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総合商社の今後の戦略(ポスト資源)

2009年03月14日 01時00分00秒 | 株式
<土曜は株のおはなし>

 空前の資源高を追い風に2008年3月期まで増収増益で走ってきた総合商社ですが、原油や銅など市場性がある資源価格は軒並み急落し、年間固定価格の鉄鉱石や石炭も販売数量急減の直撃を受け、自動車・鉄鋼・化学品のトレードビジネスも大幅に悪化しています。

しかしながら、総合商社がリストラし冬の時代を過ごしていた2000年前半と比較すると、財務体質は劇的に改善し、株主資本は当時の2倍から3倍に厚みを増し、安全性を示すネットDER(現預金控除後のネット有利子負債を株主資本で割ったもの)では、かつては10倍超の会社もありましたが、足元は悪くて2倍台で、三菱商事と三井物産は1倍台を維持しているようです。

そんな中、資源価格に左右されない非資源事業として総合商社は以下のような事業に力を入れているようです。

今後の世の中や総合商社への株式投資の参考になるかと思います。

週刊東洋経済(2009.2.28)p98~引用しました。


(1)電力(丸紅)
 発電所を所有・運営し、売電する事業は10~20年間にわたって安定したリターンを生むビジネス。丸紅はこの分野で資産と経験を重ね、安定収益基盤化を目指す。

(2)水道(三井物産)
 幅広いインフラ事業を志向する中で、最近力を入れているのが「水」分野。メキシコを根城に中南米・北米へと地図を広げる。

(3)食品(伊藤忠商事)
 中国で、食品関連の有力企業との提携を相次ぎ手中に収める伊藤忠商事。事業も投資も、川下から川上へと攻め上がっている。

(4)メディア(住友商事)
 テレビ、インターネット、雑誌などメディア企業を武器に、ライバル各社とは一線を画した独自のアプローチでリテール攻略を描き出す。

(5)航空機(三菱商事)
 客先に関する情報量がものをいう航空機リースは、商社の本領発揮ともいえるビジネス。三菱商事はまだ成長途上にある。


その他として以下があります。

・住友商事はボリビアの銀・鉛・亜鉛鉱山に出資している。資源価格の急落で足元は赤字だがあえて出資比率を引き上げ、100%運営に切り替えた。10年先を見越して投資できる体力と長期的視野こそ、投資銀行と違う商社の強みだ。

・三井物産は2007年にブラジルで農場経営に参画した。2008年には追加で増資を引き受け、計240億円、40%弱を出資している。他社からは「天候リスクなどが高すぎる」との声も根強いが「1つのチャレンジ。長期間で考えている」

・太陽光発電では、三井物産や住友商事、伊藤忠商事が材料メーカーや発電所などに積極的に投資している。話題の新エネルギーへの投資も、短期的に大きな利益貢献はない。それでも将来への布石を打っている。

・電気自動車の要となるリチウムイオン電池では、三菱商事が力を入れる。ジーエス・ユアサ コーポレーション、三菱自動車と合弁で自動車向け大容量リチウムイオン電池会社を立ち上げ、海外メーカーへの営業に奔走する。資源確保のためボリビアのウユニ湖ではリチウム開発にも乗り出している。三菱商事は、電気自動車用モーターに使われる高性能磁石の技術ベンチャーへ出資するなど電気自動車関連で着々と足場を築いている。 


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株のお話しまとめ(2008年)

<今日の独り言>
街を歩いていると、突然警官に呼び止められ、しかもその警官は無線で「被疑者確保しました!」と叫び、その直後に4~5人の警官に取り囲まれてしまいました。大笑いしてしまったのですが、ひったくり犯と間違えられました^_^;)どうやらそのひったくり犯は私と同じオレンジ色のマフラーをしていたようです。免許証等を見せて無事釈放されましたが、警察の皆様につきましては治安維持など誠にご苦労様です^_^)

コメント
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