「流山の素浪人」の時々雑感・日々雑感

初老になった私の身の回りで起こる、何気ない出来事をブログにし、回転がめっきり遅くなった脳みそに「喝」を入れたい。

ストレスの解消法について

2020年05月25日 15時59分26秒 | 日記

新型コロナウイルスの蔓延により、日本国内と言わず、世界中でストレスが溜まっています。

そういう私もステイホームなんて言われて、ここ2ヶ月ほどは電車にも乗らず、車で遠出を

することもありません。

だから、特段の趣味も持たない私にとって、終日女房と二人きりで一緒にいると

ストレスが溜まるのは致し方がない。

暇つぶしにネットサーフィンをしていると、ストレスを溜めない面白い話がネットに

出ていたのでご紹介します。

 

STRESS(ストレス) : 日本語では「緊張」や「圧力」 と訳されますが、私たちが生活を

する上で、肉体的にも精神的にも様々な STRESS があります。

この STRESS に対し、心身ともにREFLESH(リフレッシュ)させることが大切です。

では、どの様にリフレッシュするか、STRESS のスペルを頭文字にして

S:   SPORTS            運動

T:   TRAVEL            旅行

R:   REST                 休む

E:   EAT                   食べる

S:   SHOPPING       買い物

S:   最後の“S”はそれぞれ各自で考えるそうです
 
これらを解説すると

S.適度な運動を継続させ

T.たまには旅行に出かけ

R.睡眠と休養を十分とり

E.食事は楽しく、たまには外食に

S.ウインドショッピングで流行を知り

S.***** で元気を取り戻す

皆様も、溜まりに溜まっている STRESS 解消のため、今日から楽しい計画を立て、

コロナ騒動が一段落すれば、是非実践して下さい。

本日、遅れていた関東地域と北海道の緊急事態宣言も解除され、間もなく国内旅行も

可能となると期待して、長崎の離島巡りの旅について詳細な計画を作成中です。

これが結構楽しい!!


