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日々の恐怖 8月15日 狂った世相(1)

2016-08-15 19:00:07 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月15日 狂った世相(1)




 以前の帰省で親に聞いた話です。
まずは私が体験したエピソードです。
私がまだ実家にいたころ、近所のスーパーにセルフレジが設置された。

『小さいお子様には操作させないで』

みたいなことが書いてあった。
混雑時に子供にやられると更に混むからだと思う。
 そこで並んでいると、

“ 見たことあるな~。”

程度の近所の子連れ女性が後ろに並んだ。
 子供は小学校1年生くらいの男の子でカートに乗ってる。
まず、

「 俺がやる(セルフレジを)。」

と言いだし、女性が、

「 今日はお母さんがやるから。」

と言うと、

「 っっざけんじゃねーぞ、ババァ!」

と絶叫。
小さな子供の突然の暴言に時間が止まった。

「 黙ってやらせりゃいいんだ、ババァ!」

と、母親を

“ バッチーん!”

と殴る少年。
更に周囲が固まる。
 私は、

「 え?
ナニコレ?
この年で家庭内暴力?
それとも男の子ってこんなもん?」

とプチパニック。
更に、

「 死ね!死ね!」

とカートに乗ったまま母親を蹴りまくる少年。
 でも母親は、

「 蹴ったら痛いよ。」
「 卵割れちゃうでしょ。」

とか言うだけ。
 その騒ぎに横を通った子供が立ち止まったんだが、その子が手に子供が好きそうな食玩を持っていた。
それを見た暴力男児は、

「 あれもってこい!」

と母親に命令。

「 買わないよ。」

と母親が言うと、卵を手にとって床にグシャ!

「 こんなくっだらねーもん買う金あるんだろがあああ!」

と絶叫絶叫。
語尾が全部絶叫。

「 卵がなかったらオムライス作れないよ。」
「 うっせええええええ!」
「 ババアのメシくっせーんだよ!いらねええ!」
「 殺すぞババア!生きたまま燃やすぞ!」

そこらの不良も真っ青の暴言の数々を吐く少年だった。
それに、全く意に介さない母親。
卵は、そのまま。
 異常な空間に耐えきれず、さっさとレジを済ましたが、振り向くと従業員さんがモップで床を拭いており、母親が頭を下げていた。
その間もカートから降りた少年は母親を蹴っ飛ばしていた。











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