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スーパーインテリジェント触媒

2006年03月09日 01時00分00秒 | 
<木曜は車のおはなし>

 エンジンから出る排ガスには、HCやCO、NOxなど大気汚染の原因となる有害成分が含まれていて、触媒は、エンジンとマフラーの間に取り付けられ、パラジウムや白金、ロジウムなど貴金属の化学反応によってその有害成分を浄化します。

 環境保全には欠かせない触媒ですが弱点があり、貴金属の粒子が高温のガスに触れると粒子同士が結合するため、有害成分への反応が弱まり、徐々に浄化能力が落ちてしまいます。寿命を延ばすには、貴金属の量を増やせば良いのですがコストが高くなり自動車産業にとっては悩みの種であるだけでなく、パラジウムの価格が高騰するなど貴金属を巡る資源問題にまで発展しているようです。

 しかし、ダイハツでは、パラジウムをナノ(10億分の1)レベルでセラミックスの格子状の結晶内に配置すると、エンジンの吸排気に連動して出入りを繰り返す原理を発見し、貴金属が結合することなく永遠の寿命を得ることができたようです。

 2002年には第一弾の新触媒、そして2005年10月には白金とロジウムも自己再生する「スーパーインテリジェント触媒」を次々と発表し、ダイハツは、貴金属の使用量を従来より75%減らし、数十億円のコスト削減に成功したようです。

 今では、ダイハツの軽自動車やトヨタの小型車「ヴィッツ」など約170万台のクルマがこの新触媒を搭載し、公道を走っているとのことです。

 また、ダイハツのこの発明は2002年7月に英国の科学雑誌「ネイチャー」に論文が掲載されると大きな反響を呼び、文部科学大臣賞や米国自動車技術会の環境賞など学会や産業界、メディアが主催する合計18の賞を獲得したようです。

 発表後に高騰していたパラジウムの価格が下がったようです・・・。日経ビジネス(2006.2.13)p112から引用しました。

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<今日の独り言>
  クルーガーハイブリッドに初めて試乗しました!信号待ちなどはバッテリーに切り替わって、ものすごく静かになります。動き出しても最初はバッテリーで、ある程度速度が出るとガソリンエンジンに切り替わりますが、スムーズに切り替わるのでいつ切り替わったのかよく分かりませんでした^_^;)

コメント
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