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鉄のラインバレル第24話『鋼鉄の華(最終回)』の感想レビュー

2009年03月21日 03時50分39秒 | 鉄のラインバレル
ー正義の味方、ここに誕生すー
けれん味、カタルシス満載で正義を貫いた、ナイスな展開でした。

絵美を失い、復讐心の塊となってラスボス、マサキに挑んだ浩一。
感情の高まりがパワーに影響を与える様にラインバレルを設計したアマガツは、人の可能性に賭けたのかもしれませんね。
効率や合理性などの観点ではマキナ人間に対抗出来ないのは明らか。
唯一人間に勝機があるとすれば、そのキーになるのは彼らが持ち得ない感情なのだ…とアマガツが想像していたのなら、あえてそのような設計をした事にも筋が通りそうな気はします。

実際には暴れまわるだけではマサキに勝てず、万事休すかと思われましたが、そこに救いの手を差し伸べたのは死んだはずの絵美の幻でした。
彼女の叱咤を受け、再起する浩一。
この時の愛にあふれた『最低です。』は、演出として最高でした。
(≧▽≦)ゞ

死して尚、同じラインバレルのファクターとして、浩一のパートナーであり続けた絵美。
その言葉を聞いて立ち上がれない様では、彼の目指す正義の味方とは言えないですからね!

そんな浩一の姿を見て、他のファクター達も奮起!
己の行動で人々を導くその姿はまさに、正義の味方と呼ぶに相応しいものだったと思います。

宗美さんが一瞬意識を取り戻したのも、彼らの気合いが伝播した結果なのかもしれませんね。

次元の切断が不十分で、再度の攻撃が必要になった時、浩一は自らの正義を語ります。
大切なのは、力ではなく想い。
全ての人を守りたいと想うから、危険だろうが関係無く事態を解決させる為に行く。
それが浩一の正義でした。
シリーズ全体を通じて悩んで来た問題に答えを出し、ひたすら前へと進む浩一。
やはりその姿は正義の味方らしいものだと思います。

全てのマキナのエネルギーをラインバレルに送り込む『ファイナルフェイズ』。
フラッグ不在の今、ファクターの死は避けられないことを承知の上で、ラインバレルにエネルギーを送る仲間達。
挿入歌が流れる中、束ねた力を放ちつつ、『届けぇ~~~~~~!』と叫んだ森次の声がたまらなく格好良かったですね!
ヾ(≧∇≦*)ゝ

みんなの力を、正義の味方になってくれという願いを受けて突撃、次元の穴を消滅させたラインバレル。
王道的な展開でしたが、理屈を超えて心に響くものがありました。
世界は救われ、でも正義の味方たちは帰って来ない…。
しかし、ラインバレルが助けてくれたという事で絵美が復活!
敵を倒し、2人を守ったラインバレルもまた、浩一と同じく正義の味方だったと言えるのではないでしょうか?
抱き合う浩一と絵美。
ここではキスの一つもしませんでしたが、やはりこの2人がベストカップルな気がしました。
このまま次元の狭間に落ちてしまうのかと思いきや、謎のロボットと遭遇して、それが関係したのかよく判らないものの無事生還!
…こんな伏線ありましたっけσ(^-^;)?
コミック版の浩一達にも似ていないですが、パイロットの男女の関係は浩一達にも通じるものがありそうかも?
向こう側の似て非なる世界にも戦っていた人がいたみたいな展開でしょうか?
それとも元ネタがあるのか?
後で他のブログ様の方でも確認してみたいと思います。

ともあれ、無事にみんな助かったと思ったのもつかの間、森次は大気圏で死によって責任をとるつもりだったご様子。
それを文字通り腕ずくで阻止したのが山下のハインド。
2人の関係もここでしっかりと描き終われて良かったと思います。

『皆にそうあれと望まれ、人ははじめて正義の味方になるんだ…。』

森次の言葉通り、完全に正義の味方になった浩一。
浩一が正義の味方になるまでを描く事こそが、この物語の本分だった訳で、その意味では軸をぶらさずに最終回を締められたと思います。
自身が作った墓標もようやく名実ともに、というラストの演出が良い感じでした。

前回は超展開感ばかり目に付きましたが、それ自体が今回の為の演出だったと考えれば、それはそれでアリという感じかと。
どんな絶体絶命のピンチでも、人々が願えば現れ、助けてくれる。
それもまた、正義の味方というものでしょうから。

視聴前のイメージとはまた違った作品に仕上がっていましたが、毎回小ネタを仕込んだりと、視聴者を楽しませようとする心意気が伝わって来る作品だったと思います。
スタッフの皆さまには心から感謝と敬意を表したいです。

また、記事をお読みいただいた皆さまにもお礼の言葉をお伝えします。
ここまでお付き合い下さってありがとうございました。
m(_ _)m



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