唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
AF-S Nikkor 50mm f/1.8G 登場の謎
正式発表後にオープンになるはずのであったAF-S 50mm f/1.8GのWebPageがNikon USAからリークしたのは(あるいは意図的な、一種のティーザー広告なのかも知れないが)10日程前の事であったかと思うが、dpreviewでは既成の事実でもあるかのように、堂々とその全容が紹介されている(see here)。
広角から準望遠にf/1.4と云う明るい単焦点レンズを展開中のニコンだから、50mmでは更に明るいf/1.2あるいはf/0.95等を登場させるのならばわかるが、なぜ今、FXフォーマットの50mm f/1.8が必要なのか、郷秋<Gauche>にはまったく理解できない。
ニコンには既にAF-S Nikkor 50mm f/1.4Gがある。実売価格は40,000円程度。そこにf/1.8の登場だが、価格はAF-S DX 35mm f/1.8Gと同程度の25,000円くらいかと思われるが(距離指標窓が付くので若干高くなるか)、FXフォーマット対応のレンズだから装着するボディは実売価格180,000円程度のD700が相当となるが、この価格のボディにはAF-S Nikkor 50mm f/1.4Gの方がお似合いだろう。D700のユーザーが予算の関係でf/1.4を選ぶとは思えない。
ならばAF-S 50mm f/1.8Gはいったい誰が買うのか、と云うより誰に買って欲しいのか、ニコン。
AF-S 50mm f/1.8Gは、価格的にはFXフォーマット(フルサイズ)のD700やD3ではなく、D7000以下のDXフォーマット(APS-C)機がより相応しいレンズだと思うのだが、DXフォーマットのボディに装着すると焦点距離75mmと中望遠にはちょっと短いし、標準レンズにしては長すぎる、何とも中途半端な焦点距離(画角)のレンズとなってしまうし、初めからイメージサークルの小さいDXフォーマット専用に設計すれば更に小型軽量化が可能なはずである。
そんなこんなを考えるとAF-S 50mm f/1.8Gがますます中途半端な「謎レンズ」に思えてならない郷秋<Gauche>であるのだが、ひょっとして25,000円程度の単焦点レンズが標準レンズに相応しいFXフォーマットのボディ、D7000のFX版のようなものが同時に登場するとでも云うのだろうか。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、ハナミズキ。日本に入ってきたのは1915年と意外と新しい。なんでも1912年にワシントンDCに染井吉野を贈った返礼として日本にやって来たとのとこ。アメリカにある桜の木よりも日本にあるハナミズキの方がはるかに多いのではないかと思われるほど街路樹や公園の植栽、庭木としてごく普通に見かける。横濱辺りではこれから盛りを迎える。
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