自由に気まま生活

自由に気ままな生活を送るのが目標

J・ウェブスター 『あしながおじさん』

2014年04月29日 | 読書

J・ウェブスター 『あしながおじさん』



孤児院育ちのジルーシャ(ジュディ)に、大学を入れてくれるという紳士「あしながおじさん」が現れた。
条件は、あしながおじさんに毎日の生活のこと等の手紙を書くこと。
ジュディがあしながおじさんに書き送った大学生活の手紙が綴られたお話。

とても有名なお話。
昔、アニメでも見てました。

以前読んだ北村薫さんのベッキーさんシリーズの中で、この「あしながおじさん」が出てきていて、
内容は知っているけれど、原作は読んだことがないな、と思い、ちゃんと読んでみることにしました。
でも、かなり長い間放っていた一冊。
NHK朝ドラ「花子とアン」を観ていて、花岡花子さん翻訳の「赤毛のアン」を読んだなぁと思い、
その流れでこの「あしながおじさん」のことを思いだしました。

あしながおじさんからは絶対に返信がないので(ジュディからは催促している)
一方通行の手紙なのだけれども、作家希望なだけあって、とてもユニーク。
私はあしながおじさんの正体を知っているので、おじさんの行動にぷっと笑えるのだけれど、
正体を知らない人は、もしや??と思いながら、読める物語です。

「続あしながおじさん」もあるようで、読んでみます。

久々に「赤毛のアン」も読みたくなりました。

GW!

2014年04月27日 | 日々

GWが始まりました~

といっても、明日は仕事だし(明後日はお休みですが)、
次の週末になったら、GWって感じがするかも・・・

でも、妙に疲れていたので、休みはありがたい

それにしても、日中ってこんなにも暑いのですねー
昨日も今日も暑かった!
平日は室内ばかりにいて、外に出るのは、朝と夕方ぐらいなので、
日中の暑さに気づかなかった!

ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」始まりました。
どうしても、「半沢直樹」と比べてしまう…
かなり出演者がかぶっていました。
悪者だった人が、良い人?になってたり。

原作と比べて、キャラが違うのが驚きました。
特に主人公の細川社長。
強いな!
野球部の監督も、なんか軽いよーな。

キャラの違いは演出の一つなので、いいのですが、
どうドラマが描かれていくのか、見てみようかな~

池井戸潤 『不祥事』

2014年04月22日 | 読書

池井戸潤 『不祥事』



花咲舞は、東京第一銀行事務部事務管理グループに所属。
上司の相馬と事務処理に問題がある支店を指導するという業務に携わっている。
二人は前に所属していた支店でも、一緒に働いており、
相馬からは上司を上司とも思わない女子行員と思われていて、「狂咲(くるいざき)」と呼ばれている。
相馬は怖いもの知らずの舞を持て余し気味。

二人がそれぞれの支店を訪れて、問題を解決していく短編連作。
読みやすく、短編でも微妙に繋がっていて、それが良い。

これも痛快で面白かったです。
何より、花咲舞の強烈キャラがいい味だしています。
後、観察力が優れていており、物事をよーく見ています。
勘が冴えているのが、すごい。
相馬はヒヤヒヤもので、大変そうですが。

杏さんのドラマを見ようと思っていたのですが、
すっかり忘れていました…
次から見てみようかなぁ。

森沢明夫 『虹の岬の喫茶店』

2014年04月19日 | 読書

森沢明夫 『虹の岬の喫茶店』



小さな岬の先端にある、喫茶店の岬カフェが舞台。
店主は初老の女性の悦子さん。
とびっきり美味しいコーヒーと、お客さんに合わせた音楽を提供してくれるのが、ウリ。

お客さんたちは、岬カフェで癒されたり、決心したりして帰っていく様が描かれていて、
短編連作になっています。

それぞれ、どれもいいお話で、心にしみる物語でした。
店主の悦子さんの自然体の姿が、なごみます。
じわじわっと、静かに感動する作品でした。

美味しいコーヒーが飲みたくなるような作品でもあります。
といっても、私はあまりコーヒーは飲まないのですが…

実際、モデルとなった喫茶店が、房総半島にあるそうです。
行ってみたいけど、遠いな!

