山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

食べられる?

2012年04月27日 | 食品・材料・料理
コンニャクの袋を開けて取り出すと、ちょっと独特な臭いがします。

私は、蕎麦の茎を焼いて、その灰に熱湯を注ぎ上澄みの液を取りました。

これを灰汁(あく)といいますが、これをこんにゃく芋をすり下ろしたものの中に混ぜ込むことにより固まります。

スーパー等で販売されているコンニャクは、水酸化カルシウムいわゆる消石灰を入れ固めます。

その消石灰の臭いとアクが残っているのです。

ですから、パックから出して、そのまま加熱してしまうと、その臭いも味も抜けず、おいしく調理できません。

コンニャクを調理する時には、まず「塩もみ」をして水といっしょに臭みとアクをよくもみ出します。

次に、熱湯の中に入れて表面が白っぽくなるくらいまでゆで、すぐに冷水にさらして、臭みとアクを抜く必要があります。この下処理を済ま

せて、はじめて、おいしく調理出来るそうです。


灰そのものを入れているわけではありません。

今は、大量に物を作るために利便性などを優先させた結果、水酸化カルシウムを入れているのです。

もともと植物から取れた「灰汁」です。




いよいよ・・・

2012年04月06日 | 食品・材料・料理


灰の中に熱湯を入れ一晩寝かせます。

翌日、上澄みを目の細かい布で濾します。


よく練ったのコンニャクを火から下し、冷まします。

冷ましたら、灰汁を入れてよく混ぜます。



混ぜ始めると今までピンク色していたコンニャクがみるみる間にあの薄い灰色の色に変わっていくではありませんか。

バラバラしていたのがだんだん一体的になっていきます。

手ですくい丸い団子のように丸めて、沸騰したお湯の中に放します。



グツグツと一時間余り煮ると出来上がりです。


すぐに食べたいのですが、ここはじっと我慢です。

なぜ?って?

湯がしたお湯の中で浸しておくと、灰汁が抜けてさらに美味しいコンニャクができるのです。

準備万端

2012年04月01日 | 食品・材料・料理


擂り下ろせると、火にかけて焦げ付かないようにしっかりと混ぜます。

混ぜていると、透明感のある色合いになります。

えらくピンクかかった色合いになってきました。

いったいどうしたんでしょうか?

蕎麦の茎を燃やして作った灰汁をこんにゃく芋の中に入れ、いよいよ混ぜる時が来ました。