はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

怪童丸 村山聖

2006年08月08日 | しょうぎ
 8月8日は村山聖くんの命日。おぼえやすい日に逝ってしまうのもスターらしい。
 彼は17歳のプロ棋士デビューのころ、怪童丸と呼ばれていた。髪も爪も切らず伸ばしっぱなし。理由をきくと「伸びようとしているものを切るのはかわいそうじゃ」とぽつりと答えたという。
 旅立つ1ヶ月まえ、彼は広島本通りを歩いていたそうだ。きっと古本屋をまわって少女マンガをさがしていたのだろう。

 広島出身の村山聖は広島八丁堀の「広島将棋センター」で腕をみがいた。病院住まいの彼は週に1、2度父とともに来ていたようだ。
 じつは僕はここで一度彼と対戦している。村山聖という人が毎回のようにトーナメントで優勝しているのは知っていた。どんなおっさんだろうか、と思っていた。「聖」の読み方がわからず、心のなかで「ムラヤマヒジリ」と呼んでいた。そして対戦することになり目の前に座ったのは、ほほの大きい子供だった。「これがムラヤマヒジリか…!」 たぶん13歳くらいだったと思う。
 結果はもちろんヒジリの勝ち。当時アマ初段程度の僕のちからでは勝てるわけない。でも、棋譜、つけときゃよかったな。
 村山聖をムラヤマサトシと読むと知ったのは彼がプロになったずいぶん後だった。
        →森信雄(村山聖の師匠)のブログ
コメント
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