GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

日本馬の底力

2010年06月09日 | 競馬場
安田記念を制したショウワモダンについて、生産牧場社台ファーム代表の吉田照哉氏が語ったことが、印象的だった。
「こんなに古い血統のウマが勝つなんて」

ショウワモダンの血統をたどると、日本の競馬界を支えてきた馬の名前が凝縮されている。
英国のテスコボーイ、アメリカのロイヤルスキー、イタリアのトニービン、アルゼンチンのエルセンタウロ・・・。
生まれた国は違えど、皆、日本で多くの活躍馬を出した種牡馬たちである。

「39戦目にして初GI勝利」と騒がれているが、戦績を見ると目だったケガもせず、長期休養もなく、コンスタンスに走り続け、確実に勝ち星を積み重ねているエライ馬ではないか!
ショウワモダンの戴冠に、日本に根付いた馬たちの底力を見たような気がしている。

ショウワモダン(牡6)
父 エアジハード
母 ユメシバイ(父 トニービン)
美浦 杉浦宏昭厩舎
コメント
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