hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

くつろぎ

2016-12-31 00:49:21 | 日常
昨日の続きで、会の最後に撮っていただいた大城先生ご夫妻との写真で、私が無意識にくつろいだいい表情をして驚いてしまった。

学生の頃から、自分の正直な気持ちをそのまま話せる人で、大城先生からいただいた言葉に救われたことは数知れず。

2016-12-30 01:09:55 | 日常
今日は表参道に出かけて買い物をし、その後は渋谷へ。

打合せ兼忘年会だった。





今年のこと、来年のことを色々話し、時間があっという間に過ぎていった。

何気ない会話の中で、「自分自身の今年一年を漢字一文字で表すと?」と聞かれ、少し考えた後に思い浮かんだのは「失」だった。

まずサクソフォン界にとって失った人がいること。
そして私自身の生活や仕事でも失ったことがあったが、しかしネガティヴなことだけではなく、決別して新たな道を選んだことや、無駄なものを削ぎ落としたこともあり、その様なことが来年には好転してほしいという願いがある。



解散した後、私は2件目の忘年会へ。



そちらも和気あいあいとして、とても楽しかった。

久しぶりに最終近くの電車で帰宅。

今日は一年の自分自身へのお手当として、ステージ衣装を買った。



来年、どこかの本番でお披露目できるのが楽しみだ。

きくこと

2016-12-29 00:48:55 | 日常
今日は東府中へ。

とても興味あるコンクールの審査員を仰せつかった。


それぞれの団体の演奏終了後、舞台転換の場つなぎとして司会者が出演者へインタビューしており、そこで各団体の演奏だけではなく、活動内容、部の理念やその演奏者の考えていることなどを伺うことができて、それもとても興味深く、そして中学生も高校生も、演奏はもちろん、インタビューにも立派に受け答えしていて感心してしまった。


コンクールに限らず、結果に伴う過程や裏付けはとても大事なことだ。
例えば私もレッスンの際に、私から一方的に話すだけではなく、相手の話しを聞くことがままあって、それは出来ない、出来ていないことへの「言い訳」ではなく、相手の事情や考えを伺って、現状を確認し、時には別の道を探って、共通理解をはかる機会にもなる。


なにはともあれ、今日を持って年内のお仕事は終了。
今年は国内だけではなく、台湾、フランスにも出かけたが、招いてくださった方々に、私を必要としてくださったこと、充実した仕事と学びの場をいただけたこと、その支えと健やかに過ごすことができた心遣いに感謝申し上げたい。

雨の日

2016-12-28 03:23:59 | 日常
今日と明日は審査のお仕事で、今日は八王子へ。

毎年ご依頼いただいている下倉楽器主催のコンテストだった。



この乾燥する季節、金管奏者にとっては唇が、そしてリード楽器にとっては湿度管理が難しくて難儀するが、今日の昼間は雨が降り、唇やリードにとっては良いコンディションで演奏できたのではないだろうか。


表彰式前の舞台裏



明日も朝早いので宿泊しようかと思ったが、やはり自宅の方がくつろげるので帰った。

翌日に

2016-12-27 04:51:47 | 日常
昨日で私の年内の本番は終了。
どの本番でも緊張し、学び、反省することがあるが、しかしどの本番でも、その時にできる限りの準備をして臨むことができた。

気持ちが沈んだこともあったが、それでも練習を続けられたこと、健康に過ごすことができたのは、共演者や聴衆や裏方をしてくださった方々などの支えがあったからにほかならない。

昨日の演奏会でもそれを実感するものだった。




今日の午前中はずっと会いたかった人と会うことができ、お茶をしながら近況などを話し、空港から帰宅した。

宮崎土産を色々教えてもらって、宮崎駅で美味しそうな大福とシュークリームを買う。



そして空港で食べた。




今度来るときは、会いたい人にゆっくり会い、行きたいところにゆっくり行きたいと思った滞在だった。

宮崎学園高等学校吹奏楽部 第14回定期演奏会

2016-12-26 00:45:48 | 日常
今日は「宮崎学園高等学校吹奏楽部 第14回定期演奏会」の本番。

昼と夜との2回公演で、私は「夢〜岩井直溥先生の思い出に〜」、ラテンフィエスタを演奏した。


朝のゲネプロ






今日はソプラノとアルトを使用



昼公演と夜公演の間の空き時間には校舎内を見学した。

合唱部のお部屋


アンパンマンに向かって歌うらしい



音楽科があった時代にレッスン室として使っていた部屋



5階からは海が少しだけ見えた



多くの学校吹奏楽部にとって、この定期演奏会が最も重要な催しであり、大きな節目でもある。
その様な機会に招いてくださり緊張したが、先生や生徒さん、聴きに来てくださったお客様、卒業生、保護者の皆様などの温かな眼差しに支えられて、良き演奏会のためのお手伝いが少しはできた様な気がする。


