hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

楽器室で

2014-10-31 00:45:21 | 日常
今日は日本音楽コンクール、作曲部門の本選会を聴きにオペラシティへ。

本選出場者4名のオーケストラ作品が演奏され、日本音コンを生で聴くのも、作曲のコンクールを聴くのも初めてだったが、それぞれの作品を聴き比べることができ、とても興味深いものだった。

出場者の一名は、一昨年、藝大で副科サックスを履修していた学生で、彼女の個性がよく表れて、またアイディアや構成もよくまとめられた素晴らしい作品だった。

放送日時は以下の通り。


終演後、結果を見ずに会場を後にして、洗足でレッスン。



レッスン室の鍵は「楽器、機材室」で借りるのだが、その楽器機材室の前に、ずっと前から置いてある巨大なハンガーラックがあり、今日ついに「これは一体なのかと」と楽器室の人に訊いてみたところ、スチールパンを引っ掛けるためのものとのことだった。

ブロックタイヤに

2014-10-30 00:24:56 | 日常
今日は久しぶりの休日で、この機会に先日パンクしてしまった自転車の修理をした。

私の自転車はマウンテンバイクにスリックタイヤを履いていたが、耐用年数がとっくに過ぎていたので、総取っ替えすることに。



先日、インターネットで購入した、ゴッツゴツのブロックタイヤに換装。


前輪はまだまだ使えそうなので、そのままに保ち、前輪と後輪のコントラストが凄いことになった。
他には一部錆びていたチェーンも交換してピカピカになった。

朝から作業して、あっという間にお昼になりお腹が空いたので、下の階のパスタ屋さんへ。
ランチタイムには初めて来た。

スモークサーモン、紫かぶ、柿のサラダ。


ベーコンとほうれん草のパスタ。
お店の主人が、昔は旅行会社にいらしてベルギー好きとのことで、ベルギー関連の本がいくつか置かれていた。


紫イモのグラス、シナモンとヘーゼルナッツのパウンドケーキ、岩塩を合わせたガトーショコラ。


お店からベルギー関連の本をお借りして、自室でしばらく読みふけり、夕方に買い物を兼ねて自転車で出かけた。

第一中学校前から。


付け替えたチェーン。


逗子マリーナへ。




後輪のブロックタイヤはコンクリートを走ると、常に「ブーン」という、ダイナモライトを付けたように重くなってしまったが、滑ったり、パンクするリスクは減るので、しばらくはこのままでいこうと思う。


そして、インターネットで間違えてチューブレスのブロックタイヤを買ってしまったので、バルブなどの必要品を買い足して、いつか前輪もブロックに取り替えたいと思う。

逗子マリーナからの日暮れ。

20年

2014-10-29 02:13:53 | 日常
今日からディナンのコンクールが始まった。

このコンクールは20年前の1994年から始まり、当時19歳だった私は初海外で初飛行機だった。
以後、このコンクールを3度受けたのだが、そこで得た強かなレパートリー、本番に望む姿勢、交友関係、経験は、思い出と共に、今でも私の財産となっている。

2006年の第4回からはネット中継されるようになり、日本にいながらコンクールの模様を知ることができるようになった。
20年前と今では、社会の変化と共に、コンクールも様変わりしたように思うが、変わらないものもあり、懐かしい気持ちになる。

4年前には思いがけず審査員として参加することとなり、その時に写真を見返して、泊まっていたホテルの近くを散歩した際の写真を紹介したい。

部屋の窓から、朝もやに包まれた山の中の風景。







尚美授業2014年度(第18回)

2014-10-28 00:02:24 | 尚美
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授業メモ

C限
本、A2年生 ベーシックトレーニング
・視聴CD: Claude Debussy: Première rhapsodie (saxo: 塙美里)
・J-M.Londeix: De la justisse d'intonation p3,4
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今日は尚美授業とレッスン。

教員室には冷蔵庫が置かれており、自由に使えるようになっている。
私はいつも月曜日に大きなペットボトルの水を買い、月曜日の夜に冷蔵庫に入れ、火曜日のレッスンに飲み切るというサイクルで過ごしていたのだが、今日も同じように冷蔵庫を開けたら、私と同じことを考えている先生方の飲み物が満載で、スペースが無く、冷蔵庫の前にしばし呆然と立ち尽くしてしてしまった。

