GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

ウブガイ

2012年06月30日 | 日本の馬
与那国馬は、木製のトウラクをつけている。
島では「ウブガイ」とよばれ、飼い主さんの手作りによるものが多い。
民俗資料館にもあった木の鞍とともに、
昔から島に伝わる馬具。

乗馬トレッキングができる「風(う)牧場」では、
このウブガイと木鞍をあえて使っている。
風牧場の主催者・田中さんの手作り。

馬に優しい馬具だという。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民俗資料館にて

2012年06月29日 | 日本の馬
祖納にある私設の与那国民俗資料館を訪ねた。

「与那国の歴史」という貴重な本をまとめられた島の医師・池間栄三氏の娘さんの苗さんが館長を勤めていらっしゃる。
前回与那国を訪れた折は閉館していたので、今回はぜひとも訪ねたいと思っていた。

民家の一室を展示室にした資料館には、
個人で所有していた与那国古来の織物や家具、農耕具、食器、土器などが展示されており、苗さん自ら一つ一つ丁寧に説明してくださる。

牛や、乗馬用の木鞍も展示されており、
「馬に乗るのが何よりの楽しみだった」と苗さんはおっしゃっていた。

お茶をご馳走になり、ゆっくりお話を伺うことができた。
おいとまする時、
私が路地を曲るまで、ずっと見送ってくださった。
豊かなひとときだった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い屋根の集落

2012年06月28日 | 日本の馬
今回は、祖納集落の入福旅館さんにお世話になった。
御主人が、与那国馬保存会の顧問をされている。

与那国には、島の西側にある久部良(くぶら)、南側の比川(ひがわ)、そして北東の祖納(そない)という3つの集落がある。
祖納は、役場や農協、保健所などがあり、
入福旅館さんのような赤屋根の民家が連なる。

馬が人々の交通手段を担っていた時代、
この祖納集落でも、馬に乗って行き交う人々の姿が当たり前の光景だったという。
そのことを覚えている方が、まだ多く島にいらっしゃることが、嬉しかった。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンゴの島

2012年06月27日 | 日本の馬
与那国島は、サンゴが隆起してできた島だという。

放牧地のあちらこちらにあるのは、岩ではなく、サンゴ。
海に近い場所ほど、その姿がはっきりわかる。

シャッターを切るうちに、足をとられて転び、サンゴで手を切ってしまった。
出血を止めようと座り込んであたふたしていたら、
さっきまでそっぽを向いていた馬たちが、すぐ近くまで来て一斉にこちらを見つめていた。

「なんでもないから。お騒がせしました」と馬に語りかけたら、
再び馬たちは草を食み始めた。
ウソのようだが、ホントの話。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海、空、馬

2012年06月26日 | 日本の馬
地元の天気予報で「雨」と報じられたにもかかわらず、
見事に夏空が広がった。

透き通るような青い空と海。

馬鼻崎とよばれる岬の突端に与那国馬が佇んでいた。
この時、広大な放牧地に暮す3つの群れは、それぞれの縄張りの一番海に近い場所で過ごしていた。
すざましい台風の直撃をうける馬たちも、海風を楽しむひとときがあるのだ。

同じ時間を過ごせたことに、感謝、感謝。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スペクタクル

2012年06月25日 | 日本の馬
台風4号、台風5号の合間をぬって予定囲通り与那国にたどり着いたことは、奇蹟のよう。

初日、雨の心配をしながら、50頭余りの与那国馬が放牧されている牧場へ。
牛との混牧だが、以前ここへ来たときより、牛の数が増えている。

突如、ちらばっていた牛たちが群れをなして走り出した。
それにつれて、離れて草を食んでいた3つの与那国馬の群れも一つになって、
牛の群れと一緒に牧場内を駆け出した。
こんな光景は、見たことがない。
旅の疲れもふっとび、シャッターを押し続ける。

あとで地元の馬関係の人たちにその話をすると、
それはとても珍しいことだと口々に言われた。

台風のさなか、与那国にたどり着いただけでも幸運なのに、
馬さん、牛さん、ありがとう!!

しばらくは、与那国の話題をつづります。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

与那国へ

2012年06月19日 | 日本の馬
取材で、明日から与那国へ・・・
けれど、台風に祟られて、どうなることやら。

こんな嵐の中、周年放牧されている与那国馬は、どうやって凌いでいるのだろう。
我が庭の猫家族は、大丈夫だろうか・・・。

今晩は、天気図とにらめっこ。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

厩舎に住む猫

2012年06月17日 | 遠野の馬
猫といえば、厩舎。

遠野の育成施設「馬の里」の厩舎には、数匹の猫が暮す。
スタッフの人たちがお金を出して、猫を養っているという。
猫は皆、ふっくらしていて、見るからに健康そのもの。
でも、猫ご飯は、それほど多い量には見えなかった。
すると、スタッフの人いわく、
「こいつら、ネズミ食ってますから」。

北海道でお世話になったいくつかのサラブレッドの生産牧場にも、必ず猫がいた。
馬の濃厚飼料を狙って食べにくるネズミ対策になっているという。
猫がいるだけで、ネズミの害はかなり防げるそうだ。

写真は、「遠野馬の里」で。
朝一番、放牧に向う馬についていく猫。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨のあいまに

2012年06月16日 | 日々折々
「お馬の親子はなかよしこよし」と歌われるが、
猫も、細やかな子育てをする。

5匹だった子猫は4匹になってしまったが、
初めての子育て、母猫は小さい体でがんばっている。
母猫1年生にして、4匹の子猫をここまで育てたのは、彼女が初めてだろう。

彼女の母猫も、育てた子は必ずひとり立ちさせるという、子育て上手な猫である。
新米ママは、母親譲りの才能があるらしい。

まだ梅雨に入ったばかり。
冬の寒さ、夏の暑さより、雨が多いこの時期が一番の試練。
無事に育ちますよう。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビワ

2012年06月15日 | 馬徒然
梅雨入りしたとたん、庭にあるビワの木の実が大きくなった。
店頭で売られている高価なビワより小粒で、みてくれも悪いが、とても美味しい。
新宿御苑のビワの木にも、この季節の実りが・・・。

日本在来馬のトカラ馬の故郷、トカラ列島の特産物のひとつが、ビワ。
トカラビワ、今頃が出荷の季節だろうか。
東京では、なかなかお目にかかることができず、残念。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする