浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

反省と禅定

2011-05-08 02:09:30 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓



      ~ 恩師の御著書「自己を見つめる」より ~



            『一日の反省』


今日一日 大宇宙を支配しこの地上界の万生万物を育てはぐくむ大自然の力、

       この力こそ真の神と申し上げております。この真の神様に対して

       心から感謝できたか。

今日一日 私達は神、我と共にあり、我、神と共にありと自覚できたか。

今日一日 私達は真の神、父なる神の愛し子であることを忘れなかったか。

今日一日 私達は真の神の御心をこの肉体を持って、示し表わす努力をできたか。

今日一日 私達とまったく同じようにこの地上界に肉体を持たれて、

       神仏と表裏一体までご自分を高められた天上界の諸如来、

       諸菩薩様に心から感謝できたか。

今日一日 私達を正しく導き一切の魔から守る努力をして下さいます実在界の

       諸天善神に心から感謝できたか。

今日一日 私達の心の中にまします守護・指導霊の存在を自覚できたか、

       また感謝できたか。
  
今日一日 先祖代々の諸霊の皆様に心から感謝し、

       供養の思いを忘れなかったか。

今日一日 両親から戴いた無償の愛に対して

       心から感謝して御恩返しの心を忘れなかったか。

今日一日 生きとし生けるものに対して幸いあれ、平和あれ、

       恵み多かれと祈ることができたか。

今日一日 親子、夫婦、兄弟、また有縁、無縁の方々は

       すべての縁生によって与えられたものである。

       その与えられた存在を感謝して、すべての人々の幸せを祈れたか。

今日一日 この世は魂の修行の場であることを自覚し、

       現れてくる色々な出来事に振り回されることはなかったか。

今日一日 自分の想念行為について、その都度、謙虚に反省できたか。

今日一日 この世は原因結果の法則の中にあることを自覚して、

       自ら苦しみの原因を作る事はなかったか。

       また、幸せの原因を一つでも多く作れたか。

今日一日 自分の良心に従って生活をできたか。

今日一日 怒りに自分を失い、己自身の心に毒を食べなかったか。

今日一日 妬み、謗りによって自分の心を曇らせなかったか。

今日一日 愚痴に捉われて自分の心を重くしなかったか。

今日一日 人様の事を悪く思わなかったか、また悪口、陰口を言わなかったか。

今日一日 憎しみや恨みによって自分の心を苦しめなかったか。

今日一日 過ぎ去った過去の苦しみを持ち越していなかったか。

今日一日 まだ来ぬ未来を思い煩わなかったか。

今日一日 一瞬一瞬を真剣に生きられたか。

今日一日 嘘を言わなかったか、また小さい事を大きくいわなかったか。

今日一日 想いの中にも盗みはなかったか。

今日一日 貪欲に捉われていなかったか。

今日一日 足る事を知った一日を過ごしたか。

今日一日 自信過剰や増長慢にならなかったか。

       また卑屈にはならなかったか。

今日一日 謙虚であったか。

今日一日 礼儀正しく生きられたか。

今日一日 柔和であったか。

      (にこやかであったか、なごやかであったか。)

今日一日 自分の言葉や行いによって無慈悲な事はしなかったか。

今日一日 悲しい思いを与えなかったか。

今日一日 苦しみを与える事はなかったか。

今日一日 人様を迷わせなかったか、また困らす事はなかったか。

今日一日 ご迷惑をかけたり不愉快な思いを与えなかったか。

今日一日 人の心を思いやったか、また相手の立場に立ってものを考えられたか。

今日一日 人の心を裏切らなかったか。

今日一日 人のふりを見て我が身を振り返ったか。

今日一日 人の口車に乗らなかったか。

今日一日 天地の恩、人々の恩に心から感謝できたか。

今日一日 己自身の思いや考えを人に押しつけなかったか。

今日一日 自分を忘れて、他を利したか。

今日一日 人様を差別しなかったか。

今日一日 すべての方に平等に接しられたか。

今日一日 人様の過ちを責め裁くことはなかったか。

今日一日 すべての方を許させて頂いたか。

今日一日 無償の愛を実践できたか。

一日一善を心がけたか。

今現在、自分の心は安らかか。

淋しくはないか。

悲しくはないか。

苦しくはないか。

明日に、我が身に死がおとずれても心残りのない一日を過ごしたか。

明日に、家族の誰かに死がおとずれても、

    後悔のないように家族に接しられたか。

明日に、一切の財を失うともその運命に素直に従えるか。

食事の度に動物・植物・鉱物・その生命に対して心から感謝できたか。

米粒一粒・小魚一匹・野菜一切れ、すべては尊い生命を頂いております。

   この生命を粗末にしなかったか。

今日一日、一生の思いで生きたか。

今現在、何ものにも心残りのない時を迎えているか。





       ~ 感謝・合掌 ~





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