現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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2時間で何千枚の落ち葉拾い

2013-04-28 | 本を読みました
自分探しと楽しさについて  集英社新書0580C 2011年2月22日 森 博嗣  トータルで約12時間で書き上げた本だと、あとがきで述べている。執筆期間は7日間、日割りをして、日に2時間弱の、正確には1.7時間だから日に100分ほどの作業と言うことらしい。新書を3冊書いたら相談メールがたくさん来てほかっても置けないから書いたそうだ。それを3時間かからないで読んでしまったので、そんな程度かと、筆者の言に沿って正直思うところだ。一人楽しみはほかの人に語らない方がいいと言っているので、この執筆作業もこう言ってしまうと時間量による結果となって、ほとんど主張が見つからない。これはこの人のスタイルだから仕方がない。自分、楽しさ、社会、思いつくままに書いたそうで、それで足りないから、ぶらりとどこかへ行こう、付け加えたことのようだ。とくに引き合いに出すようなことではないけれど、仕事はするから金をくれと言わんばかりの話だ。公務員を辞めて物書きになったとあったので、収入と支出の計算は確かなんだろう。この本に書かれていることで役に立つのは落ち葉拾いの作業を時間と量で示したことぐらいか、それもなにごとにおいてか、そんなことをしたのかを知ることがこの人を知ることになる。箴言を書くといいのにと思うが、そこまではいかないか・・・ . . . 本文を読む

リンカーンを観た

2013-04-28 | 映画を見ました
リンカーン Lincoln 初公開: 2012年11月 8日 (アメリカ合衆国) 監督: スティーヴン・スピルバーグ 上映時間: 150分 DVD発売日: 2013年3月26日 (アメリカ合衆国) 脚本: ドリス・カーンズ・グッドウィン, トニー・クシュナー, ジョン・ローガン  出演者  ダニエル・デイ=ルイス  サリー・フィールド  トミー・リー・ジョーンズ  ジョゼフ・ゴードン=レヴィッ...  デヴィッド・ストラザーン  映画鑑賞は109笹島、12時に始まるということで、15時までも。映画監督の政策意図がよくでていたので、わかりよかった。全編、大統領の苦悩を描き出す。南北戦争の勝利と奴隷制の修正憲法をともに手にすることがあるか。その可能性に賭ける駆け引きだ。主演男優の演技がだんだんと観るものをしてひきつけていく。背がひときわ高いんだけれど、少し前向きの姿は変わらず大統領を演じていた。面白かったのは大統領の家庭事情で修正法案を通すのはまるで妻の脅しにあったかのような描き方だ。 . . . 本文を読む

主権が在民か、国民よ

2013-04-28 | 日記
主権回復の日だそうだ。そうだ、と言うのは記念日にしようとするからだ。その根拠は何にあるか。一方で屈辱の日だとするから、記念日であってもなくても、この矛盾は何か。回復するとは元に戻るから主権はもとの主権があるのかとなる。屈辱だとするなら、もとのままの主権がそれでいいのかともなる。そこで語られるのは、レイシ―ズの兆候で歴史的経緯の教育を行わなかったことと植民地支配の事実認識をしてこなかった日本の状況となるので、この論議は方向が3つに向かい、それぞれが収束しないでいる。昭和の日を前に、その日の前、4月28日はサンフランシスコ講和条約発効の日、日米安全保障条約発効の日である。因縁めくこの連日に考えることは国民の責務である。何を考えるか。国を標榜する我が国は、那であり、郷である。主権を失ったのは誰かということが憲法に明記されて回復したのであればそれを意識しなければならない。 . . . 本文を読む

110 付属語、ない

2013-04-28 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 685  子どもが一歳にもなっていなく を、例題にしている。この例題は なっていなくて と言えるのに、なっていなく と言えないのは、なぜかというようなことらしいが、ない の独立性がないことを理由にしている解説だ。なぜ、独立性がないのか、その説明はない。ただし書きのように、動いておらず と言えて、動いていなく が言いにくいのは不思議だ とコラムを結んでいるから、何を話題にしているかもよくわからない。国語の打消しの助動詞のことならば、いなく を、いる いない と分析すれば、この ない が打消しの助動詞であるとわかる。ひまがなく と言うときの なく は、もともと、ない という形容詞であるので、なく という使い方がある。このときに、形容詞を打ち消す場合に、楽しい 楽しくなく とするか、楽しくなくて とするかで揺れることはあるが、形容詞性が働ければ、いずれの言い方もできる。 . . . 本文を読む

主題の議論  日本語の文法について  その11

2013-04-28 | 日本語文法
主題の議論  日本語の文法について  その11 主題を持つ文は、主語主題の文章である。主格で示す文は主語主格の文である。したがって主語は文章にあり文にある。象は耳が大きい という文は、象、耳、大きいよ 象は耳が大きいことだ 象は耳がおおきいです という情報を持つ文章をあらわし、それを端的に感覚として表現したのである。文の構文は、 ~が形容詞述語 と、~は名詞述語 。 これに対して、「『象は鼻が長い』、のように、『主語‐述語』の代わりに『題目‐述部』と捉えるべき文が非常に多いことを考えると、日本語の文にはそもそも主語は必須でないという見方も成り立つ」フリー百科事典ウイキペディアより。とする説明があって、以下、その記述を批判する。この説明の骨子は主語が必要でない見方があるということである。 . . . 本文を読む