日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

お題

2017-04-24 06:44:08 | 読書

印象に残っている絵本;

たくさんありすぎて!

3歳の頃は毎月、絵本が自宅に届いたので、それらは繰り返し読み、かなり影響を受けているなぁ。

特に好きだったのは「さるかにがっせん」牛や臼まで登場し、サルにいじめられたカニさんを大勢の仲間が助けるというストーリー。学校現場もこうであってほしい… レコード付で、中村メイコさんの声が印象的だった! 読み聞かせるなら、この絵本‼

 

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県庁おもてなし課 有川浩

2017-04-24 01:26:07 | 読書

 愉快、痛快、ポップな小説‼ ですねぇ、一言でいうと♬

先週、映画、『図書館戦争』を観たので、今度こそ…と図書館を覘いてみたのですが、やはり人気の「図書館戦争シリーズ」はどれも貸し出し中で、ありませんでした。そんな訳で今回は、高知県出身の著者が書いた「県庁おもてなし課」を選択。土曜日の夕方から深夜にかけて~翌日も同じく日が暮れてから深夜にかけて~ あっという間に読んでしまいました。分厚い本なので、何回かに分けて少しずつ楽しんでも良かったんだけどなー。 早く先が知りたい‼という欲求には勝てず… 

 「これだからお役所仕事は…」というお決まりの台詞が何度か出てきますが、県庁勤めの主人公、掛水くんがみるみる変わっていく、すなわち成長していく姿は読んでいてとても気持ちが良いものでした。観光特使に選ばれた作家さんって…絶対、ご自身…すなわち作家の有川さんだよなぁ…小説では男性作家だけど。(実は有川浩さんって名前からも、文体からも、男性作家だと一年前まで大きな勘違いしていた私‼!)観光特使を依頼されてから、一か月の間、県庁から何の話もないと、普通お流れになったかと思うでしょ? 民間の時間の流れからすると…?って駄目だし。有川さんなら特使を受けて放置…じゃなくって、実際に県庁おもてなし課に電話一本いれちゃうかもなぁ…なんて。 おっと、実際に、高知にはおもてなし課が存在しているという。なにせページを捲ると物語が始まる前に、「この物語はフィクションです。ただし、高知県庁におもてなし課は実在します」とあるのだから! 小説はあくまで小説であっても、存在するのか―っ!? って、一気にテンション上がるよね、読者としても♫ 

 高知県をまるごとプロデュースするって企画を実際に主人公たちが足を使って”観光”しながら、練り上げていく。「不便な場所へ行くからこそ、非日常がある! 交通の便が良くなり日帰り出来たら、そこは非日常ではなくなる! 人に揉まれて疲れるだけの日曜市場こそ、東南アジアを散策しているようで面白い! 成程、なるほど~分かるわ、分かるよ、私もその気持ち! 等々、深~く頷きながら読み進めている自分はすっかり高知県民になった気分。 新人県庁職員だった掛水くんは、奮闘する中でどんどんカッコよくなっていき…その間、二つの恋が動き始める‼ 地方の観光について学べて、恋愛小説としても楽しめて、一冊で2つも3つも楽しめる、超お勧めな小説ですよ。個人的には、「作家さんがタダで高知県について小説書いて、宣伝してくれるっていうだに。これに乗っからない手はない!」(高知弁も楽しい♪)と、それまで渋っていたお偉方の態度が急変するあたり… かれこれ10年前を思い出し、(あの時、勤務先の書籍コーナーに数冊、置かせて頂く…そんなに難しいことだったのかなぁ、地域密着型が売り?だった、お店にとってもプラスだったろうに…)と渋い思い出に苦笑いしたりもしました。あ、そうだ。有川さんの「あとがき」にもあります。最初は皆、郷土愛があり、郷土が好きだけど…略。あるタレントも超売れっ子の時期、言っていたなぁ。「福岡県民は、地元出身に冷たい」と…。何も”どこどこ”に限ったことではないんだろうなぁ。あ、余談でした(笑)

 巻末には実際に、いくつかの地方の「おもてなし課」の観光広告が収録されており、それぞれの「売り」を表現したキャッチコピーも面白いです。九州では鹿児島県が頑張っていますねー くまモンに負けないぞ~とばかりに?

 今回は、内容に振れ過ぎたかなぁ…でも、すでに映像化されているようですし、タイトルだけで大方内容は予想出来るでしょうし… それでも活字で読むと、やはり面白いのよね。文庫で500ページ近い長さですが、長さを感じさせない一気に読ませる小説でした。 鈍行列車を乗り継がなきゃいけないような、或は一時間にバスが一本しかこないような不便な田舎へ ふと旅立ちたくなりました

 

 

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