引っ越して初めて来客がありました。
お客様といっても主人の母ですが・・
引越ししてから、夫が義母を招待することに妙に積極的でした。
日頃の親不孝を気にしていたのかもしれません。私も決して良い嫁ではないし・・・
義母は現在95歳、9月に96歳になるそうで神奈川の某市で1人暮らしをしています。
義父が亡くなって14年。
1人暮らしが始まってからは旅行、読書、絵画、俳句など好きなことが自由に出来る開放感を味わっているようです。
この時代の女性は夫を送った後、自由を満喫し余生を楽しんでいる方が多いと耳にします。
義母もご多分にもれずこのタイプの1人で
「結婚して今が一番幸せ」と言ったのにはショックでした。
こんなに話し好きだったかしらと思う程おしゃべりし、性格が変わったと思われます。
常に好奇心を失わず、人との触れあいを大事にし、買い物や図書館通いも
歩いて行き(なんと杖無しです)体を使っているようです
薬は嫌いで飲んでいるのは医者から出されるビタミン剤だけとか。
こんな調子ですからもちろん頭も健全。
記憶力のいいこと(特に昔の事はね)
主人を生んだ時の話が出ました。
「陣痛が始っても姑がお産婆さんを呼んでくれないの。まだ早いって。
もう少しでこの子(夫をさして)紫色になって・・危なかったのよ」
幾つになっても嫁と姑のバトルは忘れられないらしい。
主人の用意した夕食を残さず平らげ、(入れ歯も無し)満足してくれたようです。
僅か一泊だけの訪問なのに、ホッとして肩の荷が降りた感じがしたのは、
やはり嫁と姑・・・だからですね。