初森沢明夫さんでした。
映画化された「あなたへ」の原作者だったんですね。
「あなたへ」も読んでみようかな~

原田マハ 『本日は、お日柄もよく』

2014年04月16日 | 読書

原田マハ 『本日は、お日柄もよく』



幼なじみの厚志に失恋したこと葉は、彼の結婚披露宴で感動的なスピーチをした人物と出会う。
彼女、久遠久美は「言葉のプロフェッショナル」スピーチライターだった。
平凡なOLをしていたこと葉は、彼女との出会いによって、大きく成長していくお話。

色んなスピーチが出てきます。
すごく感動できるスピーチが色々と出てきて、泣けるのもありました。

私たちに身近なのは、結婚式のスピーチでしょうか。
私は運よく?スピーチはしたことがありませんが、可能ならば、避けたいものです~
うまくスピーチが出来る自信はそれでもないけれども、とっても参考になると思います。

後、言葉の持つ力、言葉の魅力を実感させられます。
言葉を大切にしていきたいものです。

先ず、話上手より、聞き上手を目指すことかな。

チューリップ~

2014年04月13日 | 日々

今年の桜は雨が降らなかったこともあり、長持ちしていましたが、
そろそろ散りつつあります。

これもウォーキングコースの一つ。
先日録りました。



次はチューリップです~
ちょっとお出かけしました。



本来の予定では、もう少し後の開園だったそうですが、
開花が早まって、急きょ訪れた日にオープンしたそうです。



朝晩は結構寒いですが、日中は暖かいですよねー
何を着たらいいのか、難しいです…



オープンしたばかりなので、未だ咲いていないチューリップもありました。
GWまで予定しているようですが、それまでに終わってしまうかもしれませんね。



チューリップ園の近くで、おいしいランチを頂きました。



可愛いお花と美味しい食事を堪能~




三浦しをん 『星間商事株式会社社史編纂室』

2014年04月11日 | 読書

三浦しをん 『星間商事株式会社社史編纂室』



主人公、川田幸代は星間商事株式会社社史編纂室に勤めている。
室長は誰も見たことがなく幽霊部長。
本間課長はいつも遅刻。
先輩の矢田は何をしているのか分からない。
そして、いつも元気な後輩のみっこちゃん。
皆、なんらかの理由で社史編纂室に飛ばされた面々。

幸代は趣味の同人誌製作が出来たら良いので、細々と社史の仕事をしていたのだが、
会社の過去に何か秘密があることに気づき、
この秘密の出来事を残そうと奮闘する。

社史編纂室のメンバーは、個性的なキャラでした。
決して仕事が出来ないわけではなく、やるとなったら、力を発揮する人たちが描かれています。

三浦しをんさんが描くキャラ達は、いつも面白くて好きだなぁ。

池井戸潤 『ルーズヴェルト・ゲーム』

2014年04月08日 | 読書

池井戸潤 『ルーズヴェルト・ゲーム』



業績が思わしくない青島製作所。
銀行からの融資を取り付ける条件として、従業員の整理をしなければならない。

そして、青島製作所にはかつて強かった、今は弱小の野球部が存在する。
従業員を解雇しなければならない今、野球部の廃部の意見が役員の間から出てきている。

弱小社会人野球部が舞台のお話。
どうにか野球部を存続させようと戦う、野球部の部長。
青島製作所を守ろうと奮闘する、社長。
二つの存続危機の話が描かれています。

やっぱり、正義は勝つというか(そうじゃないと困るのですが…)、先が読めるような展開。
それでも、先が気になって、一気に読みでした。
爽快で、面白かったです。

実際、廃部になった企業スポーツってありましたよね。
読んでいると、そのことを思い出しました。

これもドラマ化されるそうです。
もうすぐなのかな?
半沢直樹ぐらい人気が出るのでしょうか~~

春の京都 3

2014年04月07日 | 国内おでかけ

仁和寺の後、妙心寺へ。
徒歩10分ぐらい。


妙心寺
臨済宗妙心寺派の大本山。

北総門から入ります。



ここもまた、広い!



