浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-03-21 05:19:55 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
  恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


           第五章 心の曇りをとるための反省

         反省とは自分を離れてものを見る訓練

先の続き・・・

ですから、「させていただく」という態度を
常に忘れなければ大きな間違いはありません。
こうした謙虚さは、いつも感謝に満ちた心で
いることにもつながってきます。

ご夫婦の間でもそうです。
ご主人は一生懸命に働いて稼ぎ、奥さんは結構に暮らさせてもらって、
それでいながら、
「私は嫁さんだから主人が養ってくれるのは当たり前」と、
感謝をしないでいると、
ご主人がありがたい存在だということを忘れてしまいます。
もちろん、ご主人にも同じことが言えます。
奥さんが家庭の中で掃除、洗濯などの家事、
そして留守中のおつきあいなどいっさいをやってくださり、
ご主人はそれに大いに助けられているのに、
それを「おれが働いて不自由な目にも遭わせず養ってやっているのに、
毎日何をしているのか」などと奥さんに対して
好き勝手な言葉を吐いたらどうでしょうか。

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