KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

シモツケ(繍線菊)の花そして出産ラッシュ

2020年06月03日 | お散歩写真
天気 晴のち曇

昭和記念公園には、明後日友人夫婦と行くことにした。午前中は何とか体調も悪くなくて、これでマスクさえなければ・・
公園までの道、10時過ぎれば人とあまりすれ違わない。土日は走る人が多いけれど、週日はさすがに殆ど居ない。マスク外して出てみたら・・ダメでした、時間差通学が始まっていて、学校へ行く低学年の子、帰宅する高学年の子が入り混じっていてマスクなしでは歩けなかった。


低学年の子は、親が同行しているので子供たちは離れていたが、帰る高学年の子達は、信号待ちの交差点で大声でふざけ合い、間隔なんかとっていない。一人感染者が居たらクラス中に広まるのは当然だろう。教室では守っていることも、外へ出れば無駄なことだ。無理もない。北九州では児童生徒に感染が大変だというのも当然のこと。

さて、上の写真の花はシモツケの花。なぜか繍線菊、と書いてシモツケと読ませる。字の起源を調べるのは面倒なので省略。紫陽花の咲く頃に同じように咲く。丈が低いからか紫陽花の存在に押され、あまり注目されないのが気の毒だ。公園には、ピンクと少し濃いピンクとある。白い花もあるが、この公園は二種類だけ。




下野(栃木)で発見されたのでシモツケ、と名付けた、とは辞書に書いてある。でも下野草、というのが別にあって、それは高原などに咲いていて、花は似ているものの草丈がかなり高い。私はずっと、野生の下野草の改良した園芸種、とばかり思っていた。
   繍線菊やあの世へ詫びにゆくつもり  古館 曹人
この花をみると思い出す句。結社の主宰の兄弟子にあたる方で、すでに亡くなっている。
奥様を亡くしたときの句だという。美しいがもやもやした感じの花なので句意にとても合う。連れ合いに詫びなければ、ということがたくさんあったのだろう。大正生まれの男の句。

先週産まれていたカルガモのヒナはどうなっているかしら、と池へ寄ってみる。ところが池畔の藤棚の剪定中で、半分のベンチが使えず池に近づけない。3羽を連れたカルガモがチラと見えた。確か7.8羽は産まれていたので、あとはやはり育たなかったのだ。襲ったのは鴉か猫か・・自然の中に敵は多い。
帰ろう、と橋を渡ったら、噴水のそばにうごめくものが・・噴水が邪魔になったがズーム目いっぱいにして・・


今日また産まれたのだ。出産ラッシュだ。こんなに短い間隔で産まれたら、縄張り争いになるかも。最初に産まれた鴨の親が、新しい鴨のヒナを襲うこともあるそうだ。親同志が喧嘩しているのを見たことがある。そんな争いをしなくても2組で広い池をうまくシェアすればいいのに・・いずれ、こちらも何羽かしか残らないだろう。仲良くしてね。

軽鴨の子の一羽が水の面(みのも)走り出す  KUMI
コメント (4)
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