風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

天才リターンズ

2009年09月30日 23時59分59秒 | 風竿日記

天才というものはごくごくごく稀に存在するものである。

モノの本に拠ればその存在確率は おそらく200万人に一人

その天才がこの武雄市の近くにかって存在し、餃子会館のもしもしラーメンを食べ、桜山を散歩して、佐賀県立武雄高等学校に通っていたと定義したときに、それはとても俄かにスポットライトが一斉に点灯した状態となるんである。

しつこいようだが、笹井宏之氏がそのご本人

短すぎる彼の生涯を思うときに、諸行無常の哀しさを思わされる。

ところが必ずつりあいがとれているのも 人生でもある。

彼の遺した珠玉の短歌は、これから世の中の、「心ある多くの人々」に愛され続けていくであろう。

その中で彼・笹井宏之はキリストのように復活劇を果たし、永遠の生命を得る。

彼の復活を信じて、心ある人皆で彼の短歌を唱えようではないか・・・・。

そのためには、彼の足跡から武雄に関するものを鑑識警察官みたいに探しださねばなるまい。

 

 

笹井宏之さんの短歌

拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません

上空のコンビニエンスストアから木の葉のように降ってくる遺書

集めてはしかたないねとつぶやいて燃やす林間学校だより

それは世界中のデッキチェアがたたまれてしまうほどのあかるさでした

鞄からこぼれては咲いてゆくものに枯れないおまじないを今日も

掘り下げてゆけばあなたは水脈で私の庭へつながっていた

清いものになりたいといういっしんでピアニカを吹き野菜を食べる

てのひらの浅いくぼみでひと休みしているとてもやさしいたにし

借りもののからだのことを打ち明けてあなたはついに氷上の星

だるまさんがころんだあとの世界へとむかいましょう ぼろぼろのタイヤで

  

彼の詩のような短歌と音楽表現は一流のもの、多分絵も素晴らしい筈である。是非一度観てみたいものである。

 「あなたの歌に励まされ~歌人・筒井宏之 こころの交流~」
アンコール 10/3(土) 8:00~8:43 (BShi 全国) 是非観て下さい。彼が短い生涯をどう丁寧に生きたのかがうまく表現してある番組です。

誰か器械音痴の私のためにDVDに録画してくれる奇特なお方がいらっしゃいませんか・・・・。