GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

意志の力

2010年06月30日 | 日々折々
庭の親子猫を初めてみかけた日、
2匹の子猫のうち1匹が、芝生の上で熟睡していた。
母猫は、もう1匹の猫を連れて、どこかへ行ってしまった。

心配で眺めていたら、大きなカラスが子猫の近くに舞い降りた。
思わずベランダから飛び出して、カラスを追い払い、
子猫を抱き上げた。
そのときの子猫の力強いこと!
そのまま腕の中に子猫がおさまっていたら、きっと私は家に連れ帰っていたと思う。
でも、子猫はそうではなかった。
下に降ろしたら、ちかくの植え込みの中に入っていった。

私がその場を離れて数分もたたないうちに、
母猫が子猫を迎えにきた。
きっと、ずっと見守っていたのだと思う。
子猫の意志の力を感じて、この親子はただ見守ることにした。
猫には猫の世界がある。

それから10日、今日も親子猫が庭でくつろいでいる。
2匹の子猫は、動きが活発になり、行動範囲が広くなっている。
昨晩は大雨だった。
でも、あの母猫なら、きっと大丈夫だろう。

ひとつ、お知らせです。
このブログに長い間リンクさせてもらった「ジンガ郎日記」は、
管理人の方より、ブログを閉じたというお知らせをいただき、
リンクを解除いたしました。
今まで、とても楽しませていただいたことに、感謝です。
馬のジンガ郎は、元気だそうです。


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農用馬

2010年06月28日 | 遠野の馬
朝のNHKニュースで、先日盛岡で行なわれた農用馬のお祭「チャグチャグ馬こ」の馬具職人さんの話題をとりあげていた。
「チャグチャグ馬こ」の装束や馬具を、たった一人で手がけてきた職人さんのお嬢さんが後継者としてデビューしたという。
彼女が初めて手がけた馬具は「鼻隠し」という、馬の鼻の上に飾るもの。
それがすべて手作業で毎年作られているものだということを、初めて知った。

工房を訪れた馬主さんは、毎回遠野の馬力大会でもみかける人だった。
農用馬の活躍の場がなくなってしまった今、
「チャグチャグ馬こ」や「馬力大会」は大切なイベント。
どの人も、そのために農用馬を飼っている。

近くの遠野には年に何回も足を運んでいるというのに、「チャグチャグ馬こ」はまだ見に行ったことがないのも、ヘンな話。
来年こそ!

写真は、遠野荒川高原に放牧されている農用馬の親子。
この子馬も、いつかお祭に参加してほしいな・・・。
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徒然日曜日

2010年06月27日 | 日々折々
今日は、阪神競馬場では宝塚記念、遠野では馬力大会である。
どちらにも行けず、朝一番で、種子島の「ウシウマ」の原稿の仕上げをしようとパソコンを開いたら、結局夕方までかかってしまった。
おおかた書き上げてからが長くて、
連日、あーでもない、こーでもない、とパソコンと格闘していた。
どうにかまとめて、締め切りに滑り込みセーフ。

ほっとして庭をのぞいたら、黒猫の親子が。
初めて子猫を確認したのはちょうど一週間前。
その後、親猫はみかけたが、2匹の子猫の姿がなくて「もしや」と思っていた。
目やにがいっぱいだったけど、子猫は2匹とも元気だった。
がんばれ、母さん猫!
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ポニー輓馬

2010年06月26日 | 遠野の馬
ポニーの話が続きます。

ポニーは体が小さくて、「可愛い」というイメージが強いですが、
意外と力持ちです。

写真は、遠野で毎年開催される馬力大会。
大型の輓馬たちのレースの合間に、ポニーのレースが組まれています。
馬の前と後に人がつき、馬を叱咤激励しながら共に走り、山を上り下りするのが、この馬力大会のルール。
ポニーは足が速くて、人は馬を「引いて」走るのではなく、「引かれて」走っているシーンがよくあります。いや、「引かれまい」として、必死になって人が走るのです。

