hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

サクスケルツェット2013

2013-05-31 23:53:18 | 洗足
今日は洗足の教員で構成するサクスケルツェットの演奏会だった。

今回が第9回とのこと。
私はラージアンサンブルに加えて、大城先生、池上先生、貝沼先生とでカルテットをさせていただき、メンデルスゾーンのプレリュードとフーガを演奏した。
このカルテットも今回で5回目となった。

楽しかった。
同じサックス吹きでも性格、価値観、方向がまったく違う先生方とのアンサンブルは、毎度のことながら色々気づく貴重な機会だ。

3月に録音したCDが会場で発売され、私たち出演者にも30枚ずつ現物支給された。
写真は楽屋ロビーに置かれた現物支給品。

他の写真はまた後日に紹介したい。

致し方なく

2013-05-30 23:38:55 | 藝大
*****
2013年度
第5回モーニングコンサート

・渡部 真理子(作曲)
 Undulation for Orchestra

・中館 壮志(Cl)
 K.A.ハルトマン:室内協奏曲

指揮:広上 淳一
*****

今日は木曜日の藝大レッスン。

9時半に来て個人練習、11時からはモーニングコンサートを聴いた。
作曲の渡部さんは一昨年、副科サックスを履修してくれていて、当時からどのような曲を書くのか興味があり、今日を楽しみにしていた。

夜の海、月や灯台の光を思わせる波の輝きを描き、終始「うねり」が支配する作品でありながらも、展開、移り変わりがはっきりしていてとても聴きやすく、何より楽器の使い方が上手いなと感じた作品だった。

クラリネットの中館さんも集中力があり、表現の幅が広く素晴らしい演奏だった。

外はあいにくの雨。


今日は終演後、すぐにレッスン開始。
昼休みもなかったので、大浦食堂でサーモンサンドを買ってきた。


今日は部屋の湿度も高く、楽器やスワブも水分を含みやすくなっていたためか、なぜか副科の時間でスワブを楽器に詰まらせるアクシデントが続出。
一人はすぐに取り出すことができたのだが、もう一人のそれはビクともせず、時間もなかったので、手の空いていた1年生の西原さんに摘出作業を託したところ、あっという間に取り出してくれた。


17時からは週末のおさらい会の合わせ。
ラヴェルのソナチネを久しぶりに練習し、コンパクトで洗練された作品に改めて驚いた。

明日はサクスケルツェット本番なので、練習に参加したかったのだが、藝大のレッスンも休講が続いていたため、いたしかたなくこちらを優先した。

アンサンブルの常識

2013-05-29 23:17:03 | 洗足
昨日からサクスケルツェットの練習が始まっており、私は今日に練習に参加した。

全員で演奏するパリのアメリカ人は超豪華。
ものすごい音量と響き、それぞれの先生方のオーラがでている。

サクスケルツェットは今年で9回目の開催となるそうだ。
毎年思うが、このアンサンブルに関わらせていただいて、このアンサンブルの常識がことごとく覆ってきた。

3月に録音したCDも当日に発売されるとのこと。
そちらも楽しみだ。

詳細はこちら。

やはり目から鱗の

2013-05-28 23:26:55 | 尚美
今日は火曜日の尚美レッスン。

尚美に行く前に野中貿易山田町倉庫へ。
時間の無い中で、無理を言ってソプラノの調整をしていただいた。

今度の金曜日はサクスケルツェットなので、そこで使用するバリトンを借用。
近年、バリトンを使用する機会が多いので、早く自分の楽器を持ちたいものだ。

いつもお借りしているバリトンだが、この春に来日したドゥラングルもどうやら借りていたようだ。
同じ楽器を使えてうれしい。


重い荷物を担いで尚美に到着。


わずかな空き時間があり、そこでどうしてもソプラノを練習したかったのだが、迂闊にもマウスピースを家に忘れてきてしまい、尚美の楽器庫に行って借りることにした。


尚美の楽器庫は一日中開放しているわけではなく、授業開始20分前に別室にいる事務員が開けていただくことになっている。
これは事務員の人員節約、経費削減だと思われるのだが、体験入学の充実ぶりや学費が甚だしく高くないというのも、このような取り組みの上に成り立っているのかもしれない。

夜はディプロマ特別講座「アレクサンダー・テクニーク」が開催され、昨年に引き続きバジル・クリッツァー先生にお越しいただき、私もレッスン終了後に聴講させていただいた。
一人ずつ、それぞれの奏法の悩みなどに丁寧に対応していて、充実した講座が展開されていた。


今年3月のフェスティバルでもお招きすることができたが、それ以来、サックス吹きを診る機会が増えているとこと。
サックスを吹く際の独特の姿勢について、腕や手の動きなど、昨年の特別講座を聴講した際にも同じことを書いたが、やはり改めて目から鱗の落ちる講座だった。

尚美授業2013年度(第5回)