いつもはスカスカだったのに、突如として冷蔵庫ストック作戦が浸透し始めたのだろうか。

プリキュアが

2014-10-27 00:24:38 | 日常
今朝、テレビをつけながらパソコンでメールを書いていたところ、突然チャンネルが変わって驚いた。

アニメ「プリキュア」のエンディングが流れており、そのすぐ後に「題名のない音楽会」が始まり、そういえば録画予約をしていたことを思い出した。

自宅のテレビには外付けHDDを取り付けて録画をしているため、裏番組を見ることができず、録画予約の際には強制的にそのチャンネルに切り替わってしまうのだが、録画をしたこと自体が久しぶりだったので、すっかり忘れていた。

番組を最後まで見る時間もなく、外出しアクタスへ。
午前中にレッスンし、午後はパリ音楽院教授のプライベートレッスン。
夕方には名古屋へと送り出した。

木曜日から続いていた接待生活がようやく終わって力が抜けた。

終電で

2014-10-26 02:07:59 | 日常
昨日は藝大、そして今日は洗足にて、パリ音楽院教授による公開講座が開催された。

人のご縁で東京でのオーガナイズを私が仰せつかって準備を進めた次第で、私の至らぬ点が多く所々迷惑をかけてしまったが、それにしても、教授の、人をひきつける力には頭が下がった。
そして、前々から素晴らしいと思っていた呼吸については、やはり公開講座の中でも多くの時間を割いてレッスンしていた。

終演後のお食事ではお酒も進んで、今日は引っ越してきて初めて終電での帰宅。

写真はデザートのバニラアイス。

二枚のCD

2014-10-25 01:34:00 | 日常
学生時代のひと時に私がレッスンしていた二人の奏者が、この度CDデビューをした。

うれしいのと同時に、私自信もそんなに歳を取ったのかと感じた一幕だった。

私自身、学生時代の頃はサックスが上手くなることだけを考え、卒業した時にはそれに加えて、どうしたら仕事できるようになるのか、どうしたらリサイタルやCDを出せるのかを考え、奔走していたものだが、彼らもそんな道を歩み、私よりも早く、堂々と、信念を持って走っている姿が見えたような気がする。

二人とも、レッスンしていた時と見違えるほどの輝かしい音と技術、それでいて当時と変わらない面影とが同居していた。

我々にとってCDとは、それまで育んできた技術や思い入れに一旦終止符を打って完成形にした産物だと思うのだが、彼らにもそんな時期が来たのだなと感慨深い気持ちになった。

オーシャンビュー

2014-10-24 00:43:01 | 日常
今日はみなとみらいへ。

先月に引き続き、クイーンズサークルにてミニコンサートをさせていただいた。

今日の控室は6階のレセプションホールで、部屋に入るとオーシャンビューの豪華なお部屋だった。


昼食は崎陽軒のチャーハン弁当。


あいにくの天気ではあったが、みなとみらいの風景を見ながら練習し、お弁当を食べて、贅沢な時間を過ごした。


くさび形文字

2014-10-23 00:19:09 | 日常
午前中はカルテットの合わせ。

明日、23日(木)の13時15分から、横浜みなとみらいのクイーンズサークルに於いてカルテットの演奏をさせていただくことになり、その合わせだった。
先月にも同様のコンサートに出演させていただき、その時にはアンコールまで行きつかなかったのだが、明日はどうなるだろうか。



話しは変わり、今月初めはボレロで、そして先週は東吹で、久しぶりにテナーを吹いたが、現在使用しているテナーのマウスピースは学生時代に使用していたものを引っ越しの折に見つけて、改めて使用し始めたものだ。


もう20年前のマウスピースで、すっかりコーティングがとれてしまった自分のマウスピースを見て、ふとルーヴル美術館で見た「ハンムラビ法典」に似ていると思った。

4年前に訪れたルーヴル美術館から。


くさび形文字により、「目には目を、歯には歯を」などが書かれている。

プラスチックの

2014-10-22 01:04:39 | 日常
午前中は実家に行き、そして買い物。

お昼に一度帰宅、準備をして再び出かける。
昼食をゆっくりとっている時間がなかったので、前々から気になっていた自宅近所で売っている「はんなりいなり」なるものを買って駅まで歩きながらいただいた。