この学校はもちろんのこと、宮崎に来たこと自体、初めてだったが、この学校の卒業生数名をよく知っていて、皆とても熱心で実力があり、実は前々から興味を持っていた学校だった。


そのよく知る卒業生の一人が、昨日と今日、思いがけず、私の付き人の様にそばで準備を手伝ってくれて、それもありがたく、とても心強かった。

初めての地

2016-12-25 02:55:44 | 日常
毎年、クリスマスイブは教会のミサに行って賛美歌を歌い、家でブッシュドノエルをいただくのが慣例なのだが、今年はそれが叶わず、今日から初めて伺う地、宮崎へ。


宮崎空港の外に出て、椰子の木に目にとまる。



バスで宮崎駅に来て、まずは「おぐら」さんのチキン南蛮をいただく。



夕方からは宮崎学園へ。
学内のホールにてリハーサル。
本番は明日。




シンフォニックウインズ東京 第9回定期演奏会

2016-12-24 00:03:52 | 日常
今日はオーケストラ作品を中心に演奏している吹奏楽「シンフォニックウインズ東京」の本番だった。




12月の演奏会は聴きやすい、楽しい演目を中心に考えているようで、今回はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲、交響曲第五番、アンコールはそり滑り。

雛壇上の管楽器セクションはオリジナルのまま、弦楽器セクションはフルート、クラリネット、サクソフォン、フリューゲルホルン等で演奏される。

私としては、いつも勉強させていただき、また素晴らしい奏者と出会い、良い経験をさせていただいている。


終演後、サクソフォンセクションで。
アラビアの踊りや、第二楽章の冒頭など、今回は弱音の安定感、透明感が素晴らしかった。



打ち上げに参加したかったが、明日からの旅の準備があり会場を後に。
渋谷駅に向かうバスを途中下車して、「青の洞窟」というイルミネーションを見て帰った。
実は昨日も見に行ったが、今日は早い時間だったので、点灯した瞬間を見ることができ、ただ点灯しただけなのに、その一瞬で多くの人の驚きの声と共に、その場の空気が変わったような気がした。

コンサートマスターのこと

2016-12-23 00:02:36 | 日常
明日はシンフォニックウインズ東京の演奏会で、今日は本番会場での練習、午後から分奏、夕方から全体にて、演目が大曲なだけにとても疲れた。


弦楽器セクションを担う人たちの分奏



我々演奏者は、実際に音を出すため、自身の演奏に責任を持って演奏すること、そして関係するセクションとのアンサンブルを考える。
それはもちろん、「聴く」ことがとても重要で、それは自分自身や他者の「発せられている」音をリアルタイムに聴いているわけだが、それに対して指揮者は、おそらく我々とは聴き方が少々、いや大分違うのではと思う。


特にリハーサルの際にはその違いが顕著に感じられ、指揮者は、まず音を出す前に速度や質感のイメージを演奏者よりも明確に持ち、それを何かしらのアクションで演奏者に伝え、そして実際の音を聴き、さらに、すでに過ぎた箇所を記憶して、中断した際に修正を加えたり、方向性を明確に定めたりする。


未来から過去への流れを捉えて、「伝えて」、「聴いて」、「修正する」という作業だ。
私も年に1〜2回、指揮者の真似事のようなことをするが、実はこの作業をしようと思うと混乱することがあり、小さい頃から抱いていた本職の指揮者への夢は、歳を重ねて知れば知る程に、どんどん遠のいていくような気がする。


指揮者と演奏者、両者の意見がいつも同じとは限らず、また、いつも同じものが「見えている」、「聴こえている」わけではなく、その際の両者の橋渡しをコンサートマスターが担い、この団体では私がその役を仰せつかっている。


その役割は、両者の意見をすり合わせたり、何かしらの提案をしたりと、指揮者と演奏者、両者のために何ができるのかを考えながら演奏したり、聴いたりするが、それも知る程に大変な作業だと感じるところだ。