2013-05-27 22:42:36 | 尚美
*****************************
授業メモ

1限
本2、A2 ベーシックトレーニング
・視聴CD: Régis Campo: Zapp'art (Grand ensemble de CNSMDP)
・音階:B, g
・Exercices Mecaniques Vol.3 II (Jean-Marie Londiex)
・ヴィブラート練習1
*****************************

今日は久しぶりの尚美授業とレッスン。

1限からなので5時に起床し、満員電車に揺られて夜までレッスンし、一週間の中でもっとも過酷な一日なのだが、真砂市場でのおばちゃんとの会話、先生方や学生たちとのあいさつや何気ない会話、身体は疲れても安穏とした心持ちになるのは不思議だ。

写真は今日の板書。

天気が良いので

2013-05-26 17:02:38 | 日常
今日は蒲田のアプリコへ。







大田区が主催する文化事業で「アプリコ・アカデミー・ウィンズ」というアマチュアの吹奏楽の演奏会に向けてのトレーナーを仰せつかり、今日は初めて伺って木管分奏を聴かせていただいた。



A.リードのエルサレム賛歌など、大曲もあって2時間の練習ではとても足りなかったが、しかしメンバーはしっかり準備なさっていて、初めて伺った現場だったが楽しく練習することができた。

練習は午後も続くが私は午前中でお役御免となった。
午後に行きたいところがあったのだが、時間的に間に合わないので、残念に思いながらも帰宅することにした。

駅に向かう途中で見つけた蒲田八幡神社。




蒲田から自宅の最寄り駅までは30分ほどで帰ってこれるのだが、天気が良かったこともあり最寄り駅を乗り過ごして汐入まで行ってしまった。

駅降りてすぐのどぶ板通り。


これまで平日か天気の悪い時にしか来たことがなかったので、こんなに賑わっているどぶ板は初めて見た。


お腹がすいていたのでガッツリとハンバーガーを食べに行った。
度々来る「TSUNAMI」は満席の賑わいで、2階席に初めて入った。


ダブルチーズバーガー。


一心不乱に食す。


食べている最中、お祭りの掛け声と拍子太鼓が聞こえてきて、それがどんどん近づき、ついに店の目の前まで来た。
店を出たらお神輿が練り歩いていた。





新宿で

2013-05-25 19:41:14 | 洗足
今日は新宿へ。

新宿NSビル内で開催された「音楽系合同大学進学相談会」において、洗足のイベントステージに出演してきた。

今回は洗足の教員、卒業生と在校生を含めた編成で、大城先生のもと以下の面子でカルテットを演奏した。
*****
sop: 大城正司
alt: 原博巳
ten: 加藤里志
bar: 村上裕真

・D.スカルラッティ:三つの小品よりI
・G.ビゼー:カルメン幻想曲
・F.メンデルスゾーン:プレリュードとフーガ
・A.ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」よりI
*****

ドルチェ楽器のすぐ近くということもあり、サロンをお借りして合わせを行った。


その後、徒歩で会場へ。














珍しくも私がアルトを吹いた。
音程の取り方やバランスに注意しなければならないパートで、なかなか難しいパートだ。


洗足の一日

2013-05-24 22:59:57 | 洗足
今日は金曜日洗足レッスンの日。

建設中の新しい事務棟「レッドクリフ」の姿が見えてきた。


5~6限はファンファーレオルケスト。
演奏会が2週間後に迫り、休憩時間にも分奏するほどがんばっている。


6限が終わって18時。
そこから3名のレッスンをしなければならないが、ほんの少し休憩。
日が長く、気持ち良い良い気ということもあり中庭で。

花ざかり

2013-05-23 22:47:51 | 藝大
今日は久しぶりの藝大だった。





*****
2013年度
第4回モーニングコンサート

・橋本 夏季(Sop)
W.A.モーツァルト:「いとしい人よ、もし私の苦しみが」、「あまたの苦難に会いて」

・岡谷 恵光(Vn)
J.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

指揮:湯浅 卓雄
*****

今日は久しぶりの藝大だった
まずは奏楽堂にて11時から始まるモーニングコンサートを聴いた。


お二人とも緊張した面持ちだったが、清々しい主張があって素晴らしい演奏だった。

その後、副科のレッスンをして昼食はキャッスルで。


新緑花ざかりのこの季節、摘みたてのお花が各テーブルに飾られていた。

元気出るもの2

2013-05-22 23:40:25 | 日常
今日は朝早く出かけて実家へ。

車がないので、バス2本乗り継いで行かなければならず、またいつも使わない徒歩15分程の遠いバス停まで徒歩で向かわなければならない。


大船駅で乗り換え。
このアングルでみる大船観音は本当に久しぶりだ。


母の病院送り迎えもやはりバスで。
帰ってきたらすっかり夕方になってしまったが、そこから洗足に行き週末のカルテットの合わせ。

帰宅する途中、ふとコンビニに立ち寄り、先週の東吹音教の際にメンバーから教えていただいたコンビニで手に入る美味しいプリンを探してみた。


残念ながらお目当てのプリンはなかったのだが、新製品が売っていたので買って帰宅後に食したが、ネーミングの通りあまりに濃くて驚き、元気が出た。

元気出るもの

2013-05-21 22:58:04 | 日常
昨日の楽しいイベントから一晩経って、今日はまず代車返却のため車屋さんへ。

実は先日、高速道路を走行していた際に飛び石がフロントガラスに当たって大きくひびが入って、車検も兼ねて修理のため車屋さんへ出しており、まだ上がってきてはいないのだが、代車は今日までに返却しなければならなかった。