黒川検事長の不祥事と、人間の本能と理性の狭間を考える

2020年05月21日 15時47分54秒 | 日記

本日2本目のブログ、どうしても書き残しておきたいと思い頑張っている。

世の中、コロナ禍で外出を控え、家でおとなしくしている状況下、政治的には黒川検事長の

定年延長問題で国会が紛糾している中、渦中の黒川氏が新聞記者と賭け麻雀をしていたことが

発覚するという、とんでもないニュースが日本国中を駆け巡った。

「法の番人」というよりは「法の執行人」が、常習的に賭け麻雀を行っていたことに、驚くと

いうよりは、同じ国民として怒りさえ覚えてしまう。

この黒川氏の定年延長問題では、安倍首相が法律の解釈を変え「余人をもって代えがたい」と

事後的に法律を書き換えるという異常な対応を行おうとしていた。

そんな中での賭け麻雀、黒川氏には弁解の余地はないと思う。

黒川氏も人の子であった、人は「本能」と「理性」の狭間で生きている現実を突きつけられた。

人間には本能で思考し行動する部分と、理性で行動する部分があり、生まれた直後の行動は

全て本能により思考し行動しているといわれています。そして成長するとともに学習し、徐々に

理性的な行動が多くなっていきます。

したがって、理性的な思考や行動は学習によって得られるものであり、学習をしなければ得られ

ないと考えられています。

動物界で見られることですが「動物園で生まれ育った動物は野生には帰れない」というのは、

安全で食糧に不安のない状況で生まれ育ったことにより、野生において危険を察知し回避することや、

獲物を捕まえるための学習が出来ていないからです。

人間社会も同じで、全て本能による行動様式では社会生活をすることは出来ません。

人類が誕生して長い歴史の中で、全ての行動が本能的であっては社会秩序が守れないとして、

これらを法律等で制限するとともに社会的道徳(モラル)や宗教的戒律として戒めています。

法律を守り、社会的道徳や宗教的戒律に従って社会生活しなければならないことは、幼いときから繰返し、

繰返し行なわれる教育によって学習し、これら学習することの多くは理性的な思考や行動することです。

幼い頃は主として社会的道徳や宗教的戒律についての教育が行なわれ、わが国では親や家族が子供に

行なう「躾教育」として昔から非常に大切にしてきました。

「躾」とは字の如く「身を美しくする」ことであり、内面的な心の美しさに加え、外面的にも美しく装う

という意味があります。

平安の昔から、女性が化粧して美しく見せることも、母親が娘に対して行なう「躾」として大切にされて

きた生活文化です。

また「躾教育」の補完として、「武道」「書道」「華道」「茶道」といった社会的道徳に通じる学習を

「躾教育」として取り入れられてきました。

多くの「躾」や「道徳」教育は、人間が本来持っている「本能的欲望」に対して「抑制や我慢」することを

学習することではないかと考えます。

この「本能的欲望」に対する「抑制や我慢」といった「理性的な思考や行動」は、成人になってからの

教育では学習効果は非常に低いという研究結果もあります。

したがって、幼い頃から「本能的欲望」に抗うための「抑制や我慢」することを繰返し、繰返し教える

「躾教育」が非常に大切となります。

しかし、最近は幼い頃から受験勉強が主となり、親や家族が行なう「躾」や「道徳」教育がおろそかに

され、一流大学を卒業し、権力や大金を得ることが唯一の目標で、達成した者が成功者とする風潮があり、

大人になっても「本能的欲望」に対して「抑制や我慢」をする「理性的」な思考が働かず、道徳的な

社会秩序が乱れてきているような気がします。

特に、幼い頃からの「躾教育」が不十分で、成人してから「抑制や我慢」することを強要しても受け

入れる素地ができていないことが問題と考えます。

子供の頃から受験一筋で東大を優秀な成績で卒業し、法の執行人として権力を握り、成功者となった

黒川氏でも、置かれた立場を顧みずギャンブルという「本能的欲望」には勝てなかったことは悲しく、

情けない気持ちだ。

そういう私も、3人の息子・娘が社会人となり、子育てが終わった今、 「躾」や「道徳」教育を

おろそかにしてきたことを反省している自分を見つめ直してみました。

 


ステイホームで昔読んだファーブル昆虫記を読み返す(その2)

2020年05月21日 12時41分36秒 | 日記

前回の続きで、円筒形の鉢の回りを行列をなして歩きはじめた行列毛虫は、

先頭を歩いていた「行列毛虫」は、最後尾の「行列毛虫」の尻に取り付いた途端に、リーダーは

リーダーであることを忘れてしまい、自らが敷いた一本の「絹の道」を歩くという無限行動が

開始されました。

それでもファーブルは、1~2時間で自分たちの行動の異変に気付き、隊列が崩れるだろうと

予測しましたが、「行列毛虫」の堂々巡りは1日過ぎ3日を過ぎ、そして8日間も続きました。

9日目を迎え、疲労と空腹と寒さで次々と落脱をはじめます、そして組織がバラバラになるまで

堂々巡りの行進が続いたそうです。

彼らは、彼らにとって安全を約束された命綱であったはずの「絹の道」の奴隷となって、破滅への

集団行進を続けたことになります。

ファーブルは「行列毛虫」の観察から云いたかったことは。

「これまでの成功していたやり方が、これからも安全(利益)を保証する道(手段)とは限らない」

ことと「時代は様々に変化し激しく動いている中で、リーダーはリーダーたる行動を取ることが重要」

であることを示唆しているように思いました。

今の社会においても、変化することを先読みし、また変化にうまく対応して成功する「勝ち組み」と、

変化に対応できずに淘汰される「負け組み」に色分けされています。

しかし、組織の中には、組織を守ることに固守するあまり、変化することを極端に嫌う傾向が見られます。

また、リーダーがリーダーたる行動を取れず、先例や慣行に縛られたり、リーダー自身が保身に走る

言動を良く見聞きします。

この傾向が顕著なのは官僚組織ですが、私たちの身の回りでも「行列毛虫」的行動を見聞きすることが

あります。

偉そうなことを言っている私自身も振り返ってみると、時として「行列毛虫」的行動を取っているような

気がします。

ファーブルが教えてくれた「行列毛虫」の行動を「他山の石」と評論するだけではなく、改めて自戒

したいと思わされました。


ステイホームで昔読んだファーブル昆虫記を読み返す(その1)