行きたかったお店へ

2016-12-22 00:30:03 | 日常
昨日、プライベートで来日したジェローム・ラランと理恵さんとで、鎌倉で落ち合ってランチと打ち合わせ、この機会に私も前々から行きたかったお店へと案内し、楽しいひと時だった。


「六弥太」さん


「鎌倉茶寮」さん



ジェローム、理恵さんと



夕方からは昨日同様、シンフォニックウインズ東京のリハーサル。

吹奏楽で対向配置。
とても面白いが難しい。



やはり昨日同様、バスからイルミネーションを眺めながら帰宅。

風景を見ながら

2016-12-21 00:44:21 | 日常
朝は久しぶりの病院付き添いで、1時間の待ち時間で鶴岡八幡宮へ。








紅葉シーズンもそろそろ終わり。





源平池の前に座っていたら、鳩がどんどん集まってきた。







午後は尚美へ。
尚美レッスンも年内最後。
文京区役所が鮮やかに見えた。



夜は代々木のオリンピックセンターにて、シンフォニックウインズのリハーサル。
今回はチャイコフスキーの交響曲第五番。



帰りはバスの中から、渋谷のイルミネーションを見ながら帰った。

尚美授業2016年度(第24回)

2016-12-20 00:09:39 | 尚美
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授業メモ

5限
本A2年生 ベーシックトレーニング
・ドリア旋法(全調)
・Exercices d'Intonation p9-2(Jean-Marie Londeix)
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この一週間で台湾から北海道の、気温差30度以上の旅から帰ってきて疲労もあるが、尚美の学生たちの顔を見ると妙に和んで落ち着いた。

いよいよサクソフォンの学生達にもインフルエンザが流行りだしたようだ。

容体が案じつつも、私も今週も週末に大事な本番が2つあるので、自分自身も気をつけなければならない。

写真は帰宅途中に写した二の鳥居。

三響さんレッスン

2016-12-19 00:41:02 | 日常
演奏会から一夜明けて、今日は三響楽器さんで一日レッスンだった。

目が覚めて、宿の窓からしばし雪景色を眺め、よく見たら自転車が埋まっている。



宿から向かう道すがら、立派なつららを見つけた。



三響さんのすぐ裏にある兼正寺さんのお堂の階段も雪で埋まっていた。



9時過ぎにお店に到着。
2階のサロンをお借りしてレッスンの準備。
昨日の夜はイスを全て片付けていたのに、私が到着したら、既に床掃除を済ませて椅子が並べられていて驚いた。




開店前、店内はすでに活気あふれている。



夕方までレッスンして、そのまま新千歳空港から飛行機に乗って帰宅。






久しぶりの札幌滞在では、美味しいものをたくさんいただくことができた。

初日の夜はラム焼肉



二日目昼食はスープカレー



三日目お昼は鴨カレー南蛮



自分のお土産もしっかり買った。

三響さんで

2016-12-18 01:11:24 | 日常
今日は朝から三響楽器さんへ。




レッスンと夜の演奏会のリハーサルだった。

空き時間にはお店でネックを吹き比べ。
左からスターリングシルバー、プラチナプレート、シルバープレート、ラッカー(インナーゴールドプレート)、ピンクゴールド、ゴールドプレート。



共演するSaxoplanetさんはみんな陽気な方々で、笑いが絶えず、とても楽しいひと時だった。

会場に置かれたツリーに楽器を置いて素敵写真を撮っていた。



演奏会のプログラム



たくさんのお客様にお越しいただいたこと、持ち込んだCDが完売したこと、共演者の皆さんにも喜んでいただけたことが、私自身もとても嬉しく、このひと時のために孤独に過ごしていた時間が報われた様な気がした。






雪国へ

2016-12-17 01:04:36 | 日常
今日は札幌へ。

数日前の大雪のニュースを見て、飛行機は時間通り飛んでくれるか心配だったが、好天に恵まれ杞憂に終わった。




お昼過ぎに新千歳空港に到着、出発ロビーに上がり、「鮭之丸亀」さんでおにぎりをいただく。

「ますイクラ」と「わさび昆布」。



明日の演奏会の共演者の元生徒さんにピックアップしてもらった。

外は少し暖かくなったとは言えマイナス6度、すっかり雪景色とどこまでも続く直線道路。



恵庭の道の駅にて。





手稲の三響楽器さんに到着して、今回のピアニスト、佐藤香奈さんと、また北海道で活躍するサクソフォン奏者の皆さんと夜までリハーサルをした。




北国の雪は踏むと、まるで片栗粉のような感触と、サクサクと音がする。