そのあとは洗足へ。
今週末に「音楽系大学進学合同説明会」という催しに洗足代表としてカルテットで演奏することになり、その合わせを行った。

昨日までの疲労もたまっていたので、思わず買ってしまったレッドブル。


3月に「サクスケルツェット」のCD録音を行い、数日前に編集された音ファイルが送られてきた。
大変元気の出るCDに仕上がったと思う。

溝の口駅構内でこのCDを聴きながらレッドブルを飲んで元気を出して尚美へ。

久しぶりの尚美の火曜日レッスン。
学校に行く前に昼食をと思い、講道館で試合をしている柔道家も満足のドカ盛り、「おかだ」へ。


残念ながらランチタイムの日替わり定食は終わってしまっていたので、13時以降に出す鶏の照り焼き丼定食をいただいた。

ラース・ムレクーシュ氏のイベント

2013-05-20 23:58:58 | 日常
今日はドルチェ楽器に於いて、ラース・ムレクーシュ氏によるイベントを開催した。

13:00からプライベートレッスン3名
17:00から公開レッスン2名
19:15からミニコンサート
曲目:
・伊藤弘之:アルト・サクソフォンのための「絶望の天使 II」
・L.べリオ:セクエンツァVIIb
・即興演奏
・Vinko Globokar: Dos à Dos (共演:原博巳)
(アンコール) ルクレール:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調よりIII

20:00からNickマウスピースのプレゼンテーション&試奏会

という流れだった。

ラースとの出会いは昨年のコングレスで、そのすぐ後のGap講習会でも彼のレッスンや演奏会に触れる機会があった。
今回、彼が中国にレッスン、演奏会に行ったついでに日本にも来たいと言ったところから私が企画をし始めて、彼にとってはレッスン漬けで休息も練習時間も取れず過酷な数日間だったと思うが、たくさんの人に彼のことを知っていただいて、私としてはとてもうれしかった。

レッスンでは、アタックについて細かく指摘する場面が多かったが、それはヨーロッパ人はアタックやアーティキュレーションに敏感ということと共に、日本人とのアタックの強さ、その後の音を持続させるための息の密度や焦点がまったく違うということも言えるかもしれない。

写真は終演後に撮ったもの。
他にをいくつかの写真をFacebookにアップロードした。

善光寺の写真

2013-05-19 22:09:42 | 日常
長野から帰ってきてから、あれこれと慌ただしく雑務に追われ、早くも長野にいたころを懐かしく思い出してしまう。

長野音教の初日の夕方、仕事終わりに宿に戻った後、まずは善光寺に行こうと思い立ち、あまりの景色の良さに驚き、写真をたくさん撮ってしまったので、その時の写真を改めてご紹介したいと思う。

その写真はまたいつものFacebookにアップロードした。

ラース・ムレクーシュ公開講座

2013-05-18 23:45:29 | 洗足
今日は洗足Bリハに於いてラース・ムレクーシュ氏による公開講座が行われた。



昼食は長江飯店へ。


昼の長江は初めてだった。

受講生5名をそれぞれレッスン。


レッスン終了後には彼が教えているウイーンの学校のプレゼンテーション。
Bリハにプロジェクターが無かったので、彼のパソコンを直に拝見した。


受講生、聴講してくれた学生たちと。


ムレクーシュ氏とは昨年夏のコングレス、そのすぐ後のGapで知り合い、彼のトータルなレパートリーと演奏と奏法を色々な角度から切り込むレッスンを見て、来日する話を聞いたとき、ぜひたくさんの人に彼を知ってほしいと思い、今日の公開講座を開催するに至った。
Gapで彼のレッスンを聴講した時の記事はこちら。

東吹長野音教九日目(2週目5日目)

2013-05-17 23:56:34 | 日常
2週目最終日となった今日は

1st. 松代小学校、東条小学校、西条小学校、豊栄小学校、寺尾小学校との合同ステージ
2st. 通明小学校、清野小学校、大岡小学校、信里小学校との合同ステージ
3st. 綿内小学校、川田小学校、保科小学校との合同ステージ

だった。
東吹の音教は来週も続くのだが、私は今日でお役御免となり帰途へ。

この2週間、濃密な日々を過ごし、長野の新緑と人の温かさにふれ、また東吹の皆様の素晴らしい演奏と親切にふれた。
メンバーの皆様の多くは私と同年代ということもあり、話しやすくてとても居心地が良かった。

名残惜しいが、明日からまた新たなお仕事が待っている。

写真は今週のサックスパート。

他の写真はいつものFacebookにアップロードした。