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ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?12巻の感想レビュー(ライトノベル)

2016年10月08日 23時25分00秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.12』(聴猫芝居先生原作、Hisasi先生イラスト)が発売中です。
表紙は、ノコギリを持ったアコ。
これが流行りのDIYってやつかしら(´・ω・`)

お話的には、ゴールデンウィークにゲーム内の家を使った期間限定モンスター防衛戦イベントが開催されることを知ってテンションを上げるアコ達。
リアルで旅行に出かけるアコの両親から彼女の面倒を見ることを頼まれたルシアンは、アコの家に寝泊まりしながらイベントクリアを目指すことになって……というドキドキ同棲展開です。

半ば親公認の間柄のふたりですが、ゲームだけでなくリアルでも同棲とか羨ましい限り(;゚∀゚)=3ムッハー
アコを大切にしたいからこそ奥手な西村くんの純情ぶりが初々しかったですね。
美少女とひとつ屋根の下という王道据え膳シチュを前にしても理性を守りきるタンクの鑑やでぇ!

ハウジングにしても、ゲーム内ミニゲームにしても、本編とは直接関わらないながらも拘る人はトコトン拘る系のコンテンツだと思いますが、ハウジングを絡めたことでアコが珍しくやる気になっているのが新鮮でしたし、前知識無しの状態から二人三脚でひとつの困難に立ち向かっていく流れも、夫婦の共同作業的な雰囲気で(・∀・)ニヤニヤでした。
連休中はそれぞれに忙しくて都合が付きにくい他のヒロインズが、なんとか時間を作ってゲーム内&現実で様子を見に来るのにも心温まりましたね。
まさに新婚さんいらっしゃい!ならぬ、新婚さんの家にいらっしゃい!状態じゃねーのw

イベントで取り組むのはいわゆるタワーディフェンス型のゲームなのですが、いつものRPGの世界観を流用しつつも適度に攻略法を考えないといけないバランスになっているのがポイント。
各ジョブ固有のスキルを反映したトラップと各ヒロイン達の性格を色濃く再現した戦術を取り込みながら、着々と「西村家」の防御態勢が調っていく過程に((o(´∀`)o))ワクワクさせられました。
いざとなったら、トラップだけでなくキャラそのものでも防衛戦に参加できるシステムなので、各ヒロインズがお助けキャラ的に無双するシーンも見れて面白かったです。
とりあえず、茜(´・ω・`)らんらん♪しすぎw

ラブコメ的には、嫁がいるのに他の女の子まで連れ込んでお泊りとか、ルシアンいつの間にそんなリア充にwという感じですが、お互いに異性というよりも気の合うゲーム仲間という認識なのが彼ららしいなと。
女の子の危機感としてはどうなの?と思わなくも無いですが、アコとルシアンのラブラブぶりを知っているからこそ、今更変な気を起こすような事にはならないという安心感があるのは確かですし、信頼は十分に得ているということなんでしょうね。
修学旅行的なノリで、いつもとは違った角度&いつもよりも踏み込んだやり取りが見られる一幕もあり、青春モノ好きとしてテンション上がりました。
てっきり、ほぼアコとルシアンオンリー回になるのかと思っていたら、しっかり全員の見せ場が用意されているあたり心憎い(;゚∀゚)=3ムッハー
西村くんのアコに対する本音の想いが赤裸々に語られるシーンは、読んでるこちらがこっ恥ずかしくなってくるレベルのガチトーク状態!でしたが、そんな表裏のない素朴な誠実さを持っている彼だからこそ、アコが惹かれたのもうなずけるなと。

ぶっちゃけ、なんだかんだ言いつつも、西村くんのリアル嫁になった時には近所付き合いから何から全部気合で乗り越えてしまいそうなアコですが、アレイキャッツのメンバー全員がいつでも今回のように見守ってくれるとは限りませんし、これからも、クラスメイト達をはじめとした一般の人々とも少しずつ交流できるようになっていくと良いですね。
ゆくゆくはアコママのような美魔女になるのかと思うとそれはそれで楽しみですが、西村くんとしっかり支え合いながら普通の生活を送れるよう、祈るばかりです。



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