山の上り下りは、観客から「あまりムチで追うなよー!」という声援がとびます。
大型の輓馬より、ポニーはずっと気が強いようです。

今年も、遠野の馬力大会が開催されます。

第35回東北馬力大会「馬の里 遠野大会」
平成22年6月27日(日)
AM9:00(小雨決行)
於:遠野市宮守町柏木平優遊広場
お問い合わせ先:東北馬力大会実行委員会
0198-62-2111(遠野市役所内)
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ポニーの赤ちゃん

2010年06月25日 | 遠野の馬
先日訪れた遠野で、一番最初に会った子馬ちゃん。
これが今回の遠野訪問最初のショットになりました。
あとで聞いたら、母馬が亡くなって、生産者のSさんが育てているそうです。
この子馬ちゃん、Sさんのお孫さんと馬房の中で遊びまわっているとか・・・。

先日のグログで、山でお役目を果すポニーのことにふれましたが、
ポニーの魅力を、改めて感じています。
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モンゴルの草原

2010年06月24日 | 海外の馬
モンゴル旅行をしたときにガイドをしてくれたマイさんから
「モンゴルはもうだいぶ暑くなってきました。いつこちらへ旅行されますか?」
とメールがあった。

昨年9月に訪れたとき、草原は緑ではなく、砂の色をしていた。
モンゴルの草原が緑なのは、6月から9月の始め頃までの、夏の間だけだという。
冬が長く、寒い国なのに、人の話では、夏の緑の濃さはすばらしいという。

あの草原と、草原を走る馬たちに、いつ会いにいけるだろう。
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ポニーの役目

2010年06月23日 | 遠野の馬
山の馬たちは、群れにはなっているが、その中でもいくつかのグループに分かれている。
そのグループとは、おなじ飼い主さんの厩舎で過ごしてきた馬たちであることが多い。

おもしろかったのは、それぞれのグループに、ポニーが付き添っていること。
体が小さいながらも、ポニーが雄ならば、自分の家族を守るという使命感をもって、群れを守っているのがよくわかる。
写真の白いポニーくん、それはそれは見事なボディガードぶりだった。
ほかのグループにも、別の雄のポニーが付き添っていた。
また、ポニーが雌の場合、子守役を担っているのがわかった。

愛くるしいポニーたち、群れの中できちんと役目を果す彼らに、
改めて敬礼!






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あっぱれ母さん

2010年06月22日 | 遠野の馬
毎年出産し、元気な子馬を育てている遠野馬の野菊。
今年も無事、14頭め(だったっけ?)にあたる牡馬を出産した。生産者さんですら、「あれ、何頭目だったかな」と首をかしげるほど、子だくさんの、あっぱれな牝馬。
今は親子ともども、夏山にあがっている。

おなかには、すでに新しい命を宿しているが、ぴかぴかの馬体。
群れの中でもひときわ目立つ毛ヅヤのよさ。
たのもしい彼女に、ついレンズをむけてしまう。

野菊(半血)
父 トモスガタ(ア・ア)
母 コーハナミ(半血)
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猫の子育て

2010年06月21日 | 日々折々
マンションの庭は、小さな野生の世界。
野鳥、昆虫、花、そして以前は小さな池があったので、啓蟄にはカエルの姿も見ることができた。

毎年、この庭で猫が子育てをする。
世代を変えながら、もう30年近く続いている。
子育てが上手な母猫もいれば、苦手な母猫もいる。
入梅まえに子猫が誕生することが多いが、梅雨の時期を越すのは冬の寒さより厳しいと見えて、離乳まで育つかどうかは、母猫次第。
やたらに手をだせないので、見守るのも心穏やかではない。

今年も、2匹の子猫を連れた母猫が庭にいる。
性格がまったく違う2匹の子猫を、今のところ上手に育てているかな。

ツマグロヒョウモンの次は、また猫の心配。
損な性分だなー。
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花の色

2010年06月20日 | 遠野の馬
遠野の風景は、晴れた時はもちろん、どんより曇った日でも、雨の日でも、
花の色が不思議なほど鮮やか。

特に今回印象的だったのが、田んぼのまわりに広がる赤い花畑(写真)。
自生しているのか、わざわざ花の苗を植えているのか・・・。

この花のほかにも、紫のかきつばたの群生や、真っ白な小てまり、大てまりなどなど、
水田の緑とのコントラストが、見事だった。

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