わってしまったらどうしようなどと余計な心配をしてしまうことがある。
 
 
続く

尚美授業2019年度(第4回)

2019-05-22 06:34:00 | 尚美
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授業メモ
Exercices Mécaniques vol.3 III (Jean-Marie Londeix)
・音階と分散和音(1オクターヴのみ)
・ヴィブラートの種類
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来月にエチュード試験を控えて、レッスンもそれに向けたものとなってきた。
 
 
音階がちゃんと吹けるかどうか、いつも心配してしまう。
 
 
写真は学校から見上げた空。

東京音大1年生室内楽2019年度 第6回

2019-05-21 05:53:00 | 東京音大
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授業メモ
 
Rivier: Grave et presto 2回目
Lantier: Andante et scherzetto 2回目
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先週に引き続き、曲の譜読みの他、合図することやクレッシェンドやデクレッシェンド、リタルダンドやアッチェレランドなど、音楽が動く時の聴き方や合わせ方などを中心に進めた。
 
 
 
 

タファネル&ゴーベール

2019-05-20 05:09:00 | 日常
フルートの「17のメカニスム日課大練習(タファネル&ゴーベール」から、音階練習は頭を使うこと、そして指の敏しょう性は指だけにとどまらず、呼吸やアンブシュアにも影響して、すなわち音の反応や音の良さにも影響するものだということを学び、今も練習している。
 
 
 
最後には、次に進む教材も記されているのが素晴らしい。

SAXIPLE第4回定期演奏会

2019-05-19 05:06:00 | 日常
サクシプルの演奏会だった。
 
 
 
 
今年で5年目になること、大人数ゆえに少しずつ入れ替わりがあること、実は私はメンバーではなく、ゲストという立ち位置にいること、他にも様々な苦労を抱えながらも、みんな楽しんで本番に臨んでいる姿がとても頼もしく見えた。
 
 
 
 
私としては、いつも演奏している曲が、本来はピアノで、それごサクソフォンに変わると、音程がずれて聴こえてくるという、これまでに経験したこのとない現象が起きて、実は少し動揺して緊張感ある本番だった。
 
 
 
 
写真は今回着た衣装。

削り

2019-05-18 06:43:00 | 日常
全体的に硬くて、左右のバランスが悪かったリードを、試しに削ったら驚くほど吹きやすくなったが、そうなると欲も出てしまうのと、削ることが楽しくなってしまい、少しやりすぎてしまった。

アンケートに答えながら

2019-05-17 04:45:00 | 日常
音楽大学では、毎週のレッスンが大半の学生にとって生活の中心になっており、当然ながら先生が及ぼす影響は大きい。
 
 
 
自分自身が学生だった頃、何を考えていたか、何をしていたかを思い出すことも多いが、その時は先生の指導力、演奏技術よりも、お仕事に臨む姿勢、学生のことをどのように考え、接していたかなどを、学生なりに観察していた。