恩田陸 『蜜蜂と遠雷 上・下』
☆あらすじ☆
上巻
近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。
自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。
かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。
楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。
完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。
天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。
その火蓋が切られた。
下巻
2次予選での課題曲「春と修羅」。
この現代 曲をどう弾くかが3次予選に進めるか否かの 分かれ道だった。
マサルの演奏は素晴らしか った。が、明石は自分の「春と修羅」に自信 を持ち、勝算を感じていた……。
12人が残る 3次(リサイタル形式)、6人しか選ばれない 本選(オーケストラとの協奏曲)に勝ち進む のは誰か。
そして優勝を手にするのは――。
面白かった!
ピアノコンクールが舞台のお話。
長いお話だけれども、ピアノや音楽、コンクールに詳しくなくても、
ぐいぐい引きこまれました。
音楽を文章で読ませる表現力がすごいです。
そして、解説も興味深く読みました。
映画化されるようです。
どう表現されるか気になりますが、ピアノは聞きたいかなぁ。
この『蜜蜂と遠雷』は直木賞・本屋大賞のダブル受賞で、何でじゃー!!と思ったのですが、
読んでみると本当に面白かったです。
お父さんも絶賛で、久しぶりに見解の一致でした。
通勤のお供で明日から読むのが「ドミノ」なのでタイムリー、読んだことあるのは「夜のピクニック」で、こちらは直木賞受賞作と勘違いしてましたが本屋大賞でした。(「蜂蜜と遠雷」で2回目の受賞なんですね)
またまた、あらすじからの連想
ピアノコンクールを舞台にした話
マンガですが一色まこと(陸さんと同じく女性です)
作、「ピアノの森」 を、想い出しました。
主人公の少年(野生児)がショパンコンクールに出場するまでの長編で、アニメ映画にもなり今年の初めにはNHKでアニメ放送されました。
「蜂蜜と遠雷」文庫本出てるんですね、映画も秋に公開とは興味がわきました。
面白い作品、ということですよねー
「夜のピクニック」は良かったのを覚えています~
「ピアノの森」はタイトルのみ知っています。
面白そう!