Nikkor F4トリオは登場する、らしい

  郷秋<Gauche>は3月月16日にNikkor F4トリオは登場するのかと題する小文を書いた。詳しくは3月月16日掲載の記事をご覧いただきたいが、簡単におさらいするとこんな話しである。

 まず、Nikkor(ニッコール)はニコン社製一眼レフカメラ用の交換レンズのブランド名である。その60本を越えるラインナップの中でも、少々大げさに云えば、畏怖の念を込めて「大三元」(郷秋<Gauche>が好む呼び名ではないが)と呼ばれる3本のレンズがある。焦点距離14mmから200mmまでを、ズームレンズとしては異例に明るいF2.8の3本のレンズでカバーするものであるが、明るく高性能であることと引き換えに大きく重たくかつ高価である。これを、ひと絞り暗いF4にすれば、小型軽量かつ廉価な3本になるのではないかと云う内容である。

 この件の記事では郷秋<Gauche>の勝手な想像だけではなく、CP+2010のニコンブースで社員に聞いた話として、確かに「小三元」あるいは「大三元ジュニア」と呼ばれるべき3本を望む声はあるが、16-35mm G ED VRは、大きさ・重量・価格のバランスを考えて設計したところ、たまたまF4になっただけであり「大三元ジュニア」あるいは「F4トリオ」を意識して設計したものではないとの情報も紹介した。

 しかし、ここに来てNikon Rumorsに、現行の24-120mm F3.5-5.6が24-105mm F4となり、新規に70-200mm F4が2010年中に登場するのではないかとの情報が掲載された。ニコンがいかに否定しようとも、F4の24-105、70-200がキヤノンにあってニコンにない現状を考えれば、いつまでもないままでは行かないレンズなのである。

 特に24-120mm F3.5-5.6の後継レンズは、まもなく登場するであろうD700の後継機(D900となるものと思われる)の標準ズームレンズとして、旧態化した24-120mm F3.5-5.6に取って変わるものとして何としても必要なものだし、70-200mm F4もIIに進化すると同時に一層高価格となった70-200mm F2.8の低価格版(同時に小型軽量で可搬性に優れる)として必要不可欠である。

 まっ、この手の噂は、当たり前の話だが当たることもあれば外れるもある。今年1月から2月にかけてはD900の噂ですっかり楽しませていただいたが、結局登場しないまま4月も残り一週間の今日に至っている。しかし、来年まで出ないということはないわけなので、郷秋<Gauche>はここで大胆不敵にも、「D900と24-120mm F3.5-5.6の後継レンズは夏のボーナス商戦に間に合うタイミングで登場する」と宣言しておくことにする。根拠は、これまでのモデルチェンジスパンと、ほとんど(実はまったく)根拠にならない「早く出て欲しい。使いたい」と云う郷秋<Gauche>の願望のみである(^^;。


 今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないすかつらの森の雑木林を見上げた図。毎年晩秋から初冬にかけて、冬枯れてゆく図をご覧頂いているが、今日の一枚はその逆パターン。昨日撮影した、萌えてゆく雑木林である。一週間後にはきっと空が見えない程に葉が生い茂っていることだろう。
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