普通の道?
法堂に行きたいので、ひたすら歩きます。



見たかったのが、法堂の天井に描かれている雲龍図。
狩野探幽作で、八方にらみの龍が描かれていて、
見る位置や角度によって、龍の動きや表情が変化するように見えるのです。

圧巻の龍が見られます。
おすすめです。

手前が仏殿、奥の建物が、法堂。




もう一つ、退蔵院の見学も。



美しい庭園があり、枯山水庭園を楽しめます。



まだ咲いていない、しだれ桜。



元信の庭
狩野元信が作庭した枯山水庭園



人が少なく、穏やかなひとときを堪能。

ただ、大阪に移動しないいけないので、足早になってしまったのが、残念!
また、ゆっくりと訪れたいです。


そうそう、ランチは北野天満宮の近くのカフェで頂きました。
ヘルシーなおばんざいセット。



ボリュームたっぷりでした~

後、晴明神社で買った、あぶらとり紙とガラスドーム?



あぶらとり紙は、よーじやさんのです。
縁起が良さそうなあぶらとり紙ですね。

ガラスドームはなんか買ってしまった…
力が貯まりそう??
よく分からないけれど…

春の京都 2

2014年04月06日 | 国内おでかけ

大報恩寺の次は、徒歩で平野神社へ。



ここは、前もって桜チェックしていました~



終わっていましたが、境内ではコンサートが催されていたようです。




宴会をしている花見客もたくさん見かけました。



50種類ほどの桜が咲く名所。
神紋も桜です。
桜の種類が多いので、長く桜を楽しめるようです。


次は、仁和寺。
バスの一日券(500円)を持っていたので、バスで移動する予定でしたが、
バス停が何故か見つからない。

ちょうど、嵐電の北野白梅町駅があったので、電車移動にしました。

結局、これ以上バスに乗らず、バスの一日券の元が取れなかった…
3回乗れば、元が取れます。

御室仁和寺駅で下車。
嵐電の電車は、レトロで可愛らしかったです。
写真撮れば良かった!



徒歩数分で仁和寺に到着。

仁和寺
888年創建。
真言宗御室派の総本山。
世界遺産に登録されています。

仁王門



仁王門を抜けます。
広い!
奥に見えるのが、中門。
その向こうに金堂があります。



御殿を拝観します。
美しい庭を望めます。



五重塔も望めるお庭。



華道御室流の家元でもあります。




中門をくぐると、左手には御室桜。
他の種類の桜よりも開花が遅いらしく、確かに開花にはまだまだなのが分かります。



右手には五重塔。



そして、金堂。
京都御所の紫宸殿を移築して、本堂となりました。




つづく

桜を見ながらのウォーキング

2014年04月05日 | 日々

桜が満開になりつつあります。

雨が降ると聞いていたので、花見は無理かなぁと思っていたのですが、
夕方ぐらいから降りそうだと聞き、
ウォーキングをしながら、桜を見てきました。

最近さぼりがちなウォーキング。
いい景色を見れるとなると、ヤル気になれます。



いつも見る風景も、桜があると、違った感じに見えるのが不思議です。



ここは桜のアーチとなっています。



1時間以上歩いて、家に着く直前に雨が降り始めました。



もうちょっと桜を楽しめたらいいのですが。

それにしても、寒かったです。
花見客は厚着が必須ですね。

春の京都

2014年04月04日 | 国内おでかけ

先週末、京都へ行ってきました。

夜は大阪にある友人のお店に伺うことになっていて、
JRの乗り放題切符を持っていたこともあり、
日中は京都まで足を伸ばしてきました。

一人だったので、普段訪れたことない寺社を訪れました。
すべて、初訪問です。

晴明神社



ご祭神は、平安時代の陰陽師の安倍晴明。
天文陰陽博士として活躍されていました。
夢枕獏さんの「陰陽師」を読んでから、いつか訪れたいと思っていました。



安倍晴明の屋敷跡。
亡くなった後、1007年に創建。

神紋の五芒星
天地五行(木・火・土・金・水)を象徴。
万物の除災清浄を表しています。



旧一条戻橋
近くに本物があり、これは再現したもの。
式神を封じた場所と言われています。
ちょうど左手に式神がいます。



厄除桃
桃は厄除けの果物で、撫でてきました。



晴明井
立春に恵方を指す方向に回転させています。




バスで移動


北野天満宮

学問の神様である菅原道真公を祀った神社。

大きな鳥居に出迎えられます。
ここから本堂まで結構歩きます。



楼門



左手にあるのが、梅苑
閉められていて、中に入ることは出来ませんが、少し梅が残っていました。



楼門をくぐると、次は中門(三光門)