午後からは尚美でレッスン。

空き時間に新しいマウスピースを試奏。
先日、セルマーの「プロローグ」というマウスピースがフランスから届いた。


主にデビュタン(入門者)用につくられたということで、「プロローグ(序章)」とはまた良いネーミングだ。

中のカットはS90と同じ。


エボナイトではなく、新素材サーモプラスティックポリマーとのこと。


表側。


リガチャー付。


キャップも付いている。


ポーチも付いていた。


吹奏感は軽く、明るい。
吹き込むとキンキンとした音色、そして低音はバリバリになってしまうが、なんといっても簡単にまとまった音が出せて、それはやはりセルマーの設計が光っているように感じた。

リガチャー、キャップ、ポーチも付いて安価で買えるので、音大の副科用などに良いかもしれない。

尚美授業2014年度(第17回)

2014-10-21 00:01:33 | 尚美
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授業メモ

C限
本、A2年生 ベーシックトレーニング
・視聴CD: Victor Morosco: Blue caprice(saxo: Victor Morosco)
・J-M.Londeix: De la justisse d'intonation p2,3
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久しぶりの授業だった。
授業終了後のレッスンまでの空き時間、教員室にてヴィオラの先生が「メーアーがリーフーだよ」と声をかけられたのだが、理解するのに少し時間がかかってしまった。

確認すると、にわかにメーアーリーフーだった。


月曜レッスンも久しぶりだったこともあってか、秋休みに実家や旅行に行っていた学生たちからお土産を色々いただいてしまった。



青森のリンゴプリン、シャイニーアップルジュース、スペインのカカオたっぷりチョコレート、モンサンミッシェルのオムレツクッキー。

お福分け

2014-10-20 00:01:38 | 日常
今朝、ご近所さんから信州のりんごと梨をいただいてしまった。



夏にいただき物のお裾分けをしたので、きっと気を遣わせてしまったのだと思うが、とてもうれしくて、ここに引っ越してきて良かったと思えた一幕だった。

午前中は実家へ、午後は何もする気が起きなかったが散歩に出かけた。

本覚寺の裏口


ぼたもち寺




八雲神社


教恩寺




そしていつもの妙本寺。
小鳥が水浴びしていた。


帰り道に「セデリカ」という老舗パン屋さんで「カルヴァドス」と名付けられた、リンゴとキャラメルムースのケーキを買って帰宅。

感動のサイン

2014-10-19 00:06:23 | 日常
朝、本番の支度をして出発し、駅に向かう前に近所のパワースポットに寄って成功祈願をした。



芸劇にて。



昼食は金兵衛の鯖弁当をいただく。



終演後の打ち上げ。



本番中、最後の曲、フーサの「プラハのための音楽1968」までたどり着いとき、疲労と共に、「もう終わってしまうのか」という気持ちになった。
第三楽章「間奏曲」では感動のあまりえずいてしまった。
10~20代の頃は、感動のサインは鳥肌だったが、なぜか今では胃が締め付けらるような感覚になってくる。

リハから本番まで、貴重な経験をさせていただいた4日間だった。

居心地

2014-10-18 00:02:19 | 日常
東吹定期リハのため、水曜日から池袋へ通っている。

東京芸術劇場の主催事業の中で、定期演奏会を開催するようだ。



リハは芸劇のシンフォニースペースで行った。
長い練習の疲労と相まって、イスが固くてお尻も痛くなってしまった。



この3日間、昼食は近くのお店でいただいたが、とても美味しかった。

一日目はラーメン屋「えるびす」のもやし、味玉入りラーメン。


二日目は洋食「ABC」のメンチ黒カレー。


そして本日三日目は和食「あやの」の鶏と葱の炙り定食。



いよいよ本番は明日。

リハ終了後は大城先生の演奏会を聴きに代々木上原へ向かう。

早目に到着したので、駅前の喫茶店に入り時間を潰す。


駅ビルの中に、おしゃれできれいなレストランやカフェもあったのだが、リハーサルで疲労困憊していた状態で、それらのお店は私にとって明るすぎて、少し暗く静かなお店を見つけたので、入ってみた。
店員さんは無愛想で、注文したケーキやコーヒーも特筆するようなおいしさではなかったのだが、今の私にとってはなぜかとても居心地が良かった。

快晴の朝に

2014-10-17 00:07:43 | 日常
今朝は快晴の陽気だったので、駅までの道を遠回りして段葛へ。




この長い参道が、来月から改修工事に入るそうだ。



昨日から東京吹奏楽団の定期リハが始まっており、11時から17時まで緊張感をもってみっちりと練習している。



17時にリハが終わり、少し自主練をした後、オペラシティへ。



前から欲しいと思っていた本をようやく買うことができた。