浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-03-20 00:04:26 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


           第五章 心の曇りをとるための反省

         反省とは自分を離れてものを見る訓練

先の続き・・・

この時は自分の思いを離れて、第三者的な目から見て判断し、
神様に自分の想念をあずけて心静かに祈り、
その中から出て来る正しい直感にしたがうのが最もいいでしょう。
自分がなんとかしなくてはという焦りや力みがあれば、
必ず間違います。
そして、せっかく助けてあげたのに、
あの人はなんて恩知らずなんだなどと
不平不満や愚痴が出て来ます。

どうしても私たちは自分中心でものを考えがちですが、
肉体の五官にとらわれた見方から、
自己を離れた正しい見方に変えていく訓練を積むことが大事です。
常に「してあげる」とか「してやる」というにではなく、
「させていただく」とか「させてもらう」という心で行うことです。
「あげる」「やる」ではたとえ善いことをしても、
文字どおり徳を逃がしてしまいますが、
「いただく」「もらう」という心構えだと、
善い行いは自分自身の徳として積まれることになり、
それがまた自分の霊格を高め、
運命としてもいいことが万倍にもなり、
自分に返ってくることになります。

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