銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ネ申アイドル総選挙バトル

2012年01月10日 21時55分06秒 | 邦画サスペンス
11年/日本/75分/サスペンス/オリジナルビデオ
監督:白石晃士
過去監督作:『グロテスク』
脚本:白石晃士
編集:白石晃士

出演:
◆安藤成子
過去出演作:『テケテケ2』
◆川村りか
過去出演作:『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』
◆鈴木ありす
◆相多愛
◆川村えな
◆夏木楓
◆宮下ちはる
◆宇野祥平
過去出演作:『婚前特急』
<ストーリー>
アイドルグループ“放課後プリティ生徒会”のメンバーが何者かに誘拐される。その後、脱落者には陵辱と死が待ち受ける“ネ申アイドル総選挙バトル”が開始され…。

<感想>
邦画界においてフェイクドキュメ映画の頂点に居座る人物、白石晃士監督の最新作。

この人、何時もながら着眼点が素晴らしい。
今作も某国民的アイドルを意識したアブノーマルな内容。
如何にも知り尽くしたかのような、アイドルの裏の顔や、黒い真実をおもいっきり作品に叩きつけている。

親との確執。
過去の彼氏とのプリクラ流出。
そして枕営業。

アイドルヲタが観れば気が狂いそうな描写ばかり。
下手すると、闇夜に紛れて刺されるかもしれないぞ、監督。

誘拐された通称‘放プリ’のメンバーたちが、センターを勝ち取る為に仲間を蹴落として行く。
それらの映像はネットを介して世界中に流れ、誰がセンターに相応しいかをユーザー達が投票していくのだが、最下位になったメンバーは首に装着された爆弾で首を吹き飛ばされ殺されてしまうのだ。
めでたく最後まで生き残ったメンバーただ1人が、念願のソロデヴューを果たせる。
どのアイドルグループよりも仲間意識が強い、結束力が高いと自ら言い続けてきた‘放プリ’。
しかし、死を目の前にした事で、彼女らの本性が露わになっていくのだった。

電流ビリビリ自己紹介

高熱鉄板パフォーマンス

セクシーポーズ合戦

ラストステージは武器使用による殺し合い

正直どの戦いもくだらないものばかり。
女優陣も顔の質が低く、アイドルと呼ぶには程遠い。
AVもどきなシーンになると良い声、良い顔をするのはその道の女優さんだからだと思うが、肝心の白熱場面になると酷い程の素人演技だ。

が、この映画の醍醐味は終盤で明かされるこのゲームの真相にある。

そこまでは流石の私も

ちょっと白石監督、これ何なのよ!

と苦笑しながら観ていたのだが、オチを見せつけられた瞬間に「やるな!」と思ってしまった。
やっぱりフェイクドキュメの奇才。
すっかりその肩書の事は観ている間頭から離れてしまっていたのだが、しっかりと面白い方向に着地させる辺りに白石監督の凄さ、ユーモアさを再確認させられた瞬間だった。

評価:★★☆
12/01/10DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-08-03
メーカー:プライムウェーブ・ネクシード

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スーパー! | トップ | アベックパンチ »
最新の画像もっと見る

邦画サスペンス」カテゴリの最新記事