KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

初夏・えごの花とツバメ

2024年05月10日 | 俳句
天気 晴

施設に隣り合う林のえごの花が満開になり、花を零し始めた。今は隣り合う林、となったが、私が今住む場所は、この武蔵野の名残りの林の半分の土地を借りて建っている。だから、もっと大きなえごの木があって、普段は通らない道だったが駅から近いのでえごの花だけを見に来たものだ。あの、大好きだった大木のえごの木を倒して建てた施設で暮らしている・・何だか縁があったのだろうか。

上の写真は、ここへ入る前に撮ったもの。


木は数本あって、散り始めてきたので地面が真っ白になる。花の咲いている時期は意外と短い。





前のマンションの周りにも何本かあり、でも日当たりが悪いのと歩道にじゃまなので枝を剪定していて、あまり花は付かなかった。ここの花付きは凄い。ことに今年は多いように思う。

「えごの花が満開になったわね」と、用があって寄ったナース室で若い看護師2人に言ったら「????」一人は去年秋、一人は先月来たばかりだから仕方ないか。2人ともまだ20代だし。ちょうど、私の入所時から居る介護士が来たので彼女にも「えごの花、綺麗ね」と言ってみたら「知らない」ですって・・・
玄関を出て左を見れば、今はイヤでも目に入る白い花の塊り。それも数本、しかも地面は真っ白。忙しいのは解るけど・・出勤してきて玄関へ入る前に真っすぐ見ていれば目に入ってしまう光景なのに。ちょっとがっかり。年配のケアマネさんはさすがに知っていた。

駅のツバメが帰ってきた。巣作り真っ最中だ。

この場所、改札口を出てスーパーなどへ買い物に行く人の通る、言うなれば郊外の駅構内でもいちばん人の通る場所なのだ。あと数羽が出入りしていたので、今年もこんな巣が幾つか出来てしまうのだろう。終電から始発までの空白の時間にはシャッターが下りることも、ツバメには解っているのだろう。
多摩の駅にはこんな所が多くて、フン害に困る。ツバメは生き延びるために人の力を最大限に利用しているのだ。ここならカラスは来ない筈。のら猫もここまでは無理かも。
毎年、同じツバメが来てそのヒナが生まれ故郷へ帰って来るらしいから、私が通勤していた頃のツバメの子孫なのかも。

改札を出て見上げればつばめの巣   KUMI
コメント (4)
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