連休前の4月27日、28日で、福島県南会津の木賊(とくさ)温泉に行ってきた。
久しぶりの長距離ドライブで、一般道で行くことを考えていたが、安全と疲れを考え
宇都宮まで高速を使い、宇都宮から下市、鬼怒川を通り会津西街道の山道で南会津へ、
途中、そば店で昼食を摂り、約5時間で湯の花温泉郷到着、25年前に一度立ち寄り湯した
ことがある湯の花温泉、街湯の「法師の湯」と「湯端の湯」に立ち寄る。
この辺りまで来ると、新緑が始まった山並みに、残雪の中、山桜が満開となっている。
また、南会津では山桜の植樹をしていて、このような光景は非日常的で感動ものです。
今日の宿は、木賊温泉で一番の老舗旅館「井筒屋」さんで、コロナ禍の影響で1日1組
で営業しています。
こんな立派な老舗旅館で1日1組では経営的には相当厳しい状況です。そんな中でも
女将さんは元気に明るく、そして夕餉も盛り沢山で対応していただき、感謝感激です。
勿論、温泉は期待通りで、湯殿の外は雪解け水が音を立てて流れています。
3.11大震災以降、湯枯れが起こり廃業も考えていたが、3年前の大水害で2千m級の
裏山で山体崩落があり、土石流で湯殿は流されたが、川底の地形が変わり、再び自噴
するようになり湯殿を新たに建てました。
街湯で有名な「岩の湯」も土石流で埋まったが、昨年秋に新たな湯殿に建て替えられ
ました。
木賊温泉は、二度の災害に翻弄されたが、行政の支援を受けて見事に復活しています。
少し硫黄臭はあり、ヌルヌルすべすべの名湯が復活しています。
贅沢な朝食をいただき帰路につきましたが、鬼怒川ではいつもの蕎麦屋で、大女将に
ご挨拶と美味しいお蕎麦をいただき、仕上げの湯はいつもの「仁王尊温泉」の川船湯漕
で、一泊二日の温泉の旅は、二日間の旅は全行程521Kmであったが無事終了しました。
コロナ禍で自制していた温泉巡り旅も、これを機会に1,2か月に1回程度は再開したいと
考えています。