リミットレス

LIMITLESS／１１年／米／１０５分／サスペンス／劇場公開
－監督－
ニール・バーガー
－製作総指揮－
ブラッドリー・クーパー
－原作－
アラン・グリン『ブレイン・ドラッグ』

－出演－
◆ブラッドリー・クーパー…エディ・モーラ
過去出演作：『ハングオーバー!!　史上最悪の二日酔い、国境を越える』
◆ロバート・デ・ニーロ…カール・ヴァン・ルーン
過去出演作：『マチェーテ』
◆アビー・コーニッシュ…リンディ
過去出演作：『エンジェル ウォーズ』
◆アンドリュー・ハワード…ゲナディ
過去出演作：『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』
◆アンナ・フリエル…メリッサ
過去出演作：『マーシャル博士の恐竜ランド』
＜ストーリー＞
作家志望のエディは、元妻の弟から脳を100％活性化させる新薬を手に入れる。服用してすぐに覚醒し、彼はひと晩で傑作小説を書き上げるのだが、やがて恐ろしい副作用に襲われ始める。
＜感想＞

薬の効果で天才になれる。

なんともユニークな設定に物語としては引き込まれるものがあります。

一粒だとそんなに効果が続かないってのも面白い。
なのでその錠剤を巡って追う、追われるというサスペンス風味な形になる中盤以降はスリリングさも味わえます。

副作用を起こし、当分飲まないでいるとヘロヘロになってしまうようで、エディがリンディに助けを求め、全てを知った彼女が錠剤を取りに行き、戻る途中で謎の男に追われる場面はハラハラもの。
どうやってその場を切り抜けるのかと思いきや、リンディもエディの助言に従って薬を服用してしまう。
すると危機回避方法がひらめき・・・。
この逃亡劇は中々の緊張感と面白さがありました。

冴えない作家が薬の力で瞬く間に成功を収め、一躍時の人となる所は羨ましい限りですが、訳の解らない薬のせいで精神がぼろぼろになっちゃうのは・・・ねぇ。
元妻が憐れな姿で登場してきますが、私だったらそんな行く末を目にした日にゃ不安に駆られて夜もおちおち寝ていられないと思う。
「うわぁ、あんなに飲んじゃったよ、どうしよう、マジやばいって」
とかなりパニックに陥る事間違い無し(笑)。

でもエディはそんな逆境を跳ね除けて、人生の上の上を目指しちゃうんだから流石です。
元々頭が良かった為に的確な判断が出来たんでしょうね。

となると私はバカだから、あのエディの防犯要塞に押し掛けてきたおっさんみたく、無茶な行動を起こして自滅するタイプなのかもしれませんな。

喧嘩の基本＝ブルース・リー

このいかにもアメリカ人が好みそうな発想には苦笑い。

結果的にエディは薬を断ち切ったんでしょうか。
その辺あやふやだったのでちょっと消化不良気味でした。

薬が効果を発揮した瞬間、画面がパッと明るくなって、風景がどんどん吸い込まれていく様なヴィジョンになる演出は中々優れた表現方法で好きです。

それとおっさんの血を飲んで危険的状況からまんまと脱出してしまうという一連の流れの中にあるエディの行動には意外性があって楽しめました。
私ならあそこまで冷静に成れんと思うし、そんなの思いつかないかも。
仮に思いついたとしても、汚いおっさんの血を飲むのは何か嫌だなぁ＾＾；

オフィシャル・サイト(日本語)
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評価：★★★☆
１２／０３／０９ひかりＴＶ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2012-03-07
メーカー：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント