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恩田陸 『蜜蜂と遠雷 上・下』

2019年08月27日 | 読書

恩田陸 『蜜蜂と遠雷 上・下』



☆あらすじ☆ 

上巻

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。
自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。
かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。
楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。
完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。
天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。
その火蓋が切られた。

下巻

2次予選での課題曲「春と修羅」。
この現代 曲をどう弾くかが3次予選に進めるか否かの 分かれ道だった。
マサルの演奏は素晴らしか った。が、明石は自分の「春と修羅」に自信 を持ち、勝算を感じていた……。
12人が残る 3次(リサイタル形式)、6人しか選ばれない 本選(オーケストラとの協奏曲)に勝ち進む のは誰か。
そして優勝を手にするのは――。


面白かった!
ピアノコンクールが舞台のお話。
長いお話だけれども、ピアノや音楽、コンクールに詳しくなくても、
ぐいぐい引きこまれました。
音楽を文章で読ませる表現力がすごいです。

そして、解説も興味深く読みました。

映画化されるようです。
どう表現されるか気になりますが、ピアノは聞きたいかなぁ。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハチミツ (tabinosoradayo)
2019-08-27 22:48:24
本屋大賞は大体読むのですが、この本屋大賞は、直木賞や芥川賞に対抗して、本屋さんが売りたい大賞だったのに、
この『蜜蜂と遠雷』は直木賞・本屋大賞のダブル受賞で、何でじゃー!!と思ったのですが、
読んでみると本当に面白かったです。
お父さんも絶賛で、久しぶりに見解の一致でした。
Unknown (にゃんぱす)
2019-08-29 00:03:26
恩田陸さんですね!
通勤のお供で明日から読むのが「ドミノ」なのでタイムリー、読んだことあるのは「夜のピクニック」で、こちらは直木賞受賞作と勘違いしてましたが本屋大賞でした。(「蜂蜜と遠雷」で2回目の受賞なんですね)

またまた、あらすじからの連想
ピアノコンクールを舞台にした話
マンガですが一色まこと(陸さんと同じく女性です)
作、「ピアノの森」 を、想い出しました。
主人公の少年(野生児)がショパンコンクールに出場するまでの長編で、アニメ映画にもなり今年の初めにはNHKでアニメ放送されました。

「蜂蜜と遠雷」文庫本出てるんですね、映画も秋に公開とは興味がわきました。
tabinosoradayoさん (freedombear)
2019-08-31 22:55:07
賞を総ナメするほど
面白い作品、ということですよねー
にゃんぱすさん (freedombear)
2019-08-31 22:57:37
「ドミノ」は読みましたが、全く内容を覚えていません…
「夜のピクニック」は良かったのを覚えています~

「ピアノの森」はタイトルのみ知っています。
面白そう!

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