2020年05月14日 15時26分17秒 | 日記

新型コレラウイルスの蔓延で、図書館は閉館、書店も閉まっている。仕方ないから本棚をあさり

50年以上前に読んだ色褪せた「ファーブル昆虫記」を取り出し読み返した。

ファーブルという人は、動く虫たちに興味を持ち、その動く虫たちの習性を緻密に観察している。

その観察眼というか着眼点は素晴らしく、時には虫たちと意思疎通しているのではないかとさえ

思われます。

ファーブル昆虫記の中でも、松の木に大量発生する「行列毛虫の行動」について面白い観察話しが

出ていました。現在の人間社会でも、時として「行列毛虫」のような行動を取ることがあり、非常に

興味深く自戒を込めて読みました。

その要約を今回と次回の2回に分けて紹介します。

 

<ファーブル昆虫記 「行列毛虫の行動」観察より  1896年1月30日~>

「行列毛虫」は松の先端部に共同の巣(コロニー)をつくり、夜になると一列をなして松葉を食べに出かけます。

松の木の何処に出かけるかは、先頭の「行列毛虫」の動きにかかっていて、それぞれは頭を前の毛虫の尻にくっつけ

一列になって進むそうで、全ての毛虫は絶えず糸を吐き続け、進む道に糸を敷いて行きます。

だから、毛虫の進んだ後には綺麗に一筋の「絹の道」が残るのです。

この絹の道は、毛虫の帰り道の目印となります。餌場に来ると毛虫はバラバラになって松葉を食べますが、

食べた後は、闇夜の中で再び行列を取り戻し、一筋の絹の道を目印に来たときと同様に行列をなし共同の巣に

戻ります。

ここでファーブルは実験をはじめます。(ここでファーブルの素晴らしい観察眼と着眼点を発揮します」

この「行列毛虫」の行列を、円形の切れ目のない絹の道を歩かせるとどうなるだろうか?

ファーブルは、歩く毛虫の隊列を円筒形の大きな鉢を一周させ、ひと回りしたところで先頭の毛虫に印を付け

最後尾の毛虫の尻に連結させ、そして後続の毛虫をすべて払い落としました。

予想通り毛虫は、円筒形の鉢の回りを、自ら敷いた絹の道に従い行列なして鉢巻き状に歩くことになります。

話が長くなりますので「行列毛虫」は、この後どうなったかは次回ブログで!!


新型コロナウイルスに翻弄される

2020年05月13日 15時07分26秒 | 日記

テレビのスイッチを入れると新型コロナウイルスに関する報道が溢れ、夜の番組は再放送で

埋められる。そして、楽しみにしていた千葉県生涯大学(老人大学)の入学式も授業もなくなり、

たまの外出も不急不要は避けてマスク着用で一人外出となっている。

そんな中でも、三蜜を避けて江戸川堤のウオーキングと家庭菜園の手入れが唯一の楽しみで、

孫たちも、ジジ・ババにコロナを感染させてはいけないとやってこない。

毎年恒例となっていた連休中の秘湯巡りの旅もキャンセルとなってしまった。

そんなこんなで、日本が、いや世界がコロナに翻弄されている。

女房殿は、暇になったということで4月初旬から、端切れによる手作りのマスク作りを行い、

友人達に配るとともに、4月に流山市の福祉事務所に50枚以上寄贈したが、マスクが不足

している状況から非常に喜ばれ、感謝されました。

  

それにしても、政府のレスポンスが悪く、本当に苦しい人たちに必要な物資や支援金が届か

ない。そして、私の手元にはアベノマスクは未だに届かないが、最近では市中の商店の店先には

マスクの段ボール箱が山積みになっている。

野球も、サッカーも、ゴルフも、スポーツが全滅状態で、唯一競馬だけが行われている。

市中ではパチンコの営業が物議を醸しているが、誰が考えてもパチンコはギャンブルと思う、

しかし、法的にはボーリングと同じで遊戯施設扱いだ、それだったら不明瞭な換金制度などやめて、

純粋にパチンコを楽しむ遊技場とすべきと考えますが、如何でしょうか。

早く終息してほしいな、そして久し振りの温泉にゆっくり浸かりたいと思う。