生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

その場考学との徘徊(35) 博多から東西南北の古代遺跡へ(その3)東へ

2018年03月03日 07時36分06秒 | その場考学との徘徊
題名;装飾古墳(11)
場所;福岡県  年月日;H30.2.16
テーマ;古代九州王国     作成日;H30.2.28 アップロード日;H30.3.3
                                                       
TITLE:博多から東西南北の古代遺跡へ(その3)東へ

 二か所の古墳と歴史館を見て広川というICに戻る。再び九州自動車道を30分ほど走り、大宰府や博多を通り越し東へ向かう。途中のSAで昼食をとるのもよい。メニューは勿論博多ラーメンだ。




博多を過ぎると、山間部に入り若宮というICで降りる。目的地はそこから5分程度の「竹原古墳」だ。ここは、もっとも有名な装飾古墳の一つで、文様ではなく独特な絵画が描かれている。しかも、常時開放。

先ずは、事務所によって料金215円を払う。すると、市の教育委員会の説明員の話を聞くことができる。この古墳は、一部が神社の建物のために削られていて、全貌は見ることはできないが、その代わりに玄室に直接入ることができるので、石室の見学には都合が良い。






蛍光灯で照らされた石室の正面には、こんな絵が描かれている。其れぞれの図柄の解釈は、次のようにされている。



① さしば;行列時の日よけに用いる団扇状
② 波形文;左右対称なので唐草文とも
③ 馬を牽いた人物;ズボンと靴に特徴
④ 龍;口から火を噴いている



また、入り口の岩には「朱雀」と解釈されている絵があるのだが、これはなかなかに解釈が難しい。



石室から出て、隣の神社にお参りをして事務所に戻る。この建物は、若宮市身体障碍者福祉協会が経営する陶芸の場でもあった。古墳の発掘時の話などを聞きながら中を見学させていただいた。数人の方が、それぞれの作業を分業されていた。製品は数種類だが、そのなかに件の絵を映したものがあった。私が好きな織部の緑を感じる出来栄えで、300円という安価がもったいないほどだ。




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