ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

 2008年10月から「第2マキペディア」として続けることにしました。

教育の広場、第 204号  私の自治会長(その3)

2005年06月18日 | サ行
204、私の自治会長(03、町長や教育長への手紙とその返事)

自治会長会議を役場の下請け機関から自立したものにしようとする私の努力は小さな成果を挙げましたが、それだけで終わりでした。

 町の幹部たちとの戦いには、私は主としてメールを使いました。これも随分遠慮したのですが、出したメールとその返事を載せます。

 1、男女共同参画社会について、町長へのメール

 長山町長殿

 男女共同参画行動計画をもらいましたが、引佐町の現実はそれからあまりにも遠く離れていると思います。

 4月12日、第1回自治会長会議で驚いたことには、課長として紹介された人が皆、男性だったことです。町長はこれをどう考えているのでしょうか。直ちに改善してください。

 また、説明に立った課長の内、2人が「ご父兄」という差別用語を口にしました。こういうところにも町政の歪みが出ていると思います。町長の反省と指導性を求めます。
  2005年5月13日、新田自治会長、牧野  紀之

2、このメールには返事がありませんでしたので、8月3日に再度「どうしたんだ」というメールを送りました。そうしたら、電話が掛かってきました。その返事は大体次のものでした。

 ① 人事は適材適所でやっている。課長補佐に女性が2人いる。

 感想・適材適所でやって女性課長が1人もいないとは、町長は「引佐町には女性で有能な人は1人もいない」と判断していることを意味し、これは正真正銘の女性蔑視思想なのに気づかないようです。

 ② 課長の「父兄」という言葉については、課長会議で注意した。

感想・先方は「私と人間関係を作って批判を封じよう」という魂胆に見えました。

 3、この電話のすぐ後に、教育長から手紙が来ました。それを掲載します。7月の第2回自治会長会議での私の要望(引佐町の全小中学校にHPを作らせろ)への返事です。

東久留女木新田自冶会長 牧野紀之様

毎日厳しい暑さが続いておりますが、御健勝にてお過ごしでございますか。日頃、自治会として御尽力いただいておりますことを厚くお礼申し上げます。

さて、自冶会長会で御指摘の「ホームページの作成」について下記のように回答させていただきます。

      記

1、小中学校のホームページの作成について

「開かれた学校」を目指して各種の方法で学校の情報の公開を本町の小中学校でも自指しております。学級・学年・学校・PTAだより、参観会、部活動公開、説明会、教育研究発表会、ホームページ等の各種の方法で各学校の重点の置き方によって取り組んでいるのが実情であります。各学校ではそれぞれの学校の実態と教育方針により重点の掛け方が違っており、それが学校の特色となっております。

ホームページの近隣の市町村の状況を当たって見ましたが、浜松市が先年指定事業として全校で取り組んだり、浜北市が先進的に取り組んでいる状況がありますが、他の市町村は本町の割合に近いかと思います。

本町では、急速にコンピュータが普及している状況の中で、御指摘の対応を図るべく、校長会で状況を聴取し次のような見解を出しております。

・現在開設している学校は更新に努める。

 ・ホームページの開設についてのガイドライン殊に子供のプライバシー、更新等について担当教師と協議して全校の開設に向けて9月の校長会で決定する。掲示板に子供や教師に対する誹誇や中傷があったことからそれへの対応が特に大切であると思われる。1、2校は開設に向けて準備している。

 ・合併する浜松市教育委員会と協議する中で、平成17年8月末を全校開設の目途する予定(浜松市で全校開設した際も1年有余置いていた。)

・町教育委員会のホームページについては町行政全般の調和の中で開設しており、諸行事等の予定の更新にも遅れが無いように努力している。

2 姉妹都市シェヘリス市親善訪間

姉妹都市シェヘリス市親善訪間は合併を前に、今後の在り方についての協議を深める意味で、国際交流協会からの依頼でしたので、国際交流上の観点からお受けしました。幅広い教育行政面から御理解いただければ幸いです。
                        以上
平成16年8月12日
   引佐町教育委員会教育長、柴田宏祐(こうすけ)

  (2005年06月18日発行)