人が並んでいるな??と思いながら、近づくと、本殿参拝の行列でした。
中門を通って、本殿に到着。

本殿
現在の本殿は、豊臣秀頼が造営したもの。



かなり並んでいたので、私は横から参拝しました。


次は徒歩で

大報恩時(だいほうおんじ)
千本釈迦堂で知られています。

ガイドブックに「ゆっくりと向き合いたいステキな仏像」と紹介されていて、行ってみました。



思いかけず、桜と出会えました~

正面の建物が、本堂。



ここでは、桜はノーチェックだったので、より嬉しかったです。

本堂の中から



京都にしては、人が少なく、ゆったりと桜を堪能できます。



一番の目的は仏像ですが、六観音像を見ることが出来ました。
六体が揃っているのは、珍しいそうです。
ガイドブックには美男子仏像と載っていました。

後、豊臣秀吉と徳川家康の直筆の書簡も見れました。
何を書いてあったのか、さっぱり読めませんでした。

つづく

葉室麟 『蜩ノ記』

2014年04月03日 | 読書

葉室麟 『蜩ノ記』



刃傷沙汰を起こした檀野庄三郎は、切腹の代わりに幽閉中の戸田秋谷の元に監視役として送り込まれる。
秋谷はとある事件で、十年後の八月八日の切腹する日と期限を設けられ、それまで家譜編纂を完成させること命じられていた。

庄三郎は、秋谷と共に家譜編纂の任務を続け、秋谷自身やその家族らと触れ合っていき、
そして、秋谷の無実なのではないかと、思い始める。

直木賞受賞作で、すごくいいとも聞いていました。
けれど、あらすじを読んで、読むのを少々躊躇していました。
かなり、悲しい展開になるのでは??と予期してしまって。
でも、気になって、手に取りました。
読んで良かった!
結局どうなるのか?と思いながら、読み続けた作品。

命の期限を設けられた秋谷の生き様。
思うところはいろいろとあります。
時代小説は色々と読んでいますが、正直武士の世界というのは、理不尽なこととかがあって、
なかなか共感は出来ないこともあります。
でも、惹きつけられるところがあるんですねぇ。

今年の秋、映画化されるそうです。
秋谷が、役所広司さんで、庄三郎が、岡田准一クン。
最近、岡田クンの武士姿をよく見ますね~

辻村深月 『サクラ咲く』

2014年04月01日 | 読書

辻村深月 『サクラ咲く』



「約束の場所、約束の時間」「サクラ咲く」「世界で一番美しい宝石」の3作の短編集。

今の季節にピッタリなタイトルですね。

「約束の場所」は、中学生が主人公で、タイムスリップを扱った物語で、
転校生の悠と朋彦の友情が描かれています。

表題作の「サクラ咲く」は、中学生のマチが中学校の図書館の本の中に見つけた一枚の便箋。
そこには『サクラチル』という文字が書かれていた。
やがて、この相手と本を通じて奇妙な文通が始まる。

「世界で一番美しい宝石」は、映画同好会の一平が他の二人の部員と映画を作ることなり、
一人の主演女優として先輩にお願いするのだが、ある条件を出される。

すべて、中学生と高校生が主人公のお話。
やっぱり、辻村さんの学生ものは、流石です。
3作の内、2作は進研ゼミの中学講座で掲載されてたそうです。
「サクラ咲く」では、自分に自信のない女の子が主人公で、共感できる部分も多々あるのでは?
と思いました。
中学生にも、楽しく読んでもらいたいなぁ~
大人でも、十分に楽しめます。

素敵な良い青